みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 良心とは何か。 利にさといだけの政治家の皮を被った商人、確固たる思想はなくなんとなく 世間の空気にのるだけの新聞屋、安全な場所でおびえるだけの小市民、 己の欲に従順なだけの小悪党、力まかせだけの前時代的保安官、 見て見ぬ振りするだけの聖職者。そして性に多感な青年。 反戦気運が高まりつつある1969年のアメリカという時代背景を考えると、 この作品は当時の現代風刺にありふれている。 保安官が法やペンではなく銃で撃たれたところが、とくに皮肉が効いている。 結局は力だろと。 観るのは2度目で、1度目は昼のBSでお決まりの西部劇くらいしかなかったが、 監督がドン・シーゲルで作られた時代が60年台後半と思うと、 ただならぬ気骨のある作品だ。 【michell】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-28 15:32:38) 1.《ネタバレ》 撃つ者と撃たれる者が縦構図の中におさまり、 撃つ瞬間と撃たれる瞬間、双方のアクションが 同一画面の中に展開する。 ガンアクションの醍醐味溢れる秀逸なショットに痺れる。 落下スタントを織り交ぜた冒頭の暗い納屋での対決や、 リチャード・ウィドマークが部屋に飛び込みざま 手前に滑り込みながらドアの背後の若者を銃撃する、 レナ・ホーンの部屋での対決などだ。 物語自体は時代の反映もあってか陰鬱でアクションシーン自体も少ないが、 そうした瞬発力の高い銃撃ショットが強烈な印象を残す。 乱打、乱射を細分化したカッティングで見せる昨今のアクションフィルムとは 比較にならないシンプルなワンショットの何と活劇的なことか。 「列車の到着」で幕を開け、緩やかな列車の出発で幕を閉じる。 その夜の深い黒がよく映える。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2015-07-08 15:10:13)
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