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喜劇 にっぽんのお婆あちゃん

1962年【日】 上映時間:94分
ドラマコメディモノクロ映画
[キゲキニッポンノオバアチャン]
新規登録(2012-04-03)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2012-12-22)【ESPERANZA】さん
公開開始日(1962-01-03)


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監督今井正
キャストミヤコ蝶々(女優)喧嘩ばあさんサト
北林谷栄(女優)おとぼけばあさんくみ
飯田蝶子(女優)風船ばあさん花
浦辺粂子(女優)ざあませばあさんわか
原泉(女優)大食いばあさんハツ
村瀬幸子(女優)横着ばあさん艶
岸輝子(女優)いじわるばあさんかく
東山千栄子(女優)あそばせばあさん末野
斎藤達雄(男優)ロマンチックじいさん安西
渡辺篤(男優)インテリじいさん鈴村
織田政雄(男優)皆勤主事曽我
左卜全(男優)優等生じいさん関
中村是好(男優)乞食じいさん三谷
清水金一(男優)迷コック
杉寛(男優)モグモグじいさん手塚
山本礼三郎(男優)親分じいさん杉山
殿山泰司(男優)八掛見じいさん象水
上田吉二郎(男優)政治家じいさん大川
菅井一郎(男優)画家じいさん多田
柳谷寛(男優)お巡りさん
渥美清(男優)お巡りさん
三木のり平(男優)大道掛軸屋
小沢昭一(男優)副園長小野
十朱幸代(女優)ニコニコ女店員昭子
市原悦子(女優)新米寮母青木
小笠原章二郎(男優)ノイローゼじいさん加藤
木村功(男優)セールスマン田口
関千恵子(女優)ヒステリー女房志保子
田村高廣(男優)純情園長さん福田
渡辺文雄(男優)団地亭主達二
沢村貞子(女優)栄養士
伴淳三郎(男優)酔っぱらいじいさん兼井
原作水木洋子
脚本水木洋子
音楽渡辺宙明
挿入曲橋幸夫「木曽ぶし三度笠」
撮影中尾駿一郎
製作市川喜一
配給松竹
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.山田監督100選で見ました。脇役陣の錚々たる顔ぶれと老け役の主役の二人に違和感がないのに驚きました。暗い物語をコメディタッチで描写していますが、訴えたいものがひしひしと伝わってくるような映画です。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-27 21:05:59)

3.《ネタバレ》 いやー、これまたすごい。出演者の面々を見ているだけで、圧倒されそうです。その中でも、主役の蝶々さん北林さんが抜群。特に十朱幸代以下の店員さんとの交流がいいエピソードでした。話が進むにつれて「悲喜劇」になってゆき、社会性が深まっていきますが、その進展ぐあいも自然でよかったと思います。ただ、サトさんが帰宅してからの描写がストレートすぎて、あのあたりももう少しユーモアを感じさせたらよかったと思いますが……。
今となっては、この映画に出てくるような養老院すら幸せとは限らないというところがありますが、そのあたりは本作でも、インタビューされてブスッとしているくみさんや、最後に腕組みして考え込んでいる渡辺文雄の画で表されていると思います。そう考えると、なかなか「昔の映画」とばかり言っていられないでしょう。かなり深いところがあると思います。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-11 17:51:32)

2.《ネタバレ》 渡辺宙明の軽快なテーマ曲にのってミヤコ蝶々と北林谷栄が街を歩く。この二人の老け役女優が良く、ほかにも最年長の東山千栄子をはじめとする老人役のほか、日本を代表するような名優たちが出演していて、それだけでも見る価値のある映画なのだが、内容は「喜劇」というには重い老人問題を扱っていてあまり笑えない社会派映画となっている。今でこそ少子高齢化社会であるが、この映画の製作当時はまだそんなことは言われていなかっただろう時代にこのテーマの映画というのは社会派・今井正監督の先見の明を感じずにはいられないし、ラスト近く、帰宅したミヤコ蝶々に対する家族の冷たい態度は現代から見ればものすごくリアルに感じられる。ただ、ラストはミヤコ蝶々演じる主人公が北林谷栄のいる老人ホームに行くところで終わったほうが少しは希望があったのでは。あのまま主人公が息子夫婦と暮らしていくよりはいいと思うのだ。とはいえ、北林谷栄はある疑いをかけられ、その老人ホームを抜け出したことからも考えられるが、老人ホームが本当に老人にとって安住の地なのかと言われれば微妙なところで、結局どちらがいいとも言えないのが実情だろう。この問題は今現代においても全く変わっておらず、むしろ今のほうが深刻になっているのだ。非常に考えさせられるいい映画だったと思う。老人ホームの職員役で小沢昭一が出ている。去年暮れに亡くなってしまったのは本当に残念だった。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-13 14:24:42)

1.これはもう邦画脇役大会というか、配役眺めているだけでニコニコしてしまう。おっとりの東山千栄子、いいとこの女中の浦辺粂子、満州帰りで英語の岸輝子、ナイチンゲール勲章(『ひめゆりの塔』!)の原泉、ドラ焼を盗ったらしい村瀬幸子、そしてもちろん北林谷栄に飯田蝶子。男も、山本礼三郎、上田吉二郎の二大悪役に喧嘩させ伴淳を遅れて登場させる憎さ。中村是好、渡辺篤、菅井一郎、殿山泰司もいる。ジッパーを上下させているのは何て言ったっけ。斎藤達雄のドクター、まだ忘れてないか、看護側で市原悦子、織田政雄、小沢昭一、ちょい役の警官に渥美清(まだちょい役で当たり前の時代だったのか)。こういう贅沢を社会派監督に提供してもらえるとは思わなかった。家族と一緒より養老院のほうが幸福かもしれないという『にんじん』みたいな見方を提示し、でも養老院だって極楽というわけではなく、ドラ焼き食べた疑いが掛かったりするように、そうそうノビノビしていられるわけでもない。フォークダンスの暗鬱さが秀逸。全体はユーモア優先で、こういう映画も作るのか、と思っていると、最後のミヤコ蝶々の家族描写がずっしりリアリズムで、監督の本性が剥き出しになった。「お風呂行かないんですか、行かないなら行かないとおっしゃってくれなくちゃ」。題材が題材だから、もっと展望があってホッとさせる展開にしてほしかったが、社会派は暗く問題提起しないといけないらしい。音楽がモダン、60年代は50年代と違うな、と思いました。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-12 09:59:55)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.00点
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6225.00% line
7450.00% line
8225.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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