みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.テイストが『夜のピクニック』にちょっと似てるかな。全校イベントに向けて皆で盛り上がって、正直に素直になっていく感じが。 人間は1日に70~80回嘘をつくらしいし、何でも思った事を正直に口に出してたら世の中成立しないだろう。結果、本当の事は言わなくても世の中が成立しているというのはよく考えれば不思議な事ではある。ただし、本当の事を言わなかったがためにすれ違う事があるのも事実ではあるが、ほとんどの人は他人と対立しないように、他人を傷つけないように、当たり障りなく生きてるわけで、だからといって主人公のように何も話さないという事もない。まあ、本当にそういう事が気になる人間なら、通常は引きこもりになって人とは関わらないハズなんだが、主人公の場合はちゃんと高校まで通学しているのは違和感がある。ただし、テーマ的には自己とは何か?他者とは何か?といった問題提起があってよいし、解もなく微妙な感じで終わるのもよいし、どっかの哲学者が言っていた「言うべき事がない人間ほどよくしゃべる」って事なのか?「玉子」を抱えて生きるという事は「沈黙は金」って事なのか?但し、権利の主張のためには声を出して言うべき事は言わなければならないのではないのか?等々色々と考えさせられる作品ではあった。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 7点(2019-05-04 02:27:05) 6.《ネタバレ》 たまたま実写版を先に見たが、その時に書いたことと基本的に変わらない。特に同級生がみな良心的な人々で、ささくれ立つような場面があってもすぐに収まるのは安心する。主人公が廃墟で叫ぶ場面では、実写版よりアニメの方が言葉が荒いと聞いていたが、実際はさんざん悪態ついたようでいて終わってみればその程度かという感じで、これなら聞いた側がまっすぐ受け取って心に収めたことにも共感できる。ラストのほのぼのしたハッピーエンド感も心地いい。 主人公の外見やキャラ設定に関しては、どちらかというと初めからマンガとして作ってある方が可愛いところは可愛く、可笑しいところは可笑しく見えて、「応援したくなる」という言葉もふさわしいように思われる。普段は極度に内向的なようでも、携帯の会話などでは本来の性格がはみ出していたように見え、あらかじめ人格の全体像を想像させる感じにはなっている。 ミュージカルの場面では、当初は主人公の思いに引きずられただけの連中が、その場になればみなそれぞれ自分のこととして本気になっていたのが見ていて嬉しい。2つのメロディを重ねる場面も感動的だったが、聞くだけだと言葉が重なってしまってわかりづらいのも確かである。字幕付きにしてみると、歌っている2人それぞれの心情が歌詞になっていることがわかるので、逆に最初からそういう見方をするものとして作られていると思えばいいか。 なお実写版の方で「普遍性が感じられる」と書いたのは実は少々書きすぎであって(「良」が付いているので今さら直しづらい)、やはりこの物語は基本的に若い人々のものだという気はする。自分の年になると、いくら言葉を尽くしても根本的なところで人はわかり合えない、という思いが強くなってしまっているので、かえってこれから世界が広がる人々は発展性と希望があって羨ましいという気分だった。 以上のようなことで、幸い「ここさけ」への好意は持続できたという結果だった。若い登場人物への優しい視線が感じられるアニメで正直好きだ。劇中歌も思い切り耳に残る。 【かっぱ堰】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-10-02 19:56:08) 5. アニメのこの作品はよいと思います。実写でやったら恥ずかしくなるかも。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-11 17:32:53) 4.《ネタバレ》 出だしの丘の上のお城からの母親へのおしゃべりの件は期待させるものがありましたが、それ以降は個人的には受け付けなかったです。ちょっと恋愛しすぎではないでしょうか。高校生の頃って恋愛が全てなのかというとそうではない気がします。もうちょっと恋愛以外の青春要素を交えて欲しかったです。とレビューしてから3年。3年前の自分は素直じゃなかったのか。2020年に再鑑賞したところ胸に刺さりまくりで自然と涙が溢れてきました。3年間で自分に何か変化があったのかと問われると、特に何もなく齢を重ねたくらいですが、3年前でもじゅうぶんにおっさんです。恋愛映画と捉えてる時点で大きな問題がある気がしますが、観るタイミングによってこんなに印象が変わるのかと言うのが正直な感想。とりあえず他人にお勧めできる作品です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-07 21:54:12) 3.「何かが誰かが100%悪いとか駄目とか、そういうのってきっと無い」。代役ミュージカルがちょっと気になったが全体的にはきゅんきゅんで良。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-08 19:10:10) 2.《ネタバレ》 いやぁ~恥ずかしくなるくらい青春してますね~。うんうん、若い若い。思春期の頃って、もがいて苦しんで、探して探して探しまくって必死に答えを見つけ出そうとするんですよね~。世の中にあるたっくさんの情報をなんとかまとめようとしたりもしますね。そんでもって分かった気になったりして。自分は、世界は、こうなんだと。でもそれって結局は主観が大半で、そこに客観性の要素はほんの数パーセントしかない。他人と触れ合って他人の言葉に耳を傾けてそこで初めて気付くこともたくさんある。そして人は成長していく。 この映画は、思春期の少年少女たちが心の中の殻を破いていく姿を、ミュージカルという題材を借りて描いた青春映画です。ミュージカルに奇跡はつきもの。青春時代に起きる様々な出来事も長い人生からしてみたらきっと、奇跡みたいなものなんでしょう。そういった点では非常に良く出来た脚本だと思います。ヒロインが舞台本番当日に逃げ出しちゃうのも、高校生だってまだまだ子供だな~って思えたし、その後絶妙のタイミングで帰ってくるのもドラマチックだしまさに奇跡で、わたし的にはアリでした。大人だって自分のことしか考えられない人ばかりなんだから、彼ら彼女らが自分の恋愛のことを優先しちゃうのも無理のない演出でしょ。 ただね~、出来ればもうちょっとミュージカルのシーンそのものを見せてほしかったな~。セル版のDVDかBlu-rayに特典として入ってるのかと思ったけど、調べてみたら入ってなかった。残念。 全体的に説教臭くならないギリギリのラインだと私は思えたし、青春を感じられて満足しました。 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-08-28 09:00:32)(良:1票) 1.《ネタバレ》 長井監督×岡田脚本×田中キャラというタッグの、ほぼほぼ間違いのない青春群像劇。 ラストの「俺、成瀬に告ってくるわ」は、ちょっと賛否の問われる蛇足感ではあるが、個人的には「フラレて弱ってるときが狙い目だと思うぜ田崎!」と、胸熱。ゲスい中年の共感と、笑わば笑え。 エンディングの乃木坂が、画龍点睛を欠きまくり。ヘンなシガラミやら広告代理店やらトレンドやらに振り回されてねーで、ちゃんと仕事しろアニプレックス。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-04-16 03:19:55)(笑:1票)
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