みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.《ネタバレ》 全身整形のモデル・りりこを介して、女性がもっと美しく、そして美しくあり続けたいという想い、この映画はそれだけだと言っても過言ではないくらいそこに焦点をあてて表現していると感じました。 社長と出会うことで、トップモデルとなり夢を叶えるりりこ。でも常にその栄光から陥落する日がくることに怯えている。 美しさと地位を守るためならなんでもするし、他人をも巻き込み犯罪に手を染めるあたりでは頭のネジがとんでしまっている。 結局、最後までりりこには共感できる所はありませんでしたが、彼女の抱いている気持ちというのは誰にでもあるものだと思います。 りりこ本人が望んだ人生ではありますが、まわりの人間(特に社長)の冷酷さや整形医の利益至上主義っぷりが酷かった。 やっぱり人生は出会う人間次第だなぁと感じさせられました。 でも、他人から見たら良くも悪くも、りりこ自身にとっては最高の人たちに出会えたんじゃないでしょうか。 【タフネス】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-04-11 09:56:35) 4.正直沢尻エリカの裸を見たくて、そのシーンが冒頭にあると聞いてそのシーンだけ見るつもりだったが、意外に引き込まれ、結局最後まで見た。ここでの評価が結構低いのだが、そんなに悪い映画だとは思わない。確かに中だるみはあるが、沢尻エリカがはまり役で、映像も綺麗。裸目的だと、最初だけなので、がっかりすると思うが、純粋に映画を見ようと思えばそれなりに面白い映画だったと思う。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2014-10-16 14:03:06) 3.原作未読。思ったよりひどくない、というのが第一印象。ただ大森さんのクサいセリフは本当に何とかしてほしかった。これは大森さんが大根ということではない。彼にそれを言わせた脚本及び監督の責任である。あれを真面目に言わせているのだとしたら、もう真剣に観るには値しない。陳腐でクサいどうしようもないセリフだ。「タイガー・リリー」とか良くわからないし、「これ以上羽根を傷つける必要はない」とか「漆黒の闇」とか聞いてるだけでこちらが恥ずかしくなる。監督があれに恍惚とするのであれば、それは監督のセンスの限界である。また、平面的なシーンが多いのが気になった。映画なのだから、様々なシーンがあるかと思いきや、写真を中心としたいかにも2次元的なものばかり。これは「さくらん」から予想したことではあったが、いかんせん奥行きがない。映像の美しさ、沢尻エリカのハマり具合はその通りだと思うが、映画は映画であって二次元のレベルではない。美しさより見せなければならないものがあったのではないだろうか。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-07-23 02:14:56) 2.《ネタバレ》 岡崎京子の漫画が好きなので、どのような映画になるかと期待半分不安半分だったが、概ね原作には忠実に作られていたと思う。特にリリコ役の沢尻エリカは、彼女以外には考えられないほどの絶妙のキャスティング。予想以上の脱ぎっぷりの良さとセックスシーンの多さには驚いた(しかし、岡崎作品でセックスは重要なモチーフなので、これは外せないところ)。吉川こずえ役の水原希子も、沢尻との対比という意味では非常に効果的だった。ところが、男優陣が揃いも揃ってひどすぎる。窪塚と大森の気の抜けた演技は一体何だ?特に大森の役はかなり重要で、原作では「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官のような役回りなのに、神秘的な雰囲気がすっかり抜け落ちている。彼とリリコは精神的に感応し、夢の中で共鳴し合うのに、そのシーンを省いたのも疑問が残る。だが、原作でも衝撃的だったラストショットがきちんと撮られていたのは良かった。タイガーリリー(=沢尻エリカ)の冒険はまだまだ終わらないのだ。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-07-20 21:39:50) 1.《ネタバレ》 予想を上回る程でもなく、下回る程でもなく、予想通りの内容。 確かにショッキングな映像は多いが、ダイレクトにそれを捉えてはおらず、間接的に映像化しているので、そこまでキツくはない。 この内容で、直接至近距離で撮ったらR-18になってしまうだろうから、おそらく意図的だろう。 沢尻エリカが、撮影後に境界型人格障害(ボーダレス障害)になったとも言われるが、文字通り“体当たり”の演技をしている。 他に光ったのは、メイク役を演じた新井浩文と、マネジャー役を演じた寺島しのぶ。 沢尻エリカには失礼だが、主役を食うほどの演技力。 他にも、味のある出演陣が脇を固める。 沢尻エリカが演じた「りりこ」の役柄は、決して突飛とは言えない。 美を追究するあまり、整形手術地獄にハマった女性という設定は、むしろ容易なキャラ設定である。 誰もが予想する破綻への道筋。 それを2時間以上もかけて描くもんだから、全体的に間延びしている。 終わらせ方にも疑問符がつく。 破綻してアッサリおしまいの方が、かえってキレ味が増したようにも思う。 又、性描写が多すぎるというクドさも感じられる。 その一方で、極彩色で彩られた映像の数々は、蜷川実花監督の真骨頂を堪能できる。 重そうでいて意外と重過ぎもなく、大衆受けするイメージがする一方で性描写が多過ぎて、リアルな設定でありながらどこか在り得ない感じもして、「全体的にアンバランス」というのが個人的雑感。 そういう意味でも、ヘルタースケルター。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-07-18 22:49:12)
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