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ハワイ・マレー沖海戦

1942年【日】 上映時間:117分
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの特撮もの
[ハワイマレーオキカイセン]
新規登録(2005-07-08)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(1942-12-03)


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監督山本嘉次郎
助監督小田基義(製作主任)
演出毛利正樹(演出助手)
キャスト伊東薫(男優)友田義一
原節子(女優)友田きく子
英百合子(女優)友田つね
大河内傳次郎(男優)佐竹艦長
藤田進(男優)山下大尉
菅井一郎(男優)手塚航海長
河野秋武(男優)斎藤班長
小島洋々(男優)徳田副長
清川荘司(男優)島田飛行長
瀬川路三郎(男優)末永砲術長
深見泰三(男優)杉本整備長
御橋公(男優)戸沢軍医長
北沢彪(男優)津村主計長
佐山亮(男優)津山隊長
田中春男(男優)伊沢航海士
黒川弥太郎(男優)森部少佐
国創典(男優)衣裳糧長
木村功(男優)倉田三飛曹
花澤徳衛(男優)森岡ニ整曹
冬木京三(男優)下士官
進藤英太郎(男優)栗本司令
清水将夫(男優)秋山飛行長
竜崎一郎(男優)吉田中尉
南里金春(男優)谷本搭乗員
柳谷寛(男優)谷本予備少尉
沼崎勲(男優)谷本ニ飛兵
音羽久米子(女優)ふみ
二本柳寛(男優)松本飛行隊長
中村彰(男優)立花忠明
中村哲(男優)小野崎中尉
榊田敬二(男優)郵便集配人
津田光男(男優)鈴川二飛曹
脚本山本嘉次郎
音楽鈴木静一
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕「エーロングリン」/「ワルキューレの騎行」
撮影三村明
三浦光雄
鈴木博
製作森田信義(製作責任)
東宝
配給東宝(1968年リバイバル)
特撮円谷英二(特殊技術)
美術松山崇
北猛夫
渡辺明
あらすじ
戦時中に海軍省の後援で作られた戦意高揚プロパガンダ映画。海軍飛行予科練生の訓練生活と、ハワイ・マレー沖海戦における海軍飛行隊の活躍を描く。ゼロ戦や赤城といった当時の海軍主力戦力の実際の映像と、GHQが実写だと信じ込んだという円谷の特撮による迫力のある戦闘シーンが見所。

Arufu】さん(2006-05-12)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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3.《ネタバレ》 戦時中に東宝が製作した戦意高揚目的の国策映画。前半は予科練での生活がメインで描かれているが、予科練というところがどのようなところであったのかがリアルに描き出されていて興味深かった。でも、こういうのは実際に戦争をしている時代に国策映画として作られた作品だからこそいやでも出るリアルさなのだと考えるとなにか恐ろしくなってくるのも事実。戦後の日本の戦争映画のような反戦的メッセージも当然なく、反対に主人公の青年が何の疑問もなく予科練を経てパールハーバーで戦果を挙げるまでが描かれていて、今見ると日本ではないどこか別の国の映画を見ているようだが、当時はこの主人公のような若者は多かったのだろう。その主人公青年の物語も一時間半ほどしてやってくるクライマックスの真珠湾攻撃のシーンになるとバッタリと消え失せてしまい、そのまま主人公の物語が再開することなくラストまでいってしまうのは驚くが、ここに至って、映画の物語すらもただの建前にしか過ぎず、本当に国民の戦意高揚を図るためだけに作られた映画だということを強く感じ、これがプロパガンダなんだなと痛感した。円谷英二監督の原点といわれるこのクライマックスの真珠湾攻撃シーンは本当に実際の記録映像を見ているようなリアルさがなんとも言えない迫力で、敵国であるアメリカの戦艦を参考にするなど資料が少ない中、よくここまでできたものだと思えるもので、のちの東宝特撮映画での円谷監督の活躍の片鱗を見ることができる。ラストはこの戦争の結果を知っている目からすると虚しいものがあるが、それも含めて戦争当時の日本人をリアルに知るという意味でも価値のある映画だと思う。(円谷監督の原点であるということとともに。)ちなみにこの主人公を演じた伊東薫という俳優は初主演となる本作の撮影後に出征し、戦死してしまったという。それを知った上で見るとなんだか悲しくなってしまった。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2016-04-18 00:54:12)

2.前半の訓練風景が圧巻。繰り返される精神主義と気合い。体操の秩序正しさ、清らかな白い歯。おそらくそこに蔓延していただろう陰湿な面をきれいに拭い去って、純粋な結晶体を見せてくれる。その時代の理想が目の前に現われてくる。これはもう優れた「記録映画」と見ていいでしょう。もちろん映画がその時代の狂気を形作っていった罪は断罪されなければならないが、同時に後世にその精神風土を正確に(狂ったまま)記録した作業も評価したい。動じない国の母、弱気になったときに力を吹き込んでくれる先輩、厳しいが面倒見のよい諸先生。すべてそのなかでは「善し」とされるものが、集まり寄って一つの大きな狂気を形成していった。なぜアメリカと戦わねばならないのか、についての具体的な説得がまったくなく、そんなことを考えること自体気合いが入っていない証明になってしまい、この「麗しい共同体」から弾き出されてしまう恐怖があったんだろう。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2012-06-10 10:00:25)(良:2票)

1.戦時中の国策映画なので、当然メッセージとしては戦意高揚にあるわけですが、そのメッセージまで含めて、自分には大変興味深い作品でした。この時代は僕の祖父母が生きていた時代であり、両親がが子供だった時代です。ところが戦時中というと、どこか別の世界の、歴史教科書のなかの出来事として現実感を感じられなくなってきていると思います。しかしこの映画に映し出されているものは間違いなく現在と続いているまぎれもない日本の姿そのものなわけです。ロケ地にしても、当時の風俗にしても、まさにその当時そのままの姿が記録に残っている。原節子が立つ同じ日本の地、同じ空の下で、祖父母が間違いなく生きていた。作品の意図するところとは別に、僕はそんな感慨を持ちました。 ロイ・ニアリーさん [DVD(邦画)] 7点(2006-04-23 12:49:00)

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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.33点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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