みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 同性愛色の強いドラマ中心の西部劇。粗野で威圧的でお風呂に入らないクサいアニキをベネディクト・カンバーバッチが好演。ヒロインは年季が入り、ちょっぴりオバさんになったキルステン。飲んだくれを体当たりの熱演。酔いつぶれて思わず胃液をあげちゃうアタシ。タタカイ場面の一切ない西部劇。女々しい同性愛モノ。こんなのウエスタンじゃねえ。 【獅子-平常心】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-05-29 01:28:59) 3.《ネタバレ》 2022年度アカデミー賞最多ノミネート作品との事で、かなり期待値を上げて鑑賞。 これが逆効果だったのか、特に作品賞・監督賞のノミネートには大きな「?」が付く結果となった。 途中からB/L的な展開も見せ始める事を筆頭に、観客に大きなミスリードを与えつつ示した結果が「計画〇〇」ものだったと言うオチ。 この理解・解釈で本当に正しいのだろうか? まさかそんな筈が・・・ 最終的に本作を通じて監督が我々観客に何を訴えたかったのかが全く掴めず、消化不良感大。 ベネディクト・カンバーバッチの熱演は間違い無い(それはフル〇ンも辞さない程...ボカシ無しで大丈夫か?Netflix)。 自分なりに本作の真意を掴む為に必要と思えるヒントは以下。 娯楽作では無いので私は再見はしないと思うが、これから本作を観る人達へのヒントとして、 (新たなミスリードを生む為のきっかけとも言う笑)以下書いておきたいと思う。 ※ベネディクト・カンバーバッチ演じるフィルは本当に嫌な奴だったのか? 確かに癖の有りすぎる強烈なキャラだが、カウボーイ仕事は確かで仲間の信頼は厚い。 ※コディ・スコット・マクフィー演じるピーターは西部劇の舞台には全く似合わない佇まい。 でもその中身は捕まえて来た可愛いウサギを平然と解剖し、骨折して動けないウサギに自らとどめを刺せる骨太な奴。 本作の中で最も胡散臭いキャラ。彼は大学に通う為の金が欲しかった筈。 う~ん、映画の解釈って難しいです。 そこが面白さでもあるのですが。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-02-14 14:07:15) 2.《ネタバレ》 つい先日ゴールデン・グローブ賞が発表され、この作品が、ドラマ部門最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞の3冠となった。 ということで早速Netflixで鑑賞。 そして見終わってこちらに他の皆さんの感想を見に来たらレビューがたったの3人…。 アカデミー賞ノミネートの噂も当然流れている中で、3人…。 コロナのせいで、話題作になるべき作品もこの状況。 コロナ前のような、映画は公開前からTVCMやネット情報で期待を煽り、そして映画館で満を持しての公開というスタイルが 今ではガラガラと崩れ去り、 世の中全体が、新作も配信でっていう流れが一気に推し進められてしまい、 話題の新作もサブスクと契約しなければならぬという縛りを受けなれば見れない嫌な時代になった。 スピルバーグ監督が「配信映画はアカデミー賞のノミネートとして認めるのはどうかと思う」と言ったところで 世界全体の潮流はどうにもならない。 これまでのように作品1本に1800円払ってみるより、1000円ほど払ってサブスク契約してその作品を見れば ついでに他の映画も見れるという点ではお得に見えるが 見たい映画の配信先と契約していない人の心理は 「作品に1800円払うのは惜しくないが、その作品見たさにその作品を提供して儲けようとしてるサブスクの企業に契約料を払うのは、払い先が”作品”ではなく”サブスク企業”なのが、なんとなく嫌だ」 というものがあるのではないか? まぁ愚痴が多いですが、サブスク映画には偏見はあるが、作品に罪はないので鑑賞した。 結論からいうと、やたらと物静かな殺人映画。 見終わってしまえば、あの青年はもともとサイコパスっぽいし、何考えてるかわかんないヤバイ顔だから ママを虐めた男を殺してもなんら不自然ではない。 でも、見てる間は、男女のもつれが入ってくるのかなとか、男と男のもつれ(笑)が入ってくるのかなとか 思ったら 「いえ、これ、怨恨殺人映画ですから」 と、ラストシーンでバッサリとやられた。 カンバーバッチ演じる牧場主フィルによる弟の嫁いびりで、嫁はアル中になるし 嫁の連れ子の青年は女々しいやつとバカにされ、母子にとっては居心地悪い牧場。 弟は悪いやつじゃないが、兄に対してそこまで強い権限がないのと 女の扱いが苦手なことで、嫁に対してそこまでケアができない。 そこで、動物をさばくのは得意な青年(伏線は、母親が営業していたレストランで母親に 「フライドチキン作るから、鳥をつぶしてきて」って言われて「はいよ」ってなったシーン)が思いついたのが 伝染病殺人。 荒野で野垂れ死にしていた炭疽症の牛の皮を手袋をしてはいできて それをタライに入れてフィルのところに持ってきて、牛革でロープを作ろうとしていたフィルに使わせ、 見事に病気に感染させることに成功して、ばれることなくフィルを牧場から消し去った。 バイオリンの練習みたいな、ギ~コギ~コという不穏感いっぱいの曲も この青年の不気味さを助長させる。 ラストシーンで、成年が窓から外を見下ろすと フィルの葬儀を終えた母親と義理父が車から降りてから、まるでフィルが死んでホッとしたかのように 抱き合ってキスをする… 振り返った青年は 「ふふっ…めでたしめでたし…大成功」 というアヤシイほほえみを浮かべ…映画は終わる。 人を殺して、犯人が微笑んで終わるなんて、これはバッドエンドなのに…いや、フィルが死んでまわりはみんな それはそれでホッとしてるから…ハッピーエンドなのか? なんとも複雑な…そんな作品。 フィルが最後まで青年をいじめてた訳でなく 途中から融和策に転じて、なんだか二人が仲良くなってBL的関係に発展するのかと予想させるストーリー展開だったので フィルの態度に軟化していく青年の態度があくまでも伝染病殺人遂行のための罠だったのは まったく読めなかった。 でも二度目で見たら、フィルが革でロープ作ってあげるって言われた時 「これでヤれるな笑」って思ったのか、その後二ヤッとした表情の微妙な変化を見せるんですよね。 「障害はない。いかに上手くやるかだ。」 メイキングでカンピオン監督が言ってたシメの言葉、かなり同感。 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 15:02:22) 1.《ネタバレ》 1920年代のアメリカ南部を舞台に、牧場主の兄弟とこの家に嫁ぐことになったとある未亡人、そして彼女の息子のそれぞれ複雑に絡み合う思惑を濃密に描いた心理サスペンス。主演を務めるのは、人気俳優ベネディクト・カンバーバッチとベテラン女優キルスティン・ダンスト。監督は、カンヌでパルムドールを受賞した名匠ジェーン・カンピオン。というわけで、観ながら思い出されるのはやはり同監督の名作『ピアノ・レッスン』でしょう。許されぬ愛に身を焦がす男女をこってり濃厚に演じたホリー・ハンター&ハーベイ・カイテルに負けず劣らずの熱演を見せてくれます。特に、ほとんど風呂にも入らず悪臭を放つ荒くれ者でありながら実は繊細な心の持ち主である牧場主を演じたB・ガンバ―バッチは見事でした。愛のない結婚生活から次第に酒に溺れてゆくK・ダンストの切なげな表情もなかなか良かったです。そして、最初は頼りない若者に過ぎなかった彼女の息子が次第に何考えているのか分からない得体のしれない存在へと変貌してゆくのも不気味でいい。ただ、『ピアノ・レッスン』と比べるとどうしても地味な印象を持ってしまったのも事実。何が足りないのかと考えてみると、それはやはり音楽なんじゃないでしょうか。あちらでは世界的なピアノ奏者マイケル・ナイマンの繊細で美しい旋律を持ったピアノ曲が全編に流れていて、非常に気品溢れる芸術作品へと昇華されておりました。対して本作、最後までほとんど音楽が使われず、終盤まで何とも地味な展開で気持ちが離れてしまうこともしばしば。最後に各々の思惑が明らかにされ、人間の底知れぬ怖さが浮き彫りになるというのは良かったのですが、いかんせんそこまでが長すぎます。いろいろと興味深い部分も多かったのですが、それと同じくらい欠点も目につく作品でありました。 【かたゆき】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-14 02:42:12)
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