みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 大馬鹿の感性がのびのび発揮されてて楽しいですねえ。J・コバーンがこうもコメディになじむとは発見でした。 内容のユルさのわりに、戦闘員の装備などの美術がいっぱしでちゃんとギャップ笑いも取れています。 ボケのイタリア軍とツッコミの米軍。延々と天然ボケをかますイタリア大尉にキレる米軍大尉、それらをうまーく(なんとか)回してゆくコバーン、となめらかにコントが流れる中盤まではとても愉快です。 後半、ドイツ兵らを陥れる画策がやや整理されてない感ありでテンポが急にもたついたのは残念。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-09 22:17:51) 3.《ネタバレ》 ブレイク・エドワーズとヘンリー・マンシーニの黄金コンビで戦争映画を撮ったらこんな感じになりましたってところでしょうか、まあ予想通りのドタバタ・コメディですけどね。この映画の真の主役はキャッシュ大尉のディック・ショーンとオポ大尉のセルジオ・ファントーニであることは間違いなく、ジェームズ・コバーンはいわば狂言回しみたいな役柄です。ディック・ショーンはそのクドい演技が満腹感を誘いますけど観てるほうもだんだんマヒしてきて愉しくなってきますが、彼はこの後メル・ブルックスの『プロデューサーズ』で世紀の怪演を見せてくれる人です。セルジオ・ファントーニもハリウッド映画では良く見かけるステロタイプなイタリア軍将校ですけど、実はこの人は前年製作の『脱走特急』でもイタリア将校それも階級も同じ大尉役なんですね。当然ですが軍服は同じで違うところは眼帯をしていてシリアスなキャラだったってとこですかね。ギャグ自体は典型的なエドワーズ節ってところですが、米伊両軍の兵士が街中で大乱闘したり空包を撃ち合って戦争ごっこしたりするところなんかはかなり笑えます。劇中ずっと銀行に忍び込むためにトンネルを掘り続けるコンビもバカバカしくていいですねえ。 まあ誰もが感じることでしょうけど、邦題のセンスのなさはかなりのレベルです。この映画は制作・配給がユナイトなのでこれも名付け親はあの水野晴郎 なのかな。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-21 21:50:41) 2.《ネタバレ》 「平和な戦争映画」という、何ともユーモラスな一品。 冒頭のシーンでは生真面目に殺し合いしている姿が描かれているだけに、どんどん「普通の戦争」から離れていってしまう姿が、愉快痛快。 「お祭りの方が戦争なんかよりも大事」という主張が窺えて、それを不真面目だと怒る人もいるかも知れませんが、自分としては大いに賛成したいところです。 上層部の目を誤魔化す為に、互いに死傷者ゼロの「戦争ごっこ」を演じてみせる馬鹿々々しさも、実に滑稽で面白い。 戦争というテーマを扱う事により、作中でどんなに不謹慎な行いがあったとしても「実際に殺し合いするよりはマシじゃないか」という痛烈な皮肉に繋げてみせる辺りが上手かったですね。 純粋にコメディ映画として観た場合、現代の目線からは演出が冗長に感じられたりもするのですが「戦時に若く、美人で、色っぽいとは何事だ」などの台詞回しのセンスは、充分に面白い。 軍人達が懸命に「殺し合いの振り」をする横で、洗濯物を干してみせるオバちゃんの姿なんかも、思わず頬が緩むものがありました。 最後には、生真面目であったキャッシュ大尉までもが「お祭り」を戦争行為よりも優先してみせるようになったというオチも、予定調和な安心感があって、実に良かったです。 物語としての主人公は、ジェームズ・コバーン演じるクリスチャン少尉よりも、むしろ彼の方であったように思えました。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-07-22 17:57:53)(良:1票) 1.けっこうなバカ映画です。祭りの後、アメリカ軍のポーズが最高。キーワードは「つじつまあわせ」と「軍服」。ちなみにタイトルは「地上最大」となっているけれど、本当は「地下」の脱出作戦。でも小さいことは気にしない、気にしない。地中海の太陽の下では、みんな仲良くフェスティバルをしましょう。酒と女で上官をまるめこんで・・・えっ、本部にはどう報告を?それはそれ、「少々抵抗が・・・」とでも連絡しておきましょう。 【元みかん】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 23:27:44)
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