みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 何も予備知識を入れずに見ました。アウシュビッツ強制収容所のゾンダーコマンドの男が主人公。ガス室で死体の処理をしていたところ、その中から少年が奇跡的に息を吹き返しました。たいへん珍しいケースで、医者が首を絞めて殺します。その少年が実は主人公の息子だったらしく、息子の遺体を医者に解剖させずに、きちんと埋葬をしようと、収容所の中を男が奔走するという話です。現在進行形で大量に人が殺されていく中で、死者の埋葬どころじゃなかろうに。と普通に思ってしまい、最後までその疑問を引き摺ってしまいました。正気が奪われて、息子の埋葬を心のよりどころにせざるを得なかったのだとは思いますが、感覚的にわかりづらかったです。映像は、臨場感を持たせるためか、主人公に接近した位置から、画角の狭いカメラで主人公を大写しにしていて、限られた画面の隙間から、凄惨な情景が垣間見えるという手法をとっています。一つ一つの凄惨さにフォーカスするのではなく、凄惨さが飽和に達し、感覚が麻痺して、何が何やらわからない中で、虐殺がオートメーション作業のように進行していく感じが再現できていたように思います。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-09 19:45:19) 3.《ネタバレ》 息子を何としても弔いたい。 それは、同胞の死体処理をさせられているサウルの無意識が生んだ欲求なのだろう。 彼が弔おうとしたのは、本物の息子ではない。息子に象徴される「毎日殺されていく仲間たち」なのだから。 自分の命を危険にさらしても何としても息子(仲間)を弔う。 そうすることでしか、彼の精神は均衡を保てなくなっていたのだろう。 全編通して音楽はない。彼の背中越しからの映像が淡々と続く。 これが現実だったのだから、脚色などせずそのまま撮るのだ、という制作側の決意がうかがえる。 彼の背中越しから、彼の目を通して残酷で惨い世界が淡々と映される。 彼の心のバランスが崩れ、彼が息子の弔いのために奔走しだしても世界は淡々と残酷に続く。 救いは、見知らぬ少年を彼が息子だと信じて死んだことだ。 息子は生きていた、そう思い込んで彼は死んでいく。 でもそんな事が、果たして救いになるのだろうか。 そうこの作品は問いかけているように思った。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-12-17 21:12:50) 2.《ネタバレ》 説明は全くなく台詞もほとんどなし。臨場感はあったけど暗い画面が延々続き、話を理解するのが大変でした。主人公が葬儀にこだわるのが自分には少し理解しにくかったです。バッドエンドの最後はなんとも。。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-10-06 23:26:14) 1.とても息苦しい映画。 魂を揺さぶられるほどの映画を期待していただけに 案外普通に終わってしまった。 【aimihcimuim】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2016-08-29 00:34:35)
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