みんなのシネマレビュー

となり町戦争

2006年【日】 上映時間:114分
ドラマサスペンスラブストーリーコメディ戦争もの小説の映画化
[トナリマチセンソウ]
新規登録(2007-01-18)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2017-09-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(2007-02-10)


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監督渡辺謙作
キャスト江口洋介(男優)北原修路
原田知世(女優)香西瑞希
瑛太(男優)香西智希
鈴木晋介(男優)
柴本幸(女優)木下
菅田俊(男優)矢加部岩恒(舞坂町長)
余貴美子(女優)室園絹子
岩松了(男優)田尻
宇野祥平(男優)
脚本渡辺謙作
音楽Sin
撮影柴主高秀
企画鍋島壽夫
プロデューサー鍋島壽夫
配給角川ヘラルド・ピクチャーズ
編集日下部元孝
照明蒔苗友一郎
あらすじ
北原修路は舞阪町の住人。ある日、町の広報誌に、となり町である森見町との戦争のお知らせを見つける。いつもと変わらぬ町の景色や人々の生活に、はじめは戦争の実感など感じられなかった修路だったが・・・。

コウモリ】さん(2011-11-01)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.《ネタバレ》 わかりやすいようで、映画として本質が伝わりにくいストーリーでしたね。
じれったく平和ボケで他人事のように話が進んでいくのは完全に「狙い」でしょう。
今、僕らの生きている現代社会の民主主義一つにしたって、本当に誰もが、その意義を意識し参加しているのでしょうか?
一部の人間にわからないように煽動されてるのではないでしょうか?
色々、社会や政治に不満を飲み屋で、ぶちまけても行動に起こせないのは、なぜなのでしょうか?
そんな日本人の感覚だからこそ作り上げられたストーリー、そして映画なのだと思います。
若松了さんの演じていたキャラクターのセリフが、いちいち突き刺さりました。
今も何処かで、宗教や民族など、いろいろなところで戦争が起きていても、
僕らは、それに傷つくことも無く、何も感じずに生きているのです。
そんな感覚を皮肉った話なので、感覚的にイラッとくる受け取り方をしてしまう方が多いのはしょうがない。
じゃあ、どうしろ?と。
それは各々考えろ!というのが、この映画の本質なのかなぁ?と僕は受け取りました。
バニーボーイさん [地上波(邦画)] 7点(2009-10-15 10:54:23)

4.原田知世がすごくきれいだ。すごくきれいに撮られている。それだけで十分に見る価値がある。また、市町村同士が戦争するなんてシニカルな題材だけど、実際の戦争も、国と国がやっているという意味では同じ行政のお仕事なんだと気づかされる。大真面目で人を殺す政策について議論が交わされているという点では、市町村でも国でもたいした違いがないのかもしれない。おそろしい。 wunderlichさん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-25 22:53:24)

3.《ネタバレ》 物語前半は、とことんギャグテイスト。爆笑タイプの笑いではなく、お役所仕事への皮肉たっぷりのシニカルな笑い。爆笑こそありませんが、思わずニヤリとしてしまいます。戦争が起きているとはとても思えない平和な日常が延々と続く。でも何か落ち着かない。心から笑えないのです。その予感めいた恐怖が、徐々に現実のものとなっていく。真綿で締め付けられるような緊迫感に、体が硬直します。ヤバイ。よく分からんけどマズイ気がする。戦争に加担している実感はなかったはずなのに、気づいたら戦争の真っ只中にいたことに驚愕します。それでも最後の最後まで、直接的な殺人シーンが描かれることはありませんでした。でもそれが逆に怖かった。とてもリアルに思えました。現在日本人の大多数が感じ取っている戦争の姿はまさしくコレだと思う。どんなに世界各地の悲惨な戦争の様子が報道されようとも、自分の命がセーフティーゾーンにある限り、所詮他人事でしかありません。もしかしたら戦争の当時国になっても、「どうせ戦うのは自衛隊でしょ」くらい呑気に構えていそうな危うさがある。主人公の姿は、典型的な日本人の姿に他ならないと思いました。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-01 18:10:09)

2.《ネタバレ》  非常に地味な作品ではありますが、その事が逆に議会制民主主義の限界や、戦争というものの実態を浮き上がらせていて恐ろしさを感じさせましたね。

 隣町との戦争という題材にしているので「こんなのあり得ない」と感じてしまいますが、良く考えると実際起こっている戦争にしてもそう大差がないことに気づかされるはずです・・・・。

 しかし、岩松了の胡散臭さ全開のキャラクターは素晴らしかったですね(いろんな意味で)。
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-09 18:17:12)

1.ある日突然、一枚の通知書で“となり町”との開戦が知らされる。流れのままに、実態の見えてこない「戦争」に巻き込まれていく主人公。
映画のテイストとしては実に斬新なブラックジョークに包まれていて、良い意味でとても滑稽に仕上がっている。
が、それは同時にこの映画が物語るテーマの深さを表していると思う。

町単位の戦争という設定だから、その取り仕切りは当然、町議会であり最高責任者は町長、執行も普通の町役場の職員が担当する。だからストーリーとして“可笑しさ”が生まれる。
が、そこに、今この瞬間も世界各地で行われている現実の戦争と、違いがあるのだろうか。
国単位、世界規模で繰り広げられている戦争と、その本質に変わりはないのではないか。
むしろ、現実の戦争こそ、本当に笑えない滑稽さと愚かさに侵食されつくしていると思えてならない。
そしてそのことこそ、この原作が伝え描くことなのだろう。

映画の演出としては、少々チープだったり、過剰だったりする部分もあったが、問題作と言われた原作小説を巧く映像化したのではないかと思う。
透明感と無機質感を併せた表現力を見せた原田知世は、女優としてとても魅力的だった。

余談だが、この映画はほとんどのシーンが地元ロケ(愛媛県)で、随所に身近な場所でのシーンがあらわれて楽しかった。
あんなに近所のバッティングセンターでロケをしていたとは、観に行けば良かった……。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-18 18:42:49)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 4.93点
013.70% line
100.00% line
227.41% line
3414.81% line
4622.22% line
5311.11% line
6311.11% line
7518.52% line
827.41% line
913.70% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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