みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 極彩色の総天然色映画としては美しいのですが、お話は今ひとつ。菊池寛原作ということで文芸映画かと思いましたが、平安時代の物語であるためか、あまりそういう雰囲気もない。と思っていたら、最後に渡辺渡が「おまえは死ねばそれですむが、生き残った自分はどうなるのだ」という台詞で面目を保ったようです。それにしても、なぜこの題材を取り上げたかが不思議。そうした点も含め、時代をよく表した映画かもしれません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-22 15:32:35) 6.平安時代を舞台にした絢爛豪華な映像に対して、オハナシの方は、ストーカー男が人妻にちょっかいをかけるという、あまりスケール感の無いもの。そのストーカー男の一途で青臭い役柄を、貫禄ありまくりの長谷川一夫が目をひん剥いて渾身の演技でやってるもんだから、これはこれでインパクトありますけどね。そういう意味でクライマックスは確かに圧巻なんだけど、ラストにおける2人の男のやりとりは、ちょっとくどいんじゃなかろうか。語りつくしてしまった感があり、余韻を損なったかも。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-26 22:35:21) 5.カンヌで最高賞を取った作品を是非観てみたい!ということで鑑賞。 まず長谷川一夫。 私はこの人が苦手。 下膨れだし、大げさだし、オカマっぽい。 そして京マチ子。 私はこの人も苦手。 下膨れだし、気味も悪い。 つまりは、私にとって最悪のキャスティング。 だけど、楽しめた。 これは自分でも驚き。 まず極彩色のイーストマン・カラーが素晴らしい! まばゆいほどの色鮮やかさ。 そして、そのカラーに映える衣装の数々。 また、音楽も素晴らしい。 重厚で迫力のある音楽。 本作で音楽を担当している芥川也寸志って、今まであんまり好きじゃなかったんだけど、かなり見直した。 ストーリー自体はとってもシンプルで、どこかで見聞きした様な型通りのものだったが、映像と音楽による効果がそれを非凡なものに変えた。 この時代の日本映画はやっぱり凄かった。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-02 01:32:32) 4.まぁ、悪くはないんですが、平氏など歴史上の有名な人物を登場させる意味があったかどうかは微妙です。。。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-29 23:58:11) 3.《ネタバレ》 どの人物にもイライラしっぱなし。まず人の妻に懸想する男。清盛さんにも言われただろうよ、「気持ちを聞いてダメだったら男らしくあきらめろ」と。おばばを人質にとってどうするんじゃいっ! 次に人妻の袈裟。旦那さんも言ってるだろ、「何故頼ってくれなかったんじゃぁ~!!!」と。そうだそうだ、黙って数珠もって夫の身代わりに死ぬのがいいことなんかい?そこまで横恋慕男を信用できるのか?「裏切ったら皆殺しだ」って言っていたじゃない。自分が死んだ後のことを考えたら、そう簡単に死ぬわけにはいかなかったんじゃないか? そして袈裟の旦那、透。妻が大事なら、どうして一人で外出させるんじゃい?あなたが飄々と構えているから、男も余計に上げた拳を降ろす場所が見つけられなかったのかもしれないじゃない。透みたいな人はとても好きなんですが、結果が結果だけにちょいとイライラが。それから最後に袈裟のお付きの女。袈裟から「私だと思って大切にしておくれ」と小物を渡される。ちょっとはおかしいと思わんのかいな。女房ならそれくらい気付け!という感じでしょうか。それでもストーリー自体は大変興味深く観ることができました。また、音楽&衣装が素晴らしく見応えがありました。 【元みかん】さん 7点(2003-11-07 06:11:01)(笑:1票) 2.原作は菊池寛の「袈裟と良人」。平清盛の時代、円満な夫婦の妻が一方的に見初められストーカーにつきまとわれる。言うことを聞かなければ夫や身内の命までも奪う、と言われた妻は覚悟の上、夫の身代わりに殺される。ここからが今時のストーカーとちょっと違う。本当に彼女を愛していたストーカー(盛遠)は初めて彼女の心を悟り、夫(わたる)に「殺すなり好きにしてくれ」という。人格者のわたるは「そなたを殺しても袈裟が生き返るわけではない、残された夫はどうして生きていけばいいのだ」てなことを言って仇を討とうとはしない。盛遠は一生地獄の責めを負うつもりで髷を切り僧形になる。つまり袈裟が貞女の鏡に描かれ、過ちを犯した大バカものは一生懺悔し生き地獄を味わえ!というテーマなんですね。主演の京マチ子が美しくたおやかで上品で色っぽい、何とも言えないたたずまいで魅力的。美しい色彩や東洋の珍しい風情が、当時のカンヌではことの他感嘆の驚きで受けたんでしょう。長谷川一夫が乱暴な悪役だけど若くて美しい。夫の山形勲は老けた姿しか知らない人には珍しく若い顔で、落ち着いた人格者を演じている。いろんな意味で印象的な作品。 【キリコ】さん 7点(2003-09-14 18:11:29) 1. 1954年カンヌ映画祭グランプリという国際評価の高さに比べ、国内では衣笠貞之助の拘りの美学に対し深みや重厚さに欠ける、と今イチ反応しなかったのは何とも皮肉であり、日本映画が当時かなり高いレベルであったことも窺え、ナカナカ興味深いモノがある。長谷川一夫・京マチ子・山形勲らのコスチューム・プレイが綺麗なカラーで観られるよ!というのがカンヌ審査員にはウケたのかな??勿論今日の邦画界を思えば、貴重な価値があるコトは言うまでも無い。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-31 00:56:49)
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