みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
17.《ネタバレ》 さまざまな本シリーズの犯人を見てきましたが、エイドリアンが最もコロンボに近い人物だったかと思います。偏執的で、なんかイチイチちょっと嫌味な感じで。女性に弱そうなところもそうですな。ですので、最後のシークエンスは、コロンボにしてもエイドリアンにしても、やっと分かり合える友だちに巡り会えたような、同じ病状の人を相哀れむような、そんなやさしい印象がありました。 【なたね】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-05-17 21:54:33)(良:2票) 16.卑しい心の人ばかりが殺人犯となるわけではない。卑しい心の弟を殺害してしまう気持ちが重々伝わってきました。殺害に便乗する秘書も卑しいですが、この犯人は憎めない。最後のコロンボとの乾杯は名場面ですよね。 【SUPISUTA】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-03-31 13:34:21)(良:1票) 15.《ネタバレ》 なかなか丁寧につくられてましたね。 ワイン命の兄と奔放な弟、殺人の動機はコロンボではありがちですが、 二人を取り巻く人間が良かったです。 特に犯人の秘書、アレはなかなかのもんです。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-10-26 22:50:34) 14.《ネタバレ》 コロンボが真相をどう推理するか、とか、謎解きの過程を楽しむ、というよりも、ヒューマンドラマとして楽しめる作品だと思います。ただ、実際にエイドリアンのような人が自分の回りにいたら、殺された弟同様「頭がおかしいんだ」と思ってしまうでしょうね。ワインの競売の前にも「アメリカ経済に刺激を与えにいきますか」など、一般人が聞くとイラッとするようなセリフも・・・。最後、大切なワインが全部ダメになったとわかった時、彼の人生もそこで終わってしまったんですね。そして、残りの人生、刑務所で哀れに暮らすのかと思うと、同情してしまいます。 【ramo】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-09-20 17:22:48) 13.《ネタバレ》 原題の "Any Old Port in a Storm" は、慣用句「Any Port in a Storm(嵐の中の港=窮余の策)」と「Old Port(古いポルトガルワイン)」をかけたもの。オールド・ポルトは具体的には、刑事がレストランで一芝居打ったときに使用したオールド・ヴィンテージ・ポルトのこと。つまりここでの窮余の策とは、刑事が捜査に行き詰まって用いた策のこと。又「結婚の申し込みに困っての窮余の策(犯行自白)」という皮肉な意味にもとれる絶妙な題名になっている。 【犯行】 刑事が犯人のデリケートな舌を使って確認したのは、ワイン蔵の空調が止まり、蔵の温度が40度以上になったことがあるという事実。無類のワイン愛好家である犯人にとってワイン蔵の空調をとめるなどあるえない行為。にも関わらず、そうせざるを得なかったのは余程の非常事態が発生したと推量される。例えば殺人など。犯人は空調をとめたことを秘密にしていた。それは駄目になったワインをこっそり捨てていたことからも窺える。何故秘密にするのか?それは何か秘密にしなければならない出来事があったからだ。それ故に種々の状況証拠と合わせて勘案すると、秘密の暴露は犯人の自白に等しい。 ところで「蔵の空調を切ったら窒息死するのか?」という疑問がある。高度に密閉されているわけではないので、窒息はしないだろう。この事件の場合、偶然に部屋の温度が45度以上になったことにより、熱中症にかかり、窒息死したのだと思う。死体現場の様子からして、被害者は一度は意識を回復したようだ。少し暴れた様子が見て取れる。 犯人の意図は一週間水・食料なしで衰弱死させることだった。 初見では「空調を切ったのではなく、電源を切った」だった。電源を切れば扉が開かなくなり、閉じ込められると考えた。これは見直して間違いと判明。 【犯人と刑事の関係】 たいていの犯人は刑事を小馬鹿にするか毛嫌いする。だが今回の犯人は、刑事がワインを勉強をしていることで、それなりの敬意を払っている。レストランのシーンで刑事のワイン知識をほめているが、あれは本心からだ。刑事も犯人に悪意は抱いていない。犯人の事情に同情し、ワインに対する熱意、デリケートな感覚を理解しているからだ。だからわざわざ別れのワインを用意した。最高のデザートワインで別れにふさわしいもの。ワインの芳香が漂ってくるような余韻の残るエンディングに乾杯。 【よしのぶ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-27 19:53:47) 12.《ネタバレ》 自分はこの作品を子供の頃見て、人と会う時は向こうの興味ある話題を勉強して、会う様になりました(もちろん浅~く、ですが)。犯人がコロンボの勉強ぶりに感心して、ラスト車の中でワインを交わす所なんか、コロンボシリーズで好きなラストの一つです。ちょっと猫背の犯人もオタクっぽくて良かったです。でもあの秘書、やはり年老いた孤独な女性は怖い。この事件で犯人に貸しをつくり、結婚を迫るところは中々珍しいパターンですね。 【トント】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2010-12-20 21:39:10) 11.《ネタバレ》 正直誰がどう見ても犯人はバレバレなんだが、いつものような(?)しつこさがあまりなく個人的にはチト物足りないかも 最終的には犯人自ら「ワインの味」で墓穴をほるという見事なラスト 犯人とわかってからもしばらく話す展開はちょっと珍しいのではないでしょうか でも警部 飲酒運転はダメですよ! 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-16 07:59:58) 10.アタシゃね、とにかくホシをあげるためなら何だってやるンですよ。いやね、殺しに良いも悪いもありゃしません。理由はなんであれ、殺しは殺しです。今回のホシもね、いつもどおり追い詰めようと思ったんです、途中まではね。でも、この人、ワイン以外のことでは感情ってもんが働かないんですよ。見てて分かったでしょ? だからしょーがない、奴さんの感情を動かすために、アタシゃ、ワインについてちょっとばかし勉強したんです。奴さんと会話の糸口つかむためにね。ワイン倉の温度調節機のこと? そりゃ、勘ですよ、勘。ワインのプロにしちゃぁ、温度調節切っちゃうなんて信じられませんけどねぇ。そんなの、アタシがホシに共感して尊敬しちゃうってことと同じでね。そりゃ、ありえません、アタシには。勘違いしないでくださいよ、ホシの立場だったらどう考えてどう行動するかは考えても、奴らの気持ちに寄り添うなんてことは出来ません。え? じゃ何であんな余韻たっぷりのラストにして、車の中で乾杯したかって? 決まってます、ホシを無事おとしたことへの安堵の表れですよ。レストランでの一件は、ありゃバクチですからな。あの人にボロ出させるには、ワインで動揺させるしかないと思ってました。計画通り行ってホッとしましたよ。全てはあの人を懐柔して真実を浮き彫りにするためのパフォーマンスだってことくらい、アタシのことよく知ってる人なら分かるでしょ? あ、そうそう、ちなみにカミさんの子守りがどーのこーのって話は、ありゃ全部出任せです。最初からカミさん連れて来るつもりなんかなかったんでね。 【すねこすり】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-02 15:09:59)(良:1票) (笑:1票) 9.《ネタバレ》 最高傑作とは思わないが、情感あふれる作品だと思う。しかも犯人の側を一方的に美化して描くことをせず、被害者側の人間から「兄貴は少しおかしいんだ」と言わせているところが奥が深い。人生ワイン一筋、結婚より監獄が自由だなどという人間は「どこかおかしい」と言われても仕方がないからである。だがコロンボはそうした声を耳にいれた上で犯人を敬愛し、本気でワインに取り組む。この姿は「自爆の紐」の30日間トレーニングをやりだす態度などとは全く違って、「本気も本気、大本気」なのだ。この作品に我々が感動するのはまさにこのコロンボの姿ではないだろうか。憎むべき殺人犯を心から尊敬し、真摯な態度で犯人に接し、犯人がコロンボの努力を素直にたたえると本当にうれしそうに笑い「何よりもうれしいお褒めの言葉です」と心から感謝する。なんと人間味あふれる刑事なんだろうか。コロンボの魅力はやはりこの人間味にある。私が全然古畑を評価しないのは、コロンボがすばらしく人間臭いのに対して、古畑からは演技臭さしか感じないからである。 【空耳】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-10 05:51:51) 8.《ネタバレ》 人生を捧げてきたもの、大切なワインを奪われないために罪を犯す犯人。しかし、皮肉にもその犯行が守ろうとしたものをだいなしにしてしまう。このめぐり合わせが哀れでした。彼はその生きがいを奪われる運命だったんでしょうか? ユーモアのペーストがドラマをさらにひきたて、上質のものとしています。 【no one】さん 7点(2005-02-12 02:29:46) 7.コロンボファンであり、大好きなのですがこの作品がシリーズ中の最高傑作かと問われると、そうかなあ?と思います。私的には殺された弟の恋人が意外に素敵だったので(ネックレスがステキ!)あまり犯人に感情移入出来ませんでした。コロンボもちょっとアンフェアなことをやってるし。・・・私にとっては普通に面白い作品です。 【JEWEL】さん 7点(2004-05-29 16:41:51) 6.この作品に敬意を表して、ワインを飲みながら鑑賞しました(2度目)。グラスの持ち方、デカンタの役割など、ワインの知識も多少勉強になりました。一つのものを極めた者の、こだわりを逆手に取ったしかけが、ポイントですね。犯人が、最後に、秘書に結婚を迫られたことについて「刑務所は結婚より自由かもしれない」という言葉に、酔いもまわり、思わずうなずいてしまって、あわてて振り返って、かみさんがいなかったので、またうなずいてしまった。 【パセリセージ】さん 7点(2004-02-21 15:05:21)(良:1票) (笑:1票) 5.飲酒運転のオンパレードな映画。私は飲酒運転が嫌いなので飲んだら乗るなと言いたい。車の中で乾杯までして・・(刑事さん)。秘書の変貌にただただ勉強になりました。 【デイリー】さん 7点(2003-11-28 13:18:15) 4.深夜にやっていてなんとなく見てしまったが、さすがに最高傑作と言われるだけあって面白い。コロンボのあっけらかんとした佇まいと犯罪のミスマッチは相変わらず最高。 【つめたさライセンス】さん 7点(2003-11-09 01:17:00) 3.コロンボファンですが、この作品はあまり好きでありません。ラストに爽快感が無いからです。 【クロ】さん 7点(2003-10-25 23:50:30) 2.コロンボの終わり方としては、めずらしいんじゃないの?犯人が分かった瞬間、エンディングになることが多いと思うけど、今回は事件解決後の犯人との会話がなかなか良かったです。 【デリング】さん 7点(2002-12-31 20:44:18) 1.金と気持ち(いろいろ解釈はあるけれど)の葛藤からうまれたドラマだなあ。ちょうど私の職業がこれに似てるんだ。「○○刑事は左耳遠いからね、右側にたった方がいいよ」逆かな? そんなのが好き。イタリアンレストランの雰囲気。僕はウイスキー党だが、これを見るときはあかワインをのみます。 【阿佐ヶ谷】さん 7点(2001-05-10 00:46:28)
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