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【クチコミ・感想(6点検索)】
2.“いそぎんちゃく”“くらげ”とくれば大映の軟体海棲生物シリーズ(なんちゅうネーミングでしょう)で一花咲かせた渥美マリです。このタイトルを見て「この映画は良い子が観ちゃいけないんだ」と子供心にも速攻で理解できる淫靡なネーミングでしたね。でもこの“いそぎんちゃく”はあくまで“礒の巾着(財布)”であって、渥美マリは肉体を駆使してひたすらカネをため込む女のお話しなんですね。まあ一種のピカレスク・ロマンみたいなもんですが、ここまで徹底してカネに執着する彼女の姿勢は、えげつなさを超越してカッコ良いと言えるところにまで昇華しています。演技力に欠ける彼女に無表情な芝居で全篇通させた演出は良い感じでした。通俗的なストーリーながらも淡々とした語り口の撮り方が好印象を与えてくれたので、プラス一点です。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-09 21:56:56)(良:1票)
1.《ネタバレ》 カラーのポスターの印象が強かったけど、白黒映画だったんだ。白黒だと最初のクリーニング屋なんか70年代直前とは思えない昔の風景に見え、それとも高度成長期と言っても木場のあたりはまだこんな感じだったのか。この映画ではミ♯レ♯レミという音楽が流れると、男はムラムラッとして渥美マリに悪さをするキマリになっていて、それを見つけた亭主の妻が「あたし、出ていく、いいのっ!」って怒ると、亭主が「すまん、いいよ」って言うのがおかしかった。そしてとにかく男を渡り歩いていくの。大辻伺郎はもちろん、加藤嘉や牟田悌三ですら、ミ♯レ♯レミが流れ出すと、ムラムラッとする。強調されているのは渥美マリの食欲で、ラーメンをズズズーッとすするわ、別れるときもモリモリ食って「ご馳走さまでした」と去っていくわ、眼をギラギラさせてる老人の接待の料理屋でもパクパクするわ、と色気より色気以前の動物的食い気を強調、男に対してはただただ不貞腐れている。思えば渥美マリとは、60年代の今村昌平の春川ますみの食欲から、70年代の神代辰巳の伊佐山ひろ子の不貞腐れへとつないだ存在のようである。田舎の貧困や世間への怨みがモチーフとしてあるが、とりあえず掲げたという感じで、60年代末ではあまり説得力がなかったのではないか。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-02 12:15:44)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 25.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 50.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 25.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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