みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.《ネタバレ》 事故を起こした自分を責めて、死なせたのが自分とは無関係の人たちだと思いたいと願いつつも、自分は許されたい、申し訳なかったと思っているんだ、ということもわかって欲しい。 もしも家族を自分の運転で死なせてしまったら、こんなふうに考えるかもしれないなと思わせる。 よく練れた脚本で、ラストシーンで合点がいったので我慢して見て良かったかな。 ナオミ・ワッツは包容力のある女性の役が似合うし、ライアン・ゴズリングは、繊細な役が似合う。 でも、一般受けはしないよね、この映画。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-04-29 10:27:34) 4.作り手の熱意だけが熱く空回っているなぁ。でもこの雰囲気作りは嫌いじゃないです。映像の懲り方なんかもこの手の映画としてはうるさすぎず、ほどよくスタイリッシュでやり過ぎ感も感じませんでした。NYを舞台にしているのにあまりNYらしくないのは主人公がユアン・マクレガーだからなんでしょうけど、同じ街でもマクレーン刑事がドタバタ駆け回っているのとはずいぶん感じが違いますね。やはり特筆すべきは映像の作り込み方。インテリアや登場人物のファッションにも徹底的なこだわりが見えて好きな人には楽しめる映像ではないかと思います。特にナオミ・ワッツの衣装は最初から最後まで素晴らしいものばかりでした。地下鉄やNYの夜景など、雰囲気一発で乗れる人にはお勧め出来ると思います。ストーリーはツッコミどころ満載ですが、こういう映画はあまり細かいことは考えずに環境ビデオだと思って楽しむのがコツではないでしょうか。個人的には「ドニー・ダーコ」や「ガタカ」のテンションが楽しめる方に是非お勧めしたいです。何度も見たいかと言われると、うーんそれほどでも、というしかありませんが。ジャニーン・ギャロファロが出ているというので借りて見たんですけど、あんまり出番が無い上に暗い役だったので(映画自体あんまり明るくはないですが)、ファンとしてはちょっと期待はずれかな。主人公がジュード・ロウだったらあと2点ぐらいあげたかったですね。 【anemone】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-05 02:51:53) 3.《ネタバレ》 確かによくある「妄想系サスペンス」の亜流ではあるけど、その手の作品の中では比較的良作。 他の方のレビューにもあるが「ジェイコブスラダー」や「シックスセンス」と同じく、死に逝く者の見る、今わの際の脳内世界を映像化。 中盤までのダラダラ感や「人称の視点」が本人以外の人物に移る点など、突っ込み所やマイナス点も多々あるが、それさえ我慢すればラストまでは一気に見せてくれる。 特に「ひとつの死によって、また新たな出会いが生まれていく」というラストは運命の連鎖という皮肉や悲哀を描きつつも、同時に希望へと繋がる終わり方で秀逸。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-22 16:23:03) 2.《ネタバレ》 二番煎じ。パクリ屋。という向きもありましょう。 実をいうと私は指輪のところから中盤まで「アイデンティティー」のパクリかと思いながら見ていたのです。なので各種の釣り餌(雹とか盲目の父とかその他いろいろ)には「さもありなん」となんの迷いも感じなかったのだが。 例によって ネタバレしますので見てない方はお読みにならぬよう。 この作品において作り手が目指したのはたぶん「いまわの際の視覚化」と「臨場感」のようなものでしょう。なぜそう思うかというと、私にしてはめずらしくエンドロールを最後まで見てしまったからです。上空から撮ったまるではっきりせぬ映像、そこにこれまたよくわからぬ人物などがごちゃごちゃ急に出てきたり。これは明らかに魂の「視覚」(そんなものあるのか)というつもりでしょう。 ラストのご臨終場面に重きを置いたところも「ジェイコブ」とは全然違うし、死の間際の「臨場感」を目的としたということでしょう。そういう意味では、丹波哲郎と方向性は似ていると思う。 それと、この「STAY」は「執着」と訳すのが正しいように思う。2回目に見ると冒頭の高速道路からユアン・マクレガーに乗り移るようにシフトしているから、最初からネタばらししていたことになるのだが、(もちろん最初に見たときは?くらいにしか思わない)ヘンリーがサムとなってえんえん見せるワケのわからない自殺騒ぎ、これによるヘンリーの生への執着の「臨場感」も描きたかったのでしょう。 映画として「ジェイコブ」とどちらが面白いかといったらもう、監督さんの才能と力量が横綱と幕下くらいに差があると言わざるを得ない。 そういうことなのだが、エンドロールを見ながら妙にしみじみとした気持ちになるこの作品。いったいユアンのズボンの異常な短さになんの意味があったのか(普通に歩いて靴下が見える。座るとスネまる出し)。あとナオミ・ワッツにはダメ出ししたい。何に出ていてもナオミ・ワッツでしかないその大根ぶり(女トラボルタか?)。 結論は「ジェイコブ」の後に「ジェイコブ」なし。(丹波哲郎でお願いします。) 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-09 12:18:00)(良:1票) 1.《ネタバレ》 一番乗り?「チョコレート」「ネバーランド」の監督の作品なのに、ユアン・マクレガー&ナオミ・ワッツ出演なのに、そんなにマイナー作品?正直言って、難解な作品ではあった。印象としては、デイビッド・リンチ作品からドロドロした部分を排除しスタイリッシュにした感じ、リンチほどの深みはないが。映像は非常に凝っている、特にシーンがチェンジする際の描写方法はおもしろい。私なりにこの作品を解釈すれば、ヘンリーが事故を起こし死ぬまでの短い時間に、事故を起こした謝罪の念を抱きながら、頭の中に描いた幻想なのであろう。幻想の中の登場人物は、事故現場に偶然にも居合わせた人々であり、主要人物には自分自身も投影している。頭の中で死を認識する(罪を悔いて自害する)準備をしたという点では、「記憶の扉」や「ジェイコブス・ラダー」「シックス・センス」「アザーズ」に通じるいわゆる「夢オチ」とも言える。しかし、ラストシーンで、マクレガーがワッツをコーヒーに誘うが、死を目前にしたヘンリーの幻想が現場に居合わせた人々に影響を与えているということなのか?難しい。指輪や絵や風船といった小物を伏線として巧みに使い、確かに難解ではあるが、「こだわり」を感じさせる作品であった。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-04 02:50:44)(良:2票)
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