みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.《ネタバレ》 真っ当に生きたい。失業率が20%を超えるベルギーでは切なる願いなのだろう。キャンピングカー暮らしで身体を売る母に嫌悪しながら、ロゼッタは新しい職を探しに奔走する。辛酸を舐め切った悲壮に満ちた強い表情を常に崩すことはない。そう、ワッフルを売る青年に出会うまでは。不本意ながら彼と微かに距離を縮めつつも、不法にワッフルを売ったことを社長にバラし解雇させる。仕事にありつけるも、女としか見ていない彼への復讐で募らせていく罪悪感。そして強く硬い心が折れた瞬間、彼に曝け出した泣き顔で終わるエンドロールに何を感じるのか。ハリウッドとは対極的なタッチで現実を映し出したダルテンヌ兄弟。ラストの"フィクション"の後、決して希望があるとは限らない。それでも前に進んで可能性を信じるしかない。ぬくぬくとこの映画のレビューをしている自分がどれだけ恵まれているか実感する。生活のために働く"だけ"で素晴らしいと思えないと、過酷な現実に気が狂うだけだ。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-06-08 19:07:42) 5.仕事を探し、必死に生きる少女。 生きることの過酷さを淡々と映像に綴る。 そこには作られた物語はなく、一人の少女をカメラが後ろから追う形でドキュメンタリー風に捉えていく。 必死に生きる、一人のか弱き少女の生活を覗き見する様な感覚を覚え、観る者を画面に惹き付けるだけの何かを感じる。 ただし、面白味という点においては、若干不満を感じた。 そして、少女を演じた女優が、もう少し儚げな美しさを持っていたら、また別の感銘を受けたかもしれない。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-11 01:48:07) 4.あまりに淡々としすぎた展開に途中からは映画と我慢比べになってしまった。「見せる」映画でないことは確か。ただ何ヶ月かすると内容を忘れてしまう映画が多い中、この映画は何年経っても詳しいストーリーを覚えていることから「魅せる」映画ではあるのだと思う。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-27 23:33:19) 3.もろに原寸大の女の子の話で、ビックリするくらい生々しい日常を描いていて、飾った物語が一片も無いその部分に逆に好感は持てます。カメラワークも多少疲れはしますが面白い。この作品、絶賛はしないんですが、何だか心に残ります 【ゆうしゃ】さん 6点(2004-03-08 17:09:02) 2.面白い、というのとは違いますが、ロゼッタの一生懸命さは好きです。ロゼッタの服とか部屋の雰囲気も何だか好きです。 【an-nin】さん 6点(2002-11-01 21:23:54) 1.ロベール・ブレッソンやケン・ローチを例に出すまでも無く、リアリズムとはプロフェッショナリズムを排斥することでは全くもって無い訳だが、本作における映像及び編集の荒々しさは、ロゼッタの焦燥、怒り、苦悩、苦痛が表出された表現方法であることは理解できる。生きるということはメシを食うことであり、メシを食うということは働いて金を稼ぐということである、というごく単純でありながら、ロゼッタにとっては何より切望し、絶望的な状況でもポジティブに生きようとする姿勢は感動的ではある。恐らく即興を多分に含む役者の演技も素晴らしいとは思う。だけど・・・スンマセン、つまらなかったです。カンヌで賞取ったのも分かるような分からんような・・・。 【ダイ】さん 6点(2002-05-07 20:57:11)
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