みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 友人、いやそれ以上の関係で子供のころから育ったユダヤ人の画廊の息子と、その使用人の息子のSS将校。その立場が2人の置かれた状況を変えながら度々入れ替わる。 そこに、この2人から愛された1人の女、母の命、ドイツとイタリアの2国間の関係、本物のミケランジェロの絵の行方を常に時間的制約をもたせながらスリリングに巧く絡めています。なかなか良く練られた人間ドラマでした。 一方、本物のミケランジェロの絵は一体何処へ?というミステリでもあるのですが、こちらの方はかなり分かりやすくなってしまっています。この邦題も良くない。本物の絵の行方は何か暗号化されていると言っているようなものであり、そうなるとかなり的は絞られてしまいます。 ナチスとユダヤの関係を描いたヨーロッパ映画は実話ものを中心に非常に重く辛い作品が多いのですが、近年ではユダヤ人教授とヒトラーをコミカルに描いた「わが教え子、ヒトラー」という作品もありますが、本作もその重さがかなり抑えられた作品となっています。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-28 00:43:04) 3.ハリウッド作品のようにストーリーをこねくりまわしてなくストレートに描いているので、非常に分かりやすい。結末はさておきストーリー展開の意外性もあり楽しめた。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-05 21:57:31) 2.《ネタバレ》 脚本が良く練られているので、面白く見られた。ただ終戦後、一枚の写真で主人公がナチスの残党に間違われるくだりは必要だったかなァ。すぐに間違いは正されるし。 それに、残念ながら、ラストのオチも途中から推測できた。その辺が甘いと言ったら甘い。でもユニークなナチスとユダヤ人映画としては楽しめたので、この点数で。 【love】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-10 16:51:58) 1.紋切り型のナチス×ユダヤものに変化が見られたのは、「バティニョールおじさん」? 戦後6、70年もたてば、新しい表現も出てくるのだな、と。 でも本国ドイツではさすがにおちゃらけたナチスものなんか作れないはずだから、これも「ヒトラーの贋札」のオーストリア製。 一応ミステリー仕立てだけれど、贋作が2枚あるのをあらかじめ見せてたり、本物はそこにありと指さしてるような明白さで、そちらの方は形だけ。 メインは兄弟のように育ったヴィクトルとルディの関係。 彼らの立場をナチスの軍服一枚で逆転させ、「軍服がナチスを作った」とでもいいたげ。 心の弱いルディはもとより、ユダヤ人ヴィクトルでさえもそれが持つ力に魅了されながら、彼の軸がブレないのに安堵する。 従来の戦争映画でのユダヤ人の弱者のイメージを、ヴィクトルの控えめながらも底力のあるキャラクターが覆しており、ある意味ヒーロー的でもある。 邦題(同タイトルのシスティーナ礼拝堂の天井画関連の本があって、そっちからつけた?)とはちがって「ミケランジェロと軍服」といった感じで、主演のモーリッツ・ブライプトロイはドイツ映画でよく見かける俳優さん。 ちょっとコミカルでそんなにお金もかかっていないけれど、好ましいスタンスの作品。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-08 07:00:01)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS