みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 まあ、こーゆー映画を見るときに大切なのは、あくまで娯楽だから、という優しい目線になることでしょう。 オープニングうまいです。なんか引き込まれます。 剛くんの存在感抜群。この人のドラマは結構見てきましたが、どんな役柄でも起用にこなす印象。ハードボイルド系は初めて見ましたが、なかなかどうして、堂に入ってますね。 ただ、オープニングのつかみは良かったものの、そこから先の展開はあまり好きではなかったです。なぜなら主人公を含め共感できる人物が一人もいないから。底辺とクズと悪い人間ばかりで気が滅入ります。 ・・・ただ、ただ、ただ! しばらくして主人公が一念発起。突然老人ホーム?の立て直しをやり始めるところから俄然面白くなります。 お客さんであるはずの住人たちにも手伝わせちゃう。認知症のお年寄りたちに仕事を与える。この常識では考えつかないようなことを実行しちゃう破天荒なストーリーこそ映画の醍醐味。そしてこれがあれよあれよとうまくいっちゃう。なぜか人間関係も良くなっちゃう。こんなあからさまなご都合主義が許されるのも娯楽映画の特権。サクセスが好きな自分にとって、この展開は素直に気持ち良かったです。 弱い人間を食い物にする悪人代表の組の親分たちに反旗を翻し、一矢報いるのも気分が良い。 ラストは主人公以外は新しい人生を再スタートで、小さなハッピーエンドがたくさん。主人公だけが割を食う。 普通だったらもやもやしたものが残りそうだけど、主人公のキャラがそうはさせない。この後も痛快な任侠道を突っ走ってくれるのだろうと思わせてくれる。 アウトローなヒーローにしか出せないこのスッキリ感がなかなか良い感じです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-03-20 02:18:27) 5.《ネタバレ》 うっわ 草なぎ君たら 草食系から一気に極道系。 極なぎ君と呼ばせてもらいますよ今度から。 しかし、まさか極道やらせりゃ上手かった。 もしもSMAP解散したなら 今後思う存分コッチ系に走ってみてもいいんじゃないですかい? 許すよ君なら。しかしコンタクト外してやってるんかしら ホント目付き悪いねえ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-02-25 22:37:26) 4.《ネタバレ》 テレビシリーズとの繋がりはほとんど無い 前回の登場人物がほぼ出ないのはちょっと不満だ 冒頭コンビニ強盗を一蹴するくだりは掴みとしては抜群だ テレビシリーズよりもかなりシリアスでハード しかし主人公がホームを老人運営する過程にディテールがまったく無い 各老人達の過去の技で経営を立て直す具体的なシーンがちょっとでもあるとリアリティが有ったのに残念だ 主人公も過去のヘルパー経験の技をチラっとでも見せてくれればおお、って思ったのに 草薙くんはいつもテレビで見るとなんてこと無いのだが、こと役者になると抜群だ あの微妙な存在感がいいのかな ヒロインの母親を主人公のホームへ入れる過程はベタだがけっこう泣ける ラストシーンを含めて役者の顔がアップにされるシーンがスローで効果的に使われていて、ありきたりだがなかなかうまい演出だと思った 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:28:42)(良:1票) 3.コンビニのバイトなんかより、老人ホームで働いてたら良かったのに~。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-11-15 23:45:18) 2.《ネタバレ》 劇中、迷惑そうに看護師がボヤくシーンがあります。「要介護度が2という事なので受け入れたのに」。 ランクによって選り分ける介護認定制度って代物、判定する人の主観に左右される雑なシステムな上、再認定の申請から実際に認定が下りるまでに2ヵ月程かかります。認定されれば要介護度は判定日まで遡って適応されるものの、その間に何らかの具体的な手が差し伸べられる訳ではありません。 映画のように認知症が進行すれば要介護度は4か上限の5になりますが、認定には時間のズレがあり、要介護度が上がったところで、じゃあ手厚いサービスが受けられるのかと言えばシステムは万全には程遠く、むしろ介護度が上がる事によって映画のように更なる困難が発生します。 最終的に要介護度5となった父の介護をしてきた自分にとって安田成美の助けを得られずに行き詰まってゆく感覚はとてもリアルなものとして伝わってきました。 娯楽映画というスタイルはあくまで崩さずに、介護生活において最も大きな障害となる排泄の問題や、高齢者から金を吸い上げる事に躍起になる介護ビジネスの実態も含め、高齢者介護の現実とあるべき姿を真面目に描出した映画だと感心しました。 ただ、それを描いた時点で真面目な映画としての役目を終えたかのように、クライマックスではテレビシリーズを見ていないと訳が判らない、都合のいい便利キャラとして黒木メイサが登場し、更に「コレはあくまでヤクザ映画なんですよ」とばかりにクサいスローモーションとカットバックでクドクドと見せ場を安っぽく演出してしまう点は幻滅しました。何か最後になって色々なお約束事を回収にかかったみたいで、ちょっと不恰好。 でも、結局こういうのって自分の身になってみないと判らないゆえに法律もいい加減だし、映画でも問題が伝わりきらないのでしょうねぇ。そういう立場になるときっと「政治家のドアホ!」って思いますよ。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-01-31 20:28:36)(良:1票) 1.《ネタバレ》 西谷弘のテクネーなどという論文があったとするならば、 先ず論ずるべきは間違いなく、視線で描く演出の美学なるものだろうか。 西谷弘がまなざしで映画を作っていることは『アマルフィ』や『アンダルシア』の時点で 既に散々と書いてきたことなのだが、役者が向けるまなざしとそのまなざしの先にあるもの 例えば、草彅剛が見ているというショットと、何を見たかというショット これらが物語を展開していくという流麗な手捌きこそが 西谷弘の映画の巧みさのひとつであることは誰にでもわかるだろう。 それは、誰をどのような玉で撮るのか、広角で撮るか、望遠で撮るか 後ろのボケ具合はどうかといった、撮影山本英夫の巧みさと相俟って成立している。 更に、このシーン繋ぎの見事さはなんだ。ひとつ例を挙げるとすれば 介護都市にしようという看板へのトラックインに、演説の音声をずり上げし そのまま香川照之の演説シーンへと移行する華麗さ。見事という他にないだろう。 そして冒頭のトンネルのシーン、ラストのトンネルのシーンという反復性。 つまり主人公がこの先どうなるのかという暗示であり、この映画の結末である。 西谷弘の計算され尽くした演出力は、凡庸な脚本をここまでに仕立て上げてしまう。 【すぺるま】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-26 00:38:33)(良:1票)
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