みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
18.《ネタバレ》 なかなか壮大で観ていて飽きることなく楽しめました。劇中でも触れられているように、宗教のために戦争が起こるのではなく戦争の理由として宗教が利用される。それは現代でも数百年前の昔でもきっと変わることのない真実なのでしょう。劇中で幾度か出てきた『あなたに平和を』という台詞。この言葉を心から他人にかけれる人が世界中に溢れたならこれ以上に愚を重ねることはなくなるでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-01 12:59:20) 17.「グラディエーター」は素晴らしかったが、どこかR・スコットらしくないと感じた。大方が感動できるようにきっちりと抜かりなく作られていたせいか。これはそういう意味でははるかにスコットらしく放縦といえる。主人公バリアンのアバウトさも感動など強要しているわけではないし、矛盾をはらんだ彼は実に人間臭い。戦闘シーンの描写はますます芸術的といってもいいほどだが、それにかぶさる音楽は勇壮ではなくまるで鎮魂歌。虚無と寂寥が漂う。常に雲が輝く空も天の王国という具象を思わせ、かつてS・ヤングを最高に美しく撮ったように、美女E・グリーンをレンズにとらえるさまは監督の深い悦びが感じられる。クルセイドを題材にしても歴史絵巻的なものにはならず、スコットの美意識に貫かれた、それだけに脆弱さも内包する作品ではあるが。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-29 17:52:58) 16.《ネタバレ》 エルサレム攻城戦は大迫力でした。十字軍とイスラム世界の戦いの果てに真の楽園を求めた壮大な物語です。主人公のインパクトがだいぶ弱い印象…。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-20 22:59:29) 15.《ネタバレ》 結構グラディエーターと共通してるテーマの映画だと思いました。 主人公が王女とホイホイ結婚しないことがこの映画の一つのポイントと なっていると思うが、それについては「不倫はヤダ」という単純なキリスト教徒的 理由ではなくて(その前に既に寝てる・・)「アホ夫を殺して→王女と結婚して→権力を得る」っていう流れが、主人公の思う「妻を失い、司祭を殺した自分を償う道」と矛盾しすぎていて、そっちに流されなかったんだろうな、、と私は思いました。 バリアンという人は、女の色香には弱く、自殺した妻の死を侮辱されたからといって 司祭をうっかり殺してしまうし、「完璧な男」ではないわけですが、 それでもいっちょまえの「罪悪感」があり「誰かの為に自分をささげる場所を探している」という無欲な求道者な部分が、みんなを引き付ける、という設定なのかな、、と なんとなく。 リドリースコットはたぶん・・・ですが、イラク戦争についての批判的な意味も こめてこの映画を作った所もあると思え、あくまで、「権力を得る為(たとえそれが 防衛的な意味でも)に誰かを殺してのしあがる主人公」は描きたくなかったのかな。 権力欲のない主人公・・といった意味ではグラディエーターのときのラッセルと 同じだなぁと思いました。 まあ、どちらも、「お前が王女とさっさと結婚しとけば、国民の犠牲も もっと少なくすんだんちゃうんかい」というジレンマがあるわけですが、 でも、私も本当のヒーローって「自分は地位は要りません」的な人かなあ とも思うので、今回のバリアンもでしゃばらない部分はまあ好きですよ。 でも、オーランドくんにはやはりラッセル程の「ヒーローオーラ」が全くなく、 そのせいかストーリーがどうも淡々としてしまいましたね。 戦闘シーンも迫力があっていいし、敵役や脇役もとっても魅力があるのに、 どうも薄味な感じの主ストーリーが、それを生かせてなかったようです。 いっそのこと、エルサレムに着いた所からのストーリーにしてしまって (回想でなんとかする)、もっと王や王女や父親とのエピを濃いもんにしておけば傑作になったかも。惜しい感じ。 【やわらか戦車】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-05 18:01:54) 14.まずもって、シビラを演じたエヴァ・グリーンの目が何とも魅力的で綺麗です、ありがとうございました。777のボンドガールの方も期待しております。さて、作品なんですがこの頃に量産された歴史モノの中では結構よく出来ていて楽しめたかなと思います。バリアンは完ぺき主義者・理想主義者っぽい事を言ってたのに、結構それがケースバイケースでグラグラ変わる辺りにイライラもしましたが、中立に描かないといけない題材の中で、完成度が高かったかと思います。主役のオーランドも適役で貫禄すら感じましたし、それよりなによりあの位置に存在していたジェレミー・アイアンズのおかげで作品の重厚さが増しました。あとリドリー・スコットって最近の作品でアクションシーンに理由付けはしないで、ひたすら迫力を出そうとしているように感じ、それはどうなのかな?とも思いましたが、そこに力入れるのならむしろ、周辺の人物の心理描写の変遷(特に王女)や、人間ドラマの部分にも深みを持たせてほしかったです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-10 19:02:28) 13.《ネタバレ》 リドリースコットの悪趣味は健在で、ドだいこんのオーランドブルームも役にはまったおかげか、あんましダイコンっぷりは気になりませんでした。戦争キライでブッシュキライ…。日本人には、ちと、わかりづらいかなーと思いました(わたしも日本人ですがー)とは言え、映像はとても美しいかったです^^ 【まーコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-06 16:56:38) 12.モーレツな合戦シーン、いやはやご苦労さまでした。でも、「この合戦シーンを盛り上げるには映画の長さはこのくらい必要だナ」「じゃあ脚本をもっと水増ししないとナ」「でもネタがないナ」みたいな感じがして。スペクタクルシーンを見せたいというのが目的なんだったらもうちょっとドラマをまとめてよ、とか、ドラマを見せたいんだったらこのハデな合戦シーン本当に必要だったの?とか、でもこのイビツさもまたそれなりにオモシロかったりするんだよなあ、とか色々無責任なことを考えてしまうわけですが。映画はもっともっと、「理不尽」でよいと思うぞ。冬木を見倣え(←誰だよ)。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-02 22:34:56) 11.なかなか迫力もあり自分的には良かったと思う。 【miso】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 02:13:25) 10.日本人が映画を見るとき、映画に入りづらいという場面はしばしばあると思う。それは歴史的、文化的、宗教的な価値観から言語、発音など細かな部分にも原因が及んでいると思う。具体的に、自分自身、たまに登場人物の名前や区別がわからなくなったりする。この作品では、それが顕著に発生し、しばしストーリーの展開が読めないという緊急事態に陥った。結局の所その事態もクリアし映画自体は楽しめたのだが。まぁ、日本人がハリウッドに「物語に入りやすく!」なんて言えないので、自分が努力しないといけないですけどね。 【000】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-20 20:05:13) 9.《ネタバレ》 十字軍は元々、義勇軍から始まったのですが、権力闘争の果てに崩壊していくわけですね。バリアンがラスト、元の仕事に戻るというのが、歴史の表舞台から消えた英雄としてカッコ良くみえました。聖地エルサレムの価値について、尋ねられたサラディンの答え「何もない。だが全てだ」、その一言にイスラム圏の以後1000年に渡る紛争の歴史の原点がありました。戦闘シーンはド迫力。特に王都に進入するサラディンの軍勢の火の玉は、とっても熱そうでした。さすがリドリー・スコットだとは思います。いくら名将の息子とはいえ、人々が簡単に元鍛冶屋の青年を崇め奉るのはちょっと理解しにくいのですが、歴史スペクタクルロマンとしてはなかなかの出来栄えでした。へっぽこオーランドのアイドル映画かと思ってましたが、観て良かったです。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-01-09 18:23:46) 8.オーランドブルームは良い役者なんじゃないでしょうかね。どんな役もなかなかソツなくこなしていると思います。さて、歴史背景は全然勉強せずに見たのですが、わからなくても、なんとなく歴史で勉強したことと、説明がかったシーンの部分でストーリーはわかりやすいし、映像や戦闘シーンはリドリースコットです(笑)見て損はないと思います。 【february8】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-16 20:46:49) 7.リドリー・スコットってのは、良くも悪くも映像派ですね。まず良い点は、とにかくすべてのシーンが美しく、どのカットをとっても絵画のように綺麗。そしてあのとんでもない戦闘シーンのド迫力。確かに「ロード・オブ・ザ・リング」のヘルム峡谷戦やミナスティリス戦とかぶるわけですが、こちらの方がレベルが上ですね。CGで作ったのが丸出しの「ロード~」に対して、こちらは生身の迫力に満ちてました。2時間丸々戦闘シーンという「ブラックホーク・ダウン」を作り上げた手腕はダテじゃないのです。一方悪い点は、ストーリーテリングに明確な弱点がいくつかあることです。人間関係が複雑な割に拾い切れていない要素が多く、バリアンが亡くした妻子のことは後のストーリーにまったく影響を与えず、彼の複雑な親子関係も実にアッサリとしたものです。(「グラディエーター」もそうでしたが)主人公のロマンスに深みはなく、むしろ蛇足になってるような気もしました。「人を救うはずの宗教を巡って異教徒と殺し合う」という矛盾をテーマにしている割に登場人物たちに葛藤はなく、悪者は最後まで悪者、善人は最後まで善人でした。このテーマであれば、誰もが自分なりの大儀や正義を目指しているがゆえに戦いが起こるという話にした方がよかったと思います。と言うか、いまだに続いている宗教戦争の本質ってそれですよね。それぞれが正義だと信じているからこそ相手に対して不寛容となり、争いが起こってしまうと。しかしギーという明確な悪役を作ってしまったがために、話からその深みが奪われたように思います。これでギーも善人で、自分なりの信念を貫く人間であれば、戦争というものの本質をえぐった傑作になっていたかもしれません。それにしてもリーアム・ニーアムとジェレミー・アイアンズはかっこよすぎですね。「これぞナイト」という風格に満ちており、彼らが映ってる時には完全に画面を独占してましたよ。演技ができる俳優さんはいろいろいますけど、彼らのように風格を出せる俳優さんってのはあまりいませんね。あとどうでもいいことですけど、劇中「13ウォーリアーズ」で聞いたことのある曲が流れたので「まさかパクったんか」って気になってたんですけど、エンドロールにはちゃんと「バルハラ ジェリー・ゴールドスミス作曲」ってクレジットされてました。他の映画の音楽をまんま使うってこともあるんですね。ちょっと驚きました。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-05 00:27:47) 6.おおお、思ったよりずっと面白かったです。サラディンとボードワン4世にカリスマ性があって、この2人の駆け引き、そして敵なのにお互いを認め合ってる感じが良かったです。英雄は英雄を知るんですね。主人公の選択や優先順位の勘違いにイライラさせられましたが、一応史実に合わせないとならないと思うので、歴史に文句行っても仕方ないって事で諦めます。でも最後村に帰れるのはおかしい・・・ 【なみこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-27 21:53:59) 5.《ネタバレ》 十字軍の背景、経緯を知らない人にはつらい作品かも知れませんね。イスラム側をちゃんと描いてはいるんですけど、これは現実へのアンチテーゼでしょう。ここでイスラム側が使った武器が200年後のフランスで使われるということで「ジャンヌ・ダルク」もよくわかる。城や城塞都市を責めるときの櫓はイスラムから、おおもとは中国から学んだってアメリカ人なんか絶対に知らないよね。でもエピソード増やしたら3部作くらいになっちゃうか。ってなことで当時のヨーロッパは野蛮地帯=文明は停滞してたわけです。しかし、ドラマとしては弱すぎるんじゃないでしょうか。登場人物全員が狂言回しみたいで、いじくった史実自体がメインみたいな。あ、そのためのオーランド・ブルーム主役かも。エヴァ・グリーン、トロイのダイアン・クルーガーほど大根じゃないけど弱いよね。結局みんな弱いキャラクター扱いなので、登場人物の誰かに感情移入して観るってことができない作品です。そう、ほかの皆さんも指摘されてますが、字幕最悪。端的に表すと、リチャードはthe Lionheartedだから「獅子心王」獅子王じゃないよ。歴史の知識ない人って一発でわかっちゃう。それからストーリー的に絶対おかしいのが、当時は教皇権絶頂期付近ですから、司祭を殺害した人間が故郷の村に帰って普通に暮らせるのはありえない。私は楽しめましたけど、万人には勧められないかも。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-19 22:31:29) 4.《ネタバレ》 十字軍遠征のこと、知ってるようで知らなかったから、映画がまんま史実ではないのは承知で勉強にもなりました。この手の戦記ものは1人1人の人の描き方がどうしても浅くなっちゃうようで、そこはトロイもそうですが実力ある俳優を多く起用することで補おうとしてるのは、ある程度成功しているかと。一つ不満点はボードワン4世死後、妹が仮面を外すシーン。きれいな時の自分を思い出してというのが最後の言葉だったのに、外しておいてひるむなよ妹よ。キスでも抱擁でもしてくれれば外す意味があった気がしたのに、あれだけだと視聴者の「仮面の下はどんなことになってるの?」って好奇心を満たしてくれただけになってるように思えた(ハンニバルのメイスンじゃないんだから!と)残念。・・妹がキスするとボードワンの顔は素のエドワードノートンになって眠りについている・・なんての見たかったおれがベタベタなのかな(笑)逆に何人の方が言っている、『姫を娶れば戦争の回避ができた。愛してもいた相手をあそこで拒否する心情は?』に関しては『正義感や倫理観ですら時に無益な犠牲を出してしまう』という戦争の非情な側面を見せたかったのかなと思えました。ただ”苦渋”も見せて欲しかったのも事実で、噂されるDVD完全版が出るのであれば、その辺があるのかないのかも気になるところ。それにしてもスケール、美術、衣装・・物量作戦に弱い自分は圧倒されました。戦略なんかもトロイよりいろいろ見せてくれて満足です。 P・S:映画評と少しずれますが、サラディン、ボードワン4世という思慮深い王は史実というのを2冊の本で読んで映画の興奮が蘇りました。 【ウメキチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-19 13:51:04) 3.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンとジェレミー・アイアンズ、デヴィッド・シューリスがいっきに見れちゃうなんてお買い得!と思って見に行ったんですが、全員あんまりしどころのない役でしたねぇ(ため息)歴史のお勉強には悪くないと思うんだけど、心に響いてくる「物語」がなかったのは残念です。もう少し主人公の行動に、なんらかの動機があると良かったんですが。オーリは頑張ってるんだけど、どうしてもカリスマ性には欠けるというか、この人についていきたい!と思わせるものがまだありませんでした。(どちらかと言うと「ついていってあげなきゃ」とは思います)ラストの戦闘シーンはまんまヘルム峡谷がダブって、心ひそかに笑ってしまいました。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-19 00:14:31) 2.いつになったらエルサレムに平和が訪れるのでしょうか? 【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-15 00:16:20) 1.《ネタバレ》 最初の方は波乱万丈、怒涛の展開でホンマかいな?って状態なんですけど、中盤以降は良くも悪くも、それなりのポジションに落ち着いてきます。んー、正直に言っちゃうとリアルで良くできた「ロード・オブ・ザ・リング」。「ロード・オブ・ザ・リング」にはまだ『CGです』『ミニチュアです』っていうのがモロに出てしまっている映像があって、それが風景を狭く感じさせてしまっていたりしたのですが、これはもうどこまでがロケでどこからがCGなのか、ちっとも判別できない状態。雄大な風景の中で展開する活劇はさすがのダイナミズム。一方で美しい映像も沢山あって、落ち着きのないカメラワークとさっさと切り替わるカット割りが残念。でも、この映画最大の問題は、ファンの方には申し訳ないのですが、オーランドに主役を張るだけの魅力が欠けてる気がする、って事ですね。これを、もっと強いオーラを放つ人が演じたならば、脇までも輝かせたと思うんです。リーアム・ニーソンにしろ、ジェレミー・アイアンズにしろ、主人公との繋がりに強いイメージが湧いてこないんですよね。ヒロインもなんだか影の薄い感じですし(時々ミニー・ドライバーやジャニーン・ガラファロみたいに見えたり)。リドリーの映像美とダイナミズムを描く力によって、「史劇ぃ?ラブロマンスぅ?」という私をあんまり刺激しない題材が、とても見応えあるものに昇華されていましたが、いかんせん、主役がねぇ・・・。つーか、あの厚みのあるカブリモノみたいな髪型だけでもどーにかならなかったのかなぁ。そうそう、自作のパロディをワザとやってるでしょ?みたいな映像満載だったのですが、流石に「エイリアン」や「ブレードランナー」はないよなぁ、と思ったら・・・笑いました。 【あにやん🌈】さん [試写会(字幕)] 7点(2005-04-14 00:06:52)
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