みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
13.12年間の奴隷生活は言葉にならない。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-05 21:24:05) 12.とても興味深い作品。 時系列が前後する場面があり、それがあれ?っと考えてしまい、話の腰を折ってしまうの残念。 歴史ドラマとしては秀作だと思う。 【miso】さん [地上波(字幕)] 7点(2020-06-04 23:01:03) 11.なるほど、さらわれて売られてしまう人たちも結構いたわけだ。奴隷制度の悲惨さはもちろん、解放後の裁判でも差別があって、罪を認めさせることができなかったことも現代では信じられないこと。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-07-01 08:37:54) 10.この時代のアメリカが大っ嫌いになる映画ですね。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-07-02 06:21:24) 9.《ネタバレ》 人種差別問題を扱った映画には、あまり傑作がありません。白人によるごめんなさい映画が多数を占め、歴史映画の皮を被りながらも、その内容は極端に惨い面ばかりを強調し、当時の一般的な社会情勢を描写できていないためです。この辺りの事情は、我が国において近現代史をまともに扱えた作品がない点と似ています。センシティブな問題であるがゆえに、製作者がどのポジションをとるのかに注目が集まってしまい、結果、事実関係が二の次になってしまうのです。 そこに来て本作ですが、アメリカ資本により製作された人種映画としては、過去最高の出来だったと思います。奴隷制度を抱えていた当時の社会をきちんと描けているのです。従来の作品群で私が疑問に感じていたのは、映画で描かれている通りの暗黒一色の人生ならば、黒人奴隷が反乱を起こして社会は大混乱するのではないかということでした。白人農場主と黒人奴隷の間には持ちつ持たれつの関係があったはずなのですが、何が何でも白人を悪にしなければならないという製作側の事情から、そうした描写がスッポリと抜け落ちてしまっていたのです。その点、本作は実際に奴隷生活を経験した黒人運動家による著作を原作とし、イギリス出身の黒人監督を起用、さらには脚本家にも黒人を入れるという念の入れようであり、アメリカ出身の白人監督がやれば「奴隷制度を肯定している」との批判を受けかねない描写にも果敢に挑んでいます。多くの農場主は財産として奴隷を大事に扱っていたこと、中には奴隷と主人という関係を超えた信頼関係を結ぶケースもあったことが、きちんと描かれています。また、同胞が理不尽な扱いを受けても、他の黒人奴隷は見て見ぬフリをしていたという黒人側の問題にも言及されており(最終的には、主人公も他の奴隷を見捨てて行く)、これにより当時のアメリカ社会が随分と理解しやすくなりました。感情的になりすぎないマックィーン監督の演出も、本作のアプローチには合っていたと思います。 気になったのは以下の2点。まずはブラピの登場場面。ヒーローの如く颯爽と現れ、長年主人公を捕え続けていた問題をいとも簡単に解決してしまうのですが、彼だけは現代の価値観で発言するため、作品から完全に浮いています。次は、12年という時間の重みを描けていない点。予算や撮影スケジュールに余裕がなかったとはいえ、経過時間を示す演出が皆無というのは良くありません。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-05-10 02:50:10)(良:3票) 8.《ネタバレ》 全体的にすごく淡々としていて、アカデミー作品賞らしからぬ、音楽でぐわ〜っと盛り上げたりしない作品なので、 物足りないなと感じる人も多いかと思います。 でも、リアリティに徹して、この空気感を演出するには、やはりこのスタンスでしかありえないだろうなと思います。 首吊りがぷら〜となっている周りで、みんな一見平穏そうに過ごしてるあの恐ろしい感じ。 黒人差別をテーマにした映画ではありますが、人間というものに対するもっと普遍的な部分を描こうとしている点にも好感が持てます。 それはすなわち、差別的な気持ちというのは、立場が作り出してる。だから、誰だって人を差別する身になりえる。 自分の今の立場を維持したければ、差別が必要になる。そういう根深いものを描いてましたね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-04 23:43:41) 7.《ネタバレ》 実話ベースで、これといった盛り上がりもなく、淡々と時間が流れていきます。大きな反抗もなく、12年間が過ぎていきます。ラストシーンも、主人公は救われたようですが、その他大勢の黒人奴隷は全く救われません。ある意味、自分だけ助かった裏切り者です。でも、いろいろと考えさせられるといった意味で、こういった映画もありかもしれません。絞首シーンの長回しはきつかったなー。 【木村一号】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-04-12 16:32:51) 6.自由黒人として北部の街でバイオリンで生計を立て、家庭にも仕事にも恵まれた生活を営んでいたソロモン。 しかしある日突然、奴隷として南部に売られてくる所から作品は始まる。 奴隷制度に苦しめられる黒人。鞭打ちや首つりのシーンなど、とても見ていられない描写の連続。 この作品はソロモンという教養もあり、自由黒人という立場で生きてきた男の視点で描かれていますが、 奴隷制度下の白人達も印象に残る。ポール・ダノやマイケル・ファスベンダーが演じる、悪役の白人達。 その一方で最初の主人であるフォードや、ブラピ演じるバスといった、奴隷と人間的に接しようとする白人達もいる。 しかし白人である彼らですら、表立ってソロモンを助けてやることが出来ない時代背景が垣間見え、 改めて黒人にとって過酷な時代であったことを思い知らされます。 現代アメリカに目を向けると、先日から白人警官と黒人の少年に関するデモがニュースになっている。 少し前には、この事件と非常によく似た実話に基づく「フルートベール駅で」という映画を見た。 依然として根深く存在する人種差別。 奴隷制度の時代を描きながらも、今のアメリカへの問題提起でもあるように思えました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 22:15:09) 5.《ネタバレ》 タイトルと違って決して解決してはいないエンディング。白人の鬼畜ぶりに怒り、そして落ち込む。でも、もし自分がこの時代に生きた白人だったら? 黒人だったら? おそらく流されて同じ行動を取っていたにちがいない。週末金曜日の夜に鑑賞するには少し重かったです。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-01 00:26:00) 4.《ネタバレ》 じわじわっと何かが起こりそうで起こらずに進む展開は現実味があって良いのだが、そのまま特段の変化がないまま最後まで至り、しかも肝心なところでは救世主ブラピがミラクルのように解決してしまうとなると、拍子抜けの感は否めない。結果、12年という年月の経過があまり表現されていないことにもなっている。絞首シーンの延々続く静寂の引っ張りなど、強烈な演出の切れ味もいくつもあるんですけどね。●再見して、定点カメラで屋敷や周囲の林を背景に押さえたショットの数々が印象的だったので、+1点。考えてみれば、奴隷生活とは、人から言われたとおりのことをその場でするだけであって、自らの意思で動く場面というのがほぼありえない。そのことと一致した撮り方をしているので、作品に不思議な奥行きがあります。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-10-20 01:21:23) 3.プロデューサーのプラットピッドがいい人って、そりゃないよね。 もっと劇的に助かるのかと思ったら、以外とあっさり。 パッツィーの最後のシーンがとても切ないけど、すべての奴隷を救うのはあの時は無理だからしょうがない。 などなど、いろいろ思うところはあるが、なんだかんだ言ってラストシーンでは涙がでた。 【Skycrawler】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-17 22:08:18) 2.オスカーを獲っただけあって、良く出来た映画でした。でも、わたし好みではありませんでした。主人公がもっと戦ってくれることを期待していたので、かなり肩すかしでした。でも、アメリカ南部の奴隷制度がどんなものであったかを知るには、良い機会になりました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-03-20 18:15:37) 1.歴史があまり得意でないので実際にこの時代の白人・黒人の関係がどうであったかはわかりませんが、実際この映画のような時代があったのであれば現代の日本の生活からは到底考えられません。個人的に絶賛できるかどうかは別として、アカデミー賞受賞作品らしい映画ではあったと思います。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-03-20 08:37:23)
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