みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.《ネタバレ》 CGもない時代のオールスター戦争大作ということでもうこういった作品は作られないでしょう。当時日本ではこの戦い自体広く知られていなかったと思います。映像的には空一杯の落下傘、ハリボテもあるとはいえ沢山の装甲戦闘車両が実写で出て来るのは迫力があります。戦争というものは錯誤と偶然の連続である事や所詮上の人間は無責任という組織の本質が、同時並行的に進捗する複数の戦闘地域で描かれているので、下知識なしにストーリーを追おうとすると厳しいかもしれません。主役の連合軍は負け戦でしたし、もう60年代に沢山あった能天気な戦争アクションの時代は終わったのかなあと感じさせられる作品でした。 【クリプトポネ】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-05-16 20:51:05) 9.《ネタバレ》 こんな言い方するとおかしいんですが、まさしく「家庭で観賞用」の映画。 この映画を何の予備知識もなく、映画館で見たらそりゃ訳わからんwでしょ。 もともとが入り組んだ作戦で、登場人部が大勢出て、場面の移り変わりが激しくて。 むしろ、予備知識無しで映画館で見て、理解し楽しめた人がいたら尊敬します。 ところが、戦争映画好きが家庭で見るとなるとまるで違ってくる。たいした資料は必要でない、wiki程度の基礎知識(両軍の配置、師団名、都市の位置関係くらいわかるものが手元にあれば充分。あとは配役表があればなおかつグッド。 これほどリアルに一つの軍事作戦を描いた映画はなかなかないんで、軍ヲタなら充分以上に楽しめると思う。 しかし、敵ではなく本来なら自分達を解放するはずの軍隊のせいで、悲惨な眼に合わされる一般市民は悲惨でしたね。普通の戦闘ならある程度避難の余地はあるんだけど、この作戦の場合、ある日突然自分が住む街、家が戦場にされるわけですから。 モントゴメリーは作戦の立案時、一般市民の生活の場を突如戦場にすることに何のためらいもなかったのだろうか? 考えたら、砂漠の戦争でロンメルを破ってのし上がった人だから、そういう想像力には全く欠けた人かも知れないですね。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-22 17:31:46)(良:1票) 8.《ネタバレ》 この作品は、戦史の知識がないと物語が良く判らないという欠点はありますが、ひとつの作戦をテーマとした戦争映画としては良作だと思います。兵器類の考証の正確さは、最高の部類に数えて良いでしょう(特に陸戦兵器は。航空機はちょっと不満ですが。)。戦争映画や時代物映画はやはり時代考証が大事ですね、『神は細部に宿る』という金言もありますし。各エピソードはC・ライアンの原作に登場する史実がほとんどですが、そのために却って連合軍の負け戦なのに映像から実感が得にくくなってしまいました。特筆すべきは戦闘シーンの映像表現で、手持ちカメラを使った落下傘降下シーンの臨場感や、ドイツ兵の視点で砲撃がだんだん近づいてくるところを描く緊迫感あふれるシーンなど、それまでの戦争映画になかった斬新なものです。そして連合軍(特に英軍)の作戦立案過程がいかに愚劣で、組織が官僚的だったかを赤裸々に描いたことも意義が大でしょう。英国では長らく『マーケット・ガーデン作戦』をメディアが取り上げることはタブーだったのですから。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-21 01:19:09) 7.《ネタバレ》 んー、何だろ。映画としては色々不満はあるんですがマーケットガーデン作戦について事前に予習してから鑑賞したのでなんとか話の流れについていく事が出来ました。でも映画だけ見た人は場面飛びまくりでさっぱり分からないんじゃないでしょうか。あと場面転換が変な省略の仕方で「ここをもっと見たいのに~」と思うこと数回…。でもそういう不満はあれどアイントホーヴェンでの民衆の熱狂的な歓迎シーンはやっぱり見てて嬉しくなっちゃうし、市街戦のシーンも戦車が蹂躙する感じが出てて良かったなと。それに映画の中で戦車が登場しても「飾り」で終わる事がほとんどなのにこの作品では何両も破壊されるので戦争の雰囲気が出てたと思います。印象に残ったのはいきなり入り込んできた軍隊に家をのっとられてしまうおばあさんとホルスト夫人の対比。戦争中とはいえ急にずかずか大勢で入り込んできて自宅を徴収された上にあれだけ滅茶苦茶にされたら、おばあさんみたいに不平を漏らしたくなるのも分かる気がしますが、一方で献身的に兵士を看護し挙句自宅を放棄しなければならなくなったのに泣き言一つ言わないホルスト夫人はすごい立派だなぁと素直に感じました。そして戦争というものが兵士だけでなく民間人にも(協力するしないに関わらず)決して小さくない犠牲を強いた上で成り立っているという当たり前の事を改めて認識させられました。 点数についてですが事前に作戦についてある程度予習して観たので7点つけましたが、もし予備知識ゼロで観てれば多分5点くらいだったかも。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-30 02:36:46) 6.《ネタバレ》 日本の戦争映画が面白くないのは、”負け戦”をテーマにしている不利な面があるからだと、この映画みておもいました。悲劇の居候部隊:ソサボフスキー将軍とポーランド兵に「漢だね~」と個人的には感情移入しました。(その後の祖国の悲劇を考えるとなおさら・・・)”インパール作戦”ならインド国民軍にあたるんでしょうかね。でもそうするとモントゴメリーがボースになってしまう。w本映画の最後にアーンヘムへの強行突入を将星たちで検討するシーンがありましたが、結局、自重します。(日本軍ならGO!で玉砕しょう)物量豊富で気持ちに余裕のある連合軍が羨ましいです。(SSゲネラル風に) 【Waffe】さん 7点(2004-12-29 03:02:31) 5.そういう史実があったんだなぁとほとんど知らない私が観るとそれなりに楽しめました。最下層の一兵卒じゃなく士官も大変だなとなんとなく思いました。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-12 19:06:31) 4.話のスケールを映画自身が持て余してしまって、エピソードの積み重ねにややチグハグなものを感じます。このため、観終わった後に残る徒労感を、映画の反戦メッセージとして受け取るのか、それとも映画自体に対する徒労感として感じてしまうのか、微妙なところです。それでも、戦闘シーンの迫力ある描写は観るものを圧倒するに十分。主役級の俳優が、もう出るわ出るわで、ミーハー魂にまで引火する始末。 【鱗歌】さん 7点(2003-07-26 20:07:49) 3.先日、深夜放送で録画したのを久々に見た。“Operation Market Garden”が史実に基づいて淡々と描かれる部分と、RレッドフォードやAホプキンスらの扮する前線兵士の生死を賭けた戦いの部分のコントラストがいい。歴史からいうと、この戦いはDデイの3ヵ月後、Sコネリーは僅か3ヶ月で二等兵から少将にまで昇進している…^^; 【まっく】さん 7点(2003-07-12 00:09:58) 2.後に「ガンジー」「遠い夜明け」「コーラスライン」と名作を連発する(もっともかつて傑作「戦争と冒険」もあるが)アテンボローの、極めて静的な視座を窺う事が出来る。この作品を批判する者の多くは、彼がこれで云わんとした本質をついていない。14大スター競演の広告に隠れた静かな反戦映画なのだ。傑作とは云わずとも立派な佳作だ。そう思って再見して欲しい。ジョン・アディンの音楽が何とも悲愴に聞こえる事だろう! 【立華 央貴】さん 7点(2003-03-08 00:52:53) 1.以前よりビデオ(ダビング)は持っていたのですが、今回改めてDVDを購入しました。で、すでに片手くらいは見ておりますが、史実を理解せずに見るとやたら金をかけた大作としか写らないと思います。その位マニアックな題材かもしれません。昔からアメリカは負けた戦いについては触れたくないと言うこともあり、ノルマンディやバルジのように華々しい戦史としては出てこないですもんね。私は空挺作戦に興味がありましたのでそれなりに楽しめました。ただやはり、30軍団の出発での砲撃戦と空挺部隊を乗せた輸送機が飛び立つシーンがこの映画の見所で、後は淡々と流して楽しむというのがいいかもしれませんね。キャストについてはいくら何でも82空挺師団を率いたギャビン准将(?)にライアンオニールは変でしょう。そのほかはまあまあいいんじゃないですか。また、この映画は「史上最大の作戦」同様、ドイツ軍はドイツ語を話しています。マクシミリアン・シェルとハーディー・クリューガーの二人もはまり役でしたね。武装関係は前記されていらっしゃいますが、小火器については問題ないと思いますが戦車はいただけない。特にドイツ側。う~ん。30軍団のシャーマンも何台かはトラックに張りぼてをかぶせてごまかしたという話もあります。あまりにも壮大な内容過ぎるのかなぁ。結論としては、深く考えず娯楽大作として見れば面白い映画かと思います。で、この点です。 【RYOU】さん 7点(2003-01-14 07:47:22)
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