みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 前半と後半とが、まるで別の映画のよう。 だけど、前半の描きがあるからこその、後半の感動。 もちろん、つながりがある。 私にも色々過去があり、トラウマもあり、前半部分については精神をやられたかのようなショックがあった。 描き方がリアル過ぎて、観たことを後悔したくらい。 震災の残酷さは描けていたと思うが、その分、観る者の心を蝕む前半。 トラウマを持つ人にとっては、精神的ダメージを負うかもしれない。 それに対して後半は、うってかわってハッピーモード。 感動全開。 しかし、前半で負ったダメージが抜けきれない。 前半部分をリアルに描いたからこその、後半の感動と思いきや、前半部分の心的ダメージの方が遥かに大きかったのだと思う。 少なくとも私にはそうなった。 ただし、題名の通り、周りの人に「ありがとう」と言いたくなる作品だ。 周りの人、特に家族に対して、私を支えてくれてありがとう、こんな私の為にありがとう、と言いたくなった。 そして、家族のことを、こんなに愛おしく思わせる作品は、他にはない。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-03-08 02:30:02) 2.惜しい。音楽が時に押し付けがましく、「こってり」しすぎ。主人公もふさわしい配役だとは思いますが、終始一貫してポジティブに描かれているのが感動をうすくしている。二人の娘ももうちょっと奥行きのある描き方がほしい。見終わった印象は悪くない。ゴルフのキャディって、時に人生を決定付けるほどのすごい役割なのですね。 【ワンス・モア】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2007-09-17 08:23:16) 1.《ネタバレ》 プロゴルファー古市忠夫氏と阪神淡路大震災の悲劇を描く、総製作費15億円を投じた力作。序盤、まだ寝静まる神戸の街を行くバスと阪神高速3号神戸線の上空を不気味な閃光が走る映像が印象的。そして運命のあの5時46分…。 15億円かけただけあってCG、セット、ミニチュアを駆使した大地震発生シーンはまるで実写かと思うような出来栄え。轟音と共に若鷹商店街が瓦礫と化し、三宮の象徴だった阪急三宮駅の崩壊を見せ付けられたとき涙が止まらなかった。間接的ではあるが震災をこの身体で感じている身としてはかなりのショックを受ける映像だった。地震発生直後、家から這い出してきた住民が無言で立ち尽くす姿もとてもリアル(実際当時は放心で声が出なかった人が多い)で、制作陣の本気度がうかがえる。描写はさらに火の海となっていく長田の街も描写しており、オープンセットを破壊し火をつけて撮影したという鬼気迫る映像が辛かった。まだ生きている肉親を目の前に助け出したくても家屋の下敷きでどうすることもできず逃げるしかなかった人々の姿があまりに痛々しく、泣きっぱなしでした。全て本当にあったことで、震災を体験した人々にはあまりに辛い内容となっています。 前半の震災シーンは見ごたえ十分ですが後半のプロゴルファーに挑戦する話しとのつながりに少々難があるのが残念。とくに若鷹の街の再興過程が端折られ、主人公も震災数年後に立派な家に住んでいたり(仮設住宅住まいもあったけど)して、震災よりも震災後に本当に辛い思いをした多くの被災者の姿とはかけ離れていました。後半の描き方がゴルフ一色でなければさらに良かったと思います。貧乏臭い田中好子は雰囲気出てますけど、無理に神戸弁でなくても…と思う台詞回しでした。 とにかく前半の震災シーンは素晴らしく徹底して作りこまれていて否応なく震災の日を思い出させるだけのリアリティあるものとなっていることは特筆できます。『マグニチュード』という同様の作品と比べると遥かに訴える力がある作品になっていました。 【トト】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-05 23:02:51)(良:1票)
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