みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
16.ストーリーだけみれば特に複雑じゃないのに、実際に映画で観ると非常に雑然としていてわかりづらい映画。 なんでもカットされた30分を追加した版があり、そちらを観ると話がよくわかるそうなんですが、そもそもこれだけ単純な話なら2時間30分でも長すぎるでしょ。 いらない枝葉のような部分を整理して普通に撮ればいいだけなのに、監督の悪い部分が全開。 前作、マンオブスティールのときはもっとシンプルで普通だったと思うんですが、シリーズという事で悪い面が出ちゃったんでしょうか。 そもそもお祭り的娯楽作品のわりに基調が暗いんですよ。音楽でいえばマイナーコードで作られたような。 DCのこのシリーズ、このあとの各作品も微妙なのばかりで、ワーナーが力を入れてるシリーズのわりにイマイチなのがねぇ。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-28 00:24:47)(良:1票) 15.雰囲気もいいし、面白い設定だが、話が分かりにくい。 惜しい。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2019-10-05 10:30:29) 14.《ネタバレ》 そりゃあんだけ暴れりゃそうなりますよね! まぁなんだかんだ仕事してきたバッドマンにスーパーマンなる新参者がやってきた!気にくわねぇ!しかもあんな奴ほっといたら俺まで危ないのでは!と、妄想力たくましいブルース。なんだかんだやっちまった事が事だから微妙な立ち位置のクラーク。ガメラやシビルウォーな状態ですね。 そんなこんなで彼らの確執に音頭をとる奴まで現れてさぁ大変!さてこの二人いつ戦うのか!いつ戦うのか…戦うのか…長いな…。 そう、本作はもうこれでもかとばかりに両者の確執を描き、スーパーマンの心の脆い描写を詰め込み、全員がピリピリした暗い雰囲気が続きまくっているせいか、前半は本当にダルい、中盤もダルい。いつになったら事は起きるのか。中盤の見せ場らしきバッドモービルチェイスも暗いおかげでよく分からず。 と思ったらその火蓋はアッサリと切って落とされた…って、対話でなんとかなるんじゃね?えっ!なんで殴るの!?お話でなんとか…えっ!?えっ!?なんでそんなに喧嘩腰!?!?でも面白いからやれ!両者のド派手で不毛なバトルはとにかく面白い。緑のガスを吸ったらコウモリのターンだ!でも回復したらマンのターン!でもそんなこんなで仲直り!!早い! バッドマン仲直りの印に母ちゃん救出!大立ち回りイカすぜ! そしてよく分からんけどゾット将軍ミュータント化!あと形無し! ここぞとばかりに人間も核ミサイル発射!脈絡無し! よく分からんけどワンダーウーマン助太刀参上!音楽最高! なんだかわからんがとにかく派手なバトルだ!凄い!よくわからんけど凄い!凄いけどいいのかそれで! そしてスーパーマンの捨て身の攻撃によって世界は救われた!まぁ生きてると思うけど死んだ!頑張ったなスーパーマン!お前の意思は俺たちが継ぐぜ!続く!!! なんとも荒い作りの映画でしたが、最後のテンションの高まりがなんか凄い面白かったのでこの点数です。 いいのかなぁ…。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-12-07 17:47:25) 13.《ネタバレ》 おもしろい。しかし長い。特に格闘系SFのはずのスーパーマン、バットマンシリーズなのに、前半はアクションシーンがほとんどない。後半の格闘シーンはかっこいいのだが、突然のモンスターの登場。ワンダーウーマンの登場。ストーリーがもう散らかりすぎ。後から知ったがジャスティス・リーグってそういうことなのね。3時間もかけて次回作の宣伝だったのね。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-18 11:49:30) 12.《ネタバレ》 前作のマンオブスティールよりは面白かったです。 ただ、ダークナイトシリーズにはかないませんが。 この映画を見て思ったことは、スーパーマンは強いけど、武器がないと勝てないよというところ。 相手が強けりゃ殴りあっても、倒れても何度でも立ち上がってしまう。 結局心臓等を貫く武器がなければいつまでたっても終わらない。 そこがマンオブスティールでは気づいてなかったからか、まあ、戦いが終わらないドラゴンボール状態でしたね。 少しは学んだとほめるべきか。 ただ、ダークナイトシリーズのバットマンとは設定が違うので、雰囲気は一緒でも別物かと残念。 もう、銃使いまくり、人も殺せるバットマンじゃロマンがない。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-12-07 12:06:49) 11.今までアニメ、コミックなどで何度もスーパーマン対バットマンものは観てきてどれも面白かったけど、本作はちょっとストーリーがゴチャゴチャしていて長過ぎ。 ワンダーウーマンも一度完成した脚本に後から追加したような感じで登場する必要性は全くと言っていいほどない。 もう少し脚本を整理すれば面白くなったと思う。 【ガブ:ポッシブル】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-08-26 08:23:51) 10.《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。アメコミを代表する2大ヒーローのドリームマッチ。大方の予想ではスーパーマン有利と思われるが、クリプトナイトの力を使ったバットマンが動けないスーパーマンをボコッちまう。仲直りしたフタリは気を取り直してデカブツを相手に共闘。スーパーマン死す、そんな訳ないじゃんか。バットマンはクリスチャン・ベイルでないと。いろいろとダメダメだけど、2大ヒーローがぶつかるシーンは貴重だね。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-05-01 22:17:20) 9.《ネタバレ》 後半、巨大生物の出現以降、バットマンは物陰から戦いを見守ったりワイヤーで逃げるだけで、ほとんど何もしてなくて笑ってしまった。前半の緑の石に関する描写が冗長だった。この点、ちょっと編集に難があるように感じた。一緒に行った人は前半で眠りに落ちてエンドロールまで寝てた。 【馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-24 00:48:40)(良:1票) 8.《ネタバレ》 ”娯楽映画としての展開力の稚拙さ、それに伴う絶対的なエモーションの欠如。それが今作の最大の敗因” と、前作「マン・オブ・スティール」を批判した。 前作の不満足感が経験値としてあったため、これだけのビッグタイトルでありながら期待感は上がりきらなかった。 バットマン役にベン・アフレックが起用されたことも、不安感を煽った。ベン・アフレック自体は決して嫌いな俳優じゃないけれど、彼のあの不穏げな眼差しからは、とてもじゃないが高揚感が先行するヒーロー像が生まれないことは明らかだった。 そして、結果的には、ある意味予想通りの映画だったと言える。 むしろ不安視した部分が予想通りだったからこそ、変に期待ハズレ感が先立つこともなく、逆に楽しむべきところは楽しめたとも言える。 前作がああいう映画であったのだから、描き出す世界観の方向性が変わらなかったことは、個人的な好き嫌いは別にして真っ当なことだったと思う。 娯楽映画らしいエンターテイメント性や、スーパーヒーロー映画らしいエモーションなどは、もはや意識的に排除されている。 前作においては、絶体絶命の危機に陥ったヒロインや市井の人々を、スーパーマンが救出するシーンが無いことに大いに不満を覚えた。 今作ではそういうシーンはあるにはあった。しかしその時のスーパーマンの表情は精神的な苦悶に満ちていて、シーンそのものが高揚感とは程遠い悲愴感に溢れかえっていた。 ただしそれは、監督のザック・スナイダーが思い描いた通りの世界観であり、彼は前作から一貫して自分が表現したいビジュアルデザインを頑なに追求しているに過ぎない。 この監督の創造性は、いい意味でも悪い意味でもそれがすべてであり、仕事ぶりとして間違ってはいないと思う。 問題視するとすれば、それはやはり、これほどのビッグプロジェクトを構築していくにあたって、その礎となるべきこの連作を、ビジュアルセンスに優れた監督一人に任せっぱなしにしまっている「企画」としての稚拙さに他ならないと思う。 ビジュアル的な拘りが際立つとともに、企画そのもののセンスの無さが目に余ってくる。 言わずもがなこの「企画」が目指す終着点は、DCコミックのスーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の映画化である。 勿論、ライバル視しているのは、マーベルコミックの「アベンジャーズ」であり、その映画化の大成功があったからこその企画発足であったことは言うまでもない。 そのあまりにも確かな”お手本”があったにも関わらず、今シリーズはストーリーテリングがあまりに巧くない。 今作で登場した“ワンダー・ガール”の活躍は、二大ヒーロー同士の陰鬱な(そしてあまり意味のない)鬩ぎ合いが続く今作において殆ど唯一の“胸熱”ポイントだったが、この先のジャスティス・リーグの中核となるキャラクターである以上、しっかりと単体作品を経てから登場して欲しかった。 マーベルがそうしたように、このプロジェクト全体を“チーム”として動かし、ストーリーを練りあげていかなければ、いくら元祖スーパースターの代表格であるスーパーマンとバットマンが並び立ったとしても、狡猾なアイアンマン率いるアベンジャーズとは勝負にならないと思う。 前述した通り、全く楽しむべき要素がなかったとは思わない。 イスラエル人女優ガル・ガドット(ジゼル!)演じるワンダー・ウーマンのまさに神的な美貌と活躍は勿論、ジェシー・アイゼンバーグのレックス・ルーサーぶりも狂気的で良かったと思う。ザック・スナイダーのビジュアルセンスと画面構成力はやはりずば抜けている。 個人的に古今東西の“ヒーロー大集合もの”は大好物なので、「ジャスティス・リーグ」についても、何としても実現・成功してほしいと思っている。 が、今一度DCコミックという“チーム”の総力を集結させて、企画そのものをブラッシュアップしていかなければ、ブルース・ウェインが夢で見た“未来”そのものが無くなってしまうぞ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-24 00:32:29) 7.本当は簡単なストーリーなのに、わざと難しく説明しているように感じました。それに、次回作以降を考えるあまり、1話ものなら解決すべき問題を、先延ばしにして中途半端なまま終わってしまっています。映像はすごいのに、大人向けの映画にしようと凝り過ぎた感じがしました。登場人物たちの狙いが、いまひとつ理解しきれませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-11 17:57:39) 6.《ネタバレ》 まずバットマンvsスーパーマンの時点で期待はできなかった。レベルが違いすぎるのは見て明らかだし。それでもバットマンの創意工夫してスーパーマンに対抗する様はよかった。ストーリーとしてはバットマン含め新キャラが多い分説明も増えて前半はテンポが悪い。レックス・ルーサーのキャラがよかっただけにもっと話の中心にしてバットマンをチョイ役にしてほしかった。ただワンダーウーマン目的で観たようなもんなので満足です。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-10 15:34:20) 5.《ネタバレ》 これは何とも評価が難しい。アベンジャーズとは正反対な暗く重い映画。あまりにもパッパラパーなアベンジャーズよりは余程好感が持てる。が、それも度を越すと人にお薦めもしかねる、そう言う作品。ザック・スナイダー監督はウォッチメンはあれだけ素晴らしかったのに何故最近の作品はこうもシャープさに欠けるんだろうか?ただ、表立って批判されたらたぶん私はかばうと思う。悪い映画ではない。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-02 22:30:12)(良:1票) 4.《ネタバレ》 マンオブスティールを見てから行った方がいいという意見があったので それに従ってから行きましたが、確かに過去作のキャラが絡んでくる部分で 置いてきぼりにされないためには、その方が良かったです。 実際、まったく予備知識無しではちょっと辛いかもしれません、 バットマン対スーパーマン、どちらが勝つか!?なんて煽りにつられて 軽い気持ちで行った日にゃ、エンターテイメント性が微妙で 低い点数付けたい気持にもなりそうです。 でも寝なかったですよ、画面が派手で楽しかったし、もう一度DVD出たら見たいかなあって感じです。 キャラクターは皆良かった、ルーサーがいかにもソーシャル系社長な感じだったし アルフレッドが一番キャラ変わってびっくりしたけど、でもこういうのもありかなって感じで格好良かったです。 アフレックはもっとバットマン見てみたいなーって思わせてくれたし、単独で続編作ってよと思いました。 あと、和解した理由である母親の名前が一緒というのが安易過ぎる という意見もありますが、私はそこまで安易とは思いませんでした。 あそこで、名前が同じ→自分の母親がもし生きていたら、 とよぎったら、助けるっきゃないと身体が動いてしまってもおかしくない。 いや、子供の頃は助けることはできなかったが、今助ける力が自分にあるなら、 と補完すれば、いつのまにかクラークの母は自分の母に被って見えて 助けることの強い理由・動機になるはずです。 いいところは一杯あったのですが、散漫としていて分かり辛いストーリーだったというのは否めません。 エンターテイメントですが一般受けは難しいでしょう、 個人的には面白かったけど、置いてきぼりになる人もいるはずです。 【みことtea】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-30 22:51:47)(良:1票) 3.《ネタバレ》 アベンジャーズより歴史が古い割に、いまいち日本では知名度の低いジャスティス・リーグ。 内容に関しては正直「微妙」でした。 前作「マン・オブ・スティール」で市街地を破壊し過ぎじゃないか?と思っていたので、今回の冒頭は引き込まれました。 大きな目で見ればヒーローかもしれませんが、巻き込まれた人たちからすれば、たまったもんじゃありませんよね。 これは、近々公開される「キャプテンアメリカ シビル・ウォー」でも取り扱われるテーマだと思いますが、今作に関しては物足りない。 なぜなら、スーパーマンが悩まなすぎだから。 はたから見ると「しょうがないじゃないか、悪を倒すためには多少の犠牲は仕方がない」と開き直っているように見えました。 故に、公聴会での自爆テロ直後、急に考え方が変わったように見えてしまって違和感バリバリ。 バットマンも何か中途半端…というか、20年戦い続けているという話なので、恐らくバットマンの大筋な話は終了済で進んでいるのかな? とにかく中盤まではダラダラと退屈な時間が流れていきます。 本格的な戦いが始まるのは終盤も終盤。そして予想通りですが敵が強すぎてバットマンが空気。 そこで大活躍するのがワンダーウーマンですよ。 他の方も書いていますが、彼女の存在は相当大きいです。スーパーマンに匹敵する援軍の登場はタイミング的にもバッチリでした。 でもなあ、結局周りは破壊されまくってるんですよ。 また新たな被害者が!?とか思ったら、「あそこは無人島です!」「ここは廃墟だから人はいない!」というご都合展開。 次回作以降どうするんでしょうか?ドラゴンボールとか戦隊物みたいに、毎回無人の地域に敵を連れていって戦うのかな? そして何より、レックス・ルーサーが何をしたかったのかがよく分からなかった。 スーパーマンを陥れるには凄い遠回りで雑な作戦ばっかりだし、今回のラスボス、ドゥームデイズを復活させたかと思えば特にコントロールできるわけでもないし、ただただ頭のイカれた天才、という感じでした。 ジョーカーに近いのかな?そんなキャラクタではなかったと思うのですが…。 2020年までDCコミックの映画化が予定されているようですが、スタートがこれだとかなり不安です…。 途中で頓挫しないことを切に願います! 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-29 12:33:57) 2.《ネタバレ》 大成功しているマーベルのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の向こうを張りDCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)としてDCコミックスの看板二人の対決が映像化。次元の違いすぎる二人なのでスーパーマンのデコピンでバットマン死にそうだなと思ってたら、お約束のクリプトナイトを持ってきてスーパーマンの手加減もあってかそれなりに勝負になってましたね。それぞれの正義の解釈に違いがあり、二人を手玉に取るレックス・ルーサーの策略もあってぶつかる事になるものの、公聴会の自爆テロでその気持ちに確信した狂気を秘めた正義のバットマンのズレた逆恨みにしか見えなかったな。スーパーマンの力は悪を呼ぶし悪に転んだ場合の脅威を考えると、という解釈も分からないでもないけどね。その憤慨した矛を収めるのが母親の名前が共通だったってだけなのもイマイチ解せなかった。まあ「俺に任せろ!」と真正面から突っ込んでいってフルボッコにするバットマンには笑いましたが。 スーパーマンは悩める青年でもいいけど終盤に見せたバットマンとの軽い掛け合いみたいなのが出来る明るいスーパーマンが観たいですわ。「マン・オブ・スティール」に続いてイマイチな感じ。 今回一番良かったのは気品とセクシーさを兼ね備えるガル・ガドット演じるワンダーウーマンが出てきた時ですね。2大ヒーローに入っても負けないくらい華があって存在感もあるので今後に期待です。逆に途中で顔見せ程度に各ヒーローが出てきていた中でフラッシュは良いとして、敵が来たと思って穴から出てきたウツボや水中でコントしてるオッサン芸人にしか見えなかったアクアマンは微妙な見た目でしたが単独映画版は心配だなぁ。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-27 23:44:29)(良:1票) 1.IMAX3Dにて鑑賞。 世間的に評判の悪い『マン・オブ・スティール』の大ファンである私としては、ザック・スナイダーが続投する本作も期待いっぱいで鑑賞したのですが、本作は「期待を上回る大傑作!」というわけにはいきませんでした。ザック・スナイダーの手腕をもってしても、あまりにポテンシャルの違いすぎるスーパーマンとバットマンを無理なく共演させることは難しかった様子であり、各々のヒーローの良い部分を出せないまま終わってしまったという印象です。 スーパーマン対バットマンとくれば、盆対正月のやけくそみたいな大バトルを期待するところですが、中盤はチンタラと腹の探り合いをして、あまり見せ場がありません。ようやく見せ場が始まったかと思っても、実は夢でしたというオチがついたりと、この企画に期待されるだけの熱量がありません。 そもそも、両者は活躍の場が異なります。大空を自由に飛び回るスーパーマンに対して、暗闇を駆け回るバットマン。本作では主人公であるバットマンに合わせて舞台となるのはもっぱら夜であり、スーパーマンは完全に割を食っています。爽快感が皆無なのです。人助けをする場面はあるものの、これがまさかのダイジェスト処理。スーパーマンの雄姿については『マン・オブ・スティール』を参照してねという姿勢で作られているようです。また、クラークがうじうじと悩む様は『スーパーマン・リターンズ』以来の定番ですが、望まぬ能力とどう向き合うかというテーマが明確だった前作と比較すると、今回は一体何に悩んでいるのかがよく分からないので困ったものです。彼のドラマのハイライトは公聴会に出席したところだと思うのですが、何らの意見も表明しないままこれが中断したため、彼の考えは分からず仕舞いです。 バットマンはバットマンで、なぜあそこまでスーパーマンに執着するのかがイマイチ伝わってきません。ゾッド将軍戦で破壊されるメトロポリスに居合わせたことで(なんと、ゴッサムシティとメトロポリスは隣町であることが判明)スーパーマンのパワーの危険性を身をもって知ったとはいえ、まともにやりあえば到底勝てるはずのないスーパーマン打倒に命をかけようとした理由がよく分からないのです。さらには、スーパーマンとの和解にも唐突感があり、総じてドラマがうまく回っていません。クリストファー・ノーランが脚本から外れてしまうと、作品の質がここまで落ちるものかと驚かされました。 そんな中で良いところを持って行ったのが、ワンダーウーマンでした。登場場面の絶妙なタイミング、それまで重苦しかったBGMが突如民族音楽風の派手な音楽に切り替わり、千両役者登場!という空気を盛り上げます。彼女が思いの外強かったことも爽快感に繋がっており、これぞヒーロー映画という醍醐味を味わわせてくれます。彼女が出るのであればジャスティスリーグは安泰ではないか、そう思わせるほどの存在感でした。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-03-26 01:05:24)(良:2票)
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