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ユリゴコロ

2017年【日】 上映時間:128分
ドラマサスペンスミステリー小説の映画化
[ユリゴコロ]
新規登録(2017-09-17)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-05-07)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-09-23)


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監督熊澤尚人
キャスト吉高由里子(女優)美紗子
松坂桃李(男優)亮介
松山ケンイチ(男優)洋介
佐津川愛美(女優)みつ子
清野菜名(女優)千絵
木村多江(女優)細谷
阿部亮平[1980年生](男優)
原作沼田まほかる「ユリゴコロ」(双葉社刊)
脚本熊澤尚人
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
製作木下直哉
日活(「ユリゴコロ」製作委員会/製作幹事)
東映(「ユリゴコロ」製作委員会)
ポニーキャニオン(「ユリゴコロ」製作委員会)
双葉社(「ユリゴコロ」製作委員会)
木下グループ(「ユリゴコロ」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「ユリゴコロ」製作委員会)
企画日活
配給東映
日活
衣装宮本まさ江
編集熊澤尚人
録音柴崎憲治(音響効果)
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3.《ネタバレ》 最近ハマっているアマプラでの邦画鑑賞はまだまだ続きます、こんなに邦画ばかり見続けるのって初めてで自分でもびっくりしてます。
で、サイコパスな吉高由里子が見られそうなので鑑賞、しかしいくら映画といえどもスルーできない違和感を感じて原作のあらすじをざっと読んでみたら、
かなり原作とは違うとこがあるってことがわかりました。
前半はよかったです、オープニングあたりの穏やかそうな亮介の危険な追い越しや調理の仕事、オムレツはいい伏線になっているし、2回目の鑑賞で左利きにも気付く。そして彼と同じく「ユリゴコロ」の続きが知りたくてしょうがなくなります。
切れ味よさそうなナイフが常に身近にある調理専門学校とか、こっちは不安でしかないのにそのナイフがそこへいくんだと。このあたりはちょっとキツくて正視できないけど。けれど子供を産んでからはよくあるラブストーリーになってしまいまして、肩透かしをくらいました。
ユリゴコロを得るための殺人がユリゴコロを守るための殺人になってしまうんですね。

ヤクザとする意味もよくわからない、一般人のクズ男ひとりじゃだめなの?ヤクザの事務所のあの惨状は、まるでエイリアンが瞬殺したのかってくらい現実味がなくユリゴコロのイメージみたいなものも当てはまらないんです。
美紗子は50代になっているはずなのに木村多江じゃ姉にしか見えないし、千絵との繋がりも無理がある。現在の美紗子に関して無理矢理感が半端ないんです。
原作では美紗子の肉親がしっかり絡み、洋介は美紗子は死んだものとなってたと思うんですが、映画ではそうじゃなかったような。どうしてこうしちゃったのかなあ。
「彼女がその名を知らない鳥たち」も本作もメンタルに問題がある上、殺人者となった女を守る、尽くす男が存在するんですが、
実際は関わりになりたくない部類ですし逮捕されれば間違いなく医療刑務所に収監されますよ。
う~~ん、なんだかイタイ女の願望とも思えてしまうんですよ、尽くして世話する男が出てこないストーリーを私は希望します。 envyさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-04-03 16:02:29)

2.《ネタバレ》 ところどころ強引な部分はあるが、よく出来た話ではある。
殺人鬼として生まれたしまった主人公も可哀想でもある。
一部の過激な描写は不快感が残った。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-01 02:55:35)

1.《ネタバレ》 原作は未読、DVDパッケージの写真と吉高由里子に惹かれて鑑賞しました。

なかなかよくできた作品だと思いましたが、原作を読んでいる方は点が辛くなるようです。ずいぶん登場人物や謎をカットしてして、ミステリー要素が減ってしまったそうですし。
けれど、この映画の主役は吉高演ずる美沙子であり、松坂桃李演ずる亮介ではないことから、映画の主題がミステリーではなく一人の殺人者である女性の半生を描くことなのがわかります。なので原作とは全くの別モノ、として観た方が作品を楽しめるし、味わえると思います。

しかし、前半は確かにつらかった。
サイコパス美沙子がユリゴコロを求めて幼少期からずっと殺人を繰り返すさまを描くのですが、なんとゆーかグロいし画面はやたら暗いし淡々としていて、このテンポで最後まで観るのはキツイと、途中で休憩を入れたりしました。

また、松坂演ずる亮介に魅力がないんだ…。
婚約者が行方不明になったっつーのにたいして探しに行かず、他人まかせ。警察にも行かず探偵も雇わず、じゃー何しているかとゆうと、実家に謎のノートを読みにせっせと通うという…。何やっとんじゃ、オマエ(呆)。

後半は松山ケンイチ演ずる洋介が登場して、一気に画面に花が咲く感じ。いや違うか…。なんというか魅力的なキャラクターが登場した!という感じで、ストーリーは淡々としつつも濃度を増して、どんどん目が離せない感じになっていく。

役者の力ってすごい。
松山ケンイチは別にイケメンではないが、すごく魅力のある俳優さんだ。彼は常に作中人物になりきり、その人物がもつ独特の雰囲気まで演じ切ってちゃんと画面から放出してくれる。
妖艶さと清純さをあわせもち人を惹きつける演技をする吉高由里子といい、この二人のキャスティングのおかげで、この映画のクオリティが上がっているのは間違いない。

対して、松坂桃李はイケメンの部類に入るんだろうけど、いつも合格最低点スレスレの演技しかできない。
絶望して叫べと言われれば叫ぶ演技をするし、沈痛な表情をしろと言われればできる。殺気立って睨みつけろと言われたら、ちゃーんと白目がちに目をむいて睨みつけるんだけどねぇ。
でも「そういう演技」は出来ても、その人物になりきることはできない。だからどんな役をやってもみんな同じに見える。亮介と藤吉(byわろてんか)の違いがどこにあるのか、さっぱりわからん。

なので私にとって一番のクライマックスは、亮介と美沙子の再会ではなく、美沙子と洋介の別離のシーンだった。
この二人の素晴らしい演技に圧倒され、涙なくしては観られなかった…。

一番の難は、亮介の婚約者の千絵と美沙子が「偶然」仕事仲間で、「偶然」都心のホテルでばったり会った、という部分。
あまりにもご都合主義な設定で、ちょっと待てー!と、涙も乾いてしまいましたよ。
そこは子どもである亮介が心配で、正体を隠したまま側にいて彼の成長を見守っていた、という設定にしなければおかしいでしょ。原作もそうだったらしいのに、なぜわざわざ不自然な設定に変えたのか。
その部分をミステリーとして描くつもりがなかったからなんでしょうけど…。
もしや「殺人者の愛と生を描く」というテーマをゆるぎなくしたかったため、あえてそのミステリー部分を排除したのかも?ですね。

そう、この作品はミステリーでもサスペンスでもなく、殺人鬼である女性の人生と愛を描いた作品なのです。
これからご覧になる方は、ぜひ原作と切り離して観てください。
心を持てない殺人者だった彼女が、ユリゴコロを求めて罪を犯しさまよい、やがて愛情を手に入れ心を持つ人になり、そしてすべてを失くしても、かつて手にした愛をずっと慈しんでいる姿になんとも言えず胸を打たれると思います。 りりらっちさん [DVD(邦画)] 6点(2018-07-14 01:26:50)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 5.36点
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119.09% line
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300.00% line
4218.18% line
5218.18% line
6327.27% line
7218.18% line
819.09% line
900.00% line
1000.00% line

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