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海の牙

Les Maudits
1946年【仏】
ドラマサスペンス戦争ものモノクロ映画
[ウミノキバ]
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タイトル情報更新(2024-08-27)【にじばぶ】さん


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監督ルネ・クレマン
キャストアンリ・ヴィダル(男優)医師ギベール
マルセル・ダリオ(男優)ラルガ
ミシェル・オークレール(男優)ウィリー
ヨー・デスト(男優)フォルスター
フローレンス・マーリー(女優)ヒルデ
脚本ジャック・コンパネーズ
ヴィクトル・アレクザンドロフ
ルネ・クレマン
撮影アンリ・アルカン
配給新外映配給
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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2.《ネタバレ》 おそらく、この映画はもっとも初期の潜水艦映画になるんじゃないでしょうか。Uボートという設定で当時のフランス海軍の潜水艦の実物が使われていますが、名カメラマンであるアンリ・アルカンの見事なカメラワークが潜水艦の内部を余すところなく捉えています。ドラマとしては逃げ出すことのできない空間に閉じ込められた人間たちの密室劇みたいな展開で、まるでヒッチコックの『救命艇』をスケール・アップさせた様な感じでしょうか。南米に逃亡しようとしている面々も、ドイツ人、スウェーデン人、フランス人、イタリア人と多彩な顔ぶれで、始めから人間関係がうまくいきそうもないのは明白。ドイツ側の連中が殺し合いを始め(なんと味方の補給船まで撃沈しちゃう!)全滅したUボートに、最後フランス人の医師が見捨てられひとり取り残される結末はちょっと意外な展開でした。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-01 19:15:02)

1.戦争終わってすぐなんて、レジスタンスが活躍する勇壮な映画がたくさん作られていた興奮期だと思うんだけど、なんかこれは視線が落ち着いてる、状況と距離を置いて眺めている感じ。なにしろファシスト側から描くなんて発想が出てくるのは「十年早い」んじゃないか、いや悪口じゃなくて褒めてるの。いままで強固だと思っていた地盤がぼろぼろと崩れていく寄る辺のなさが、潜水艦の密閉された空間に滲み出してくる。強固な鋼鉄の壁の中で、中身だけが徐々に腐敗していく感じ。最後まで千年王国を信じることにすがろうとするゲシュタポなんか、『日本のいちばん長い日』にも似たのがいたなあ、とシミジミさせられた。そのうつろな帝国と化した潜水艦から、現実の歴史という荒波に浮かぶボートに乗り移っていく場面の、ボートとともに揺れるドキュメントタッチのカメラが効いている。語り手となったフランス人医師だけがその帝国の残骸の潜水艦に残される皮肉。ああいう語り手を登場させた意図が十全に生かされていたとも思えないが(偽伝染病発生作戦の中途半端さ、あるいは南米で彼が目に出来なかったシーンが展開すること)、全体に距離をおいた冷静さが映画に生まれた。 なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-14 09:50:02)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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