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四十七人の刺客

47 Ronin
1994年【日】 上映時間:129分
時代劇歴史もの小説の映画化
[シジュウシチニンノシカク]
新規登録(2003-10-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1994-10-22)


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監督市川崑
助監督吉田一夫(監督補)
手塚昌明
中嶋竹彦
キャスト高倉健(男優)大石内蔵助
中井貴一(男優)色部又四郎
宮沢りえ(女優)かる
石坂浩二(男優)柳沢吉保
森繁久彌(男優)千坂兵部
宇崎竜童(男優)堀部安兵衛
岩城滉一(男優)不破数右衛門
井川比佐志(男優)奥田孫太夫
石倉三郎(男優)瀬尾孫左衛門
小林稔侍(男優)進藤源四郎
山本學(男優)吉田忠佐衛門
神山繁(男優)小野寺十内
尾上菊之助[五代目](男優)大石主税(クレジット「尾上丑之助」)
浅丘ルリ子(女優)りく
古手川祐子(女優)揺泉院
尾藤イサオ(男優)山添新八
今井雅之(男優)高田群兵衛
マキノ佐代子(女優)炊き出し
河野由佳(女優)
佐藤B作(男優)一文字屋
板東英二(男優)天川屋儀兵衛
塩屋俊(男優)神崎与五郎
横山道代(女優)わか
清水美砂(女優)ほり
黒木瞳(女優)きよ
中村敦夫(男優)原惣右衛門
石橋蓮司(男優)小林平八郎
久保明(男優)土屋相模守
小林昭二(男優)大野九郎兵衛
松村達雄(男優)堀部弥兵衛
橋爪淳(男優)浅野内匠頭
西村晃(男優)吉良上野介
梶原四郎ナレーター
原作池宮彰一郎「四十七人の刺客」(角川文庫)
脚本池上金男
竹山洋
市川崑
音楽谷川賢作
撮影五十畑幸勇
池内義浩(撮影助手)
製作高井英幸
東宝映画
東宝
日本テレビ
企画鍋島壽夫
プロデューサー武井英彦(アソシエイト・プロデューサー)
鍋島壽夫
島谷能成
配給東宝
美術村木与四郎
大坂和美(大道具組付)
編集長田千鶴子
録音斉藤禎一
藤丸和徳(録音助手)
大橋鉄矢(調音)
照明下村一夫
その他東京現像所(現像)
あらすじ
時は元禄、長年に渡り領内の生産の拡大に努力してきた赤穂藩は藩主浅野長矩が殿中で起した不祥事、松の廊下の刃傷沙汰によって一夜にして取り潰しとなり、藩士三百名は地位を失った。この難局に際して家老大石内蔵助は備蓄していた塩を即刻換金して城中の金銀と共に藩士の生活保障に充て、職探しの拠点を京都に設けるなど対策に奔走した。しかし大石ら四十七名の旧赤穂藩士の真の目標は浅野長矩が松の廊下で切りつけた吉良上野介の不正を世に示して復讐を図ることであり、そのために彼らは情報操作を含む多様な手段を密かに取る。

かわまり】さん(2010-02-12)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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3.《ネタバレ》  とにかく展開が早い早い。
 なんせ冒頭いきなり「大石内蔵助は既に藤沢を出て、鎌倉に潜入していた」とナレーションで語られるくらいですからね。
 大石内蔵助とは何者なのか、何故鎌倉に潜入したのか、などの説明は放ったらかしにして、どんどんストーリーが進行していくという形。
 忠臣蔵映画には上下巻に分かれている代物も珍しくない為、もしや下巻に相当するディスクから再生してしまったのだろうかと、確認してしまったくらいです。

 全体的に「観客の皆は、忠臣蔵のストーリーくらい当然知っているよね?」という前提で作られているようであり、予備知識が備わっていない人にとっては不親切な作りにも思えましたね。
 せっかくナレーションで色々と説明してくれているのに、それも「コレはこういう役職であり、この人はこういう人で~」と理解を促すような内容ではなく、あくまでも状況説明に留まっている感じ。

 大石側と色部側の謀略戦にスポットが当てられているのは面白かったのですが、どちらかといえば宮沢りえ演じるヒロインとの恋模様が中心となっているのも、ちょっぴり不満。
 幾らなんでも男女の年齢差があり過ぎて、アンバランスな組み合わせに思えるのに、描き方はといえば「普通の男と女」といった感じでスタンダートに仕上げられているのが、観ていて居心地が悪かったのですよね。
 ラストシーンといい、ともすれば宮沢りえのアイドル映画と言えそうなくらいの登場比率なのですが、自分としては彼女は脇役に留めておいた方が良かったんじゃないか、と思えてしまいました。

 その一方で「襲撃者に足音を消されぬよう、屋敷の周りに貝殻を敷き詰めておいたりして、入念な準備を整えた上で敵を返り討ちにする大石親子」などの場面は、実に良かったですね。
 切り裂く時の音が空振りしているようにしか聞こえない点など「えっ?」と思わされる瞬間もありましたが、ハードボイルドな高倉内蔵助の魅力が堪能出来たワンシーンでした。

 終盤にて、黒尽くめの刺客が吉良邸の門前に集い「四十七人」と総数を読み上げられる場面もテンションが上がりましたし「握り飯と水を補給する」「刃毀れに備えて替えの刀を用意しておく」といった兵站面を重視した描写も良い。
 吉良屋敷に迷路が拵えてある点などは、冒頭で知らされた際には「えっ、何それ」「そんなコミカルな忠臣蔵だったの?」という戸惑いの方が大きかったのですが、それも実際に戦う場面では、予想していたよりもシリアスな見せ方で「殺し合い」という空気を決定的に損なってはおらず、上手いなぁと感心。
 いざ討ち入りになってから、唐突に「実は吉良屋敷は迷路になっていたのだ」と種明かしされる形だったら、流石に「なんだそりゃ!」と衝撃を受けてしまい、テンションだだ下がりになっていたでしょうけど、この場合は映画が始まってすぐに「迷路になっているよ」と観客に教えておく事により、自然と消化されるのを待つというテクニックが用いられているのですよね。
 それが効果を発揮してくれたみたいです。

 ラストの大石の一言「知りとうない」に関しては、色々と解釈の分かれそうなところ。
「武士の意地を見せる為に決起したのだから、本当は真相など、どうでも良い」
「最初は真相を知りたいという気持ちもあったが、もはや自らの死も覚悟して討ち入りした以上、真相究明などは些事に過ぎない」
 などと考える事も出来そうな感じでしたね。

 以下は、自分なりの解釈。
 「討たれる覚えはない」「いきなり浅野が喚いて、儂に切り掛かってきたのだ」「二人の間に遺恨などあろうはずがない」という吉良側の証言を信じるなら、恐らく真相は「浅野が乱心した」というものであり、吉良を含めた幕府側が口を噤んでいたのも、浅野の名誉を慮っての事だったのではないでしょうか。
 つまり、大石が「知りとうない」と言い放ったのは「真相に興味がない」ではなく「真相を知りたくない」という意思表明。
 吉良の口を永遠に塞ぐ事こそが、討ち入りの目的の一つだったのではないかな、と。
 そもそも大石は情報戦の一環として「浅野内匠頭は賄賂を行わなかった正義の人である」という噂を流すなど、主君を美化しようとする意志が窺える男です。
 内心では薄々「殿は乱心めされたのだ」と勘付きつつも、序盤で仲間に語り聞かせた通りの「優しい殿」であって欲しかったという願いゆえに、吉良の口から真相を聞かされる事を拒み、浅野のように派手に刀を振り下ろす事なく、冷静に突き殺してみせたのではないか、と感じられました。

 もし、本当にそうであったとすれば、何とも切ない映画だと思います。 ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2016-12-06 19:47:57)(良:1票)

2.2012.12/17 鑑賞。なんとも豪華俳優陣で20年前の若々しい姿、見てるだけで楽しい。
でもちょっと定番の忠臣蔵とは異質でビックリ、でもあれだけ防御万全で何故・・。 ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-28 21:28:33)(良:1票)

1.大石主税役の尾上丑之助さんがなんか浮きまくっていました。白く塗り過ぎです。 クロさん 6点(2004-10-27 13:50:20)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 5.04点
000.00% line
114.17% line
200.00% line
328.33% line
4312.50% line
51145.83% line
6312.50% line
7312.50% line
814.17% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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