みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 エマ・ストーンとS・カレルがもう凄くって。あの時代に起きた出来事をなぞっているけれど、二人が‶今進行形で生きている人”としてキャラを立ち上げてくれているので物語が生き生きと動いています。 ウディ・アレンの映画では眩しいくらいに可愛かったエマがキラキラ要素を捨て去って闘う女子選手になっていて、この振れ幅の大きさは女優としての力量を感じさせるものでした。スティーブ・カレルの熱演はもう大変です。熱量、高い高い。もうボビー・リッグスはカレルの仕事でしか思い出せないだろうなあ。 それにしても「女にも敬意を払え」と訴えるために男VS女の試合なんぞという見世物興行にも甘んじなければならなかったとは。当時の先達らの労苦をつくづく思わされる映画でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-21 22:45:16) 6.どんな映画か知らずに評価が高かったので観たが、なるほどこれは良い出来。 終盤はスポーツ系の作品色が出るが、全体的には女性の地位向上やLGBTQの魁を表している。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-20 21:16:56) 5.《ネタバレ》 彼女の尽力がなければ、ウィリアムズ姉妹や大坂なおみといった女子テニスプレイヤーの誕生も、 男女の賞金額の格差是正もなかったかもしれない。 男性優位主義が根強い1973年の世界を変えた対決。 女性地位向上の象徴であるビリー・ジーン・キングと"男性優位主義のブタ"と自称するボビー・リッグス、 善悪や啓蒙といったステレオタイプに簡単に落とし込まない二人の複雑な背景を重層的に見せる。 当時のテレビ放送を再現したクライマックスの試合に固唾を呑んで見守るしかない。 目の前の対戦相手を打ち負かせることではなく、本当に手に入れたい、取り戻したいものは何かが伝わってくる。 一見、誰か分からないくらいのエマ・ストーンとスティーブ・カレルの役作りとメイキャップは見事。 【Cinecdocke】さん [地上波(字幕)] 7点(2022-03-12 20:33:59)(良:1票) 4.偉大なテニスプレーヤーであると共に女性の権利向上にも貢献したビリー・ジーン・キングが本作の主人公。 もっとコメディ色が強い作品だと思っていましたが、 バトル・オブ・ザ・セクシーズに至る彼女の色んな意味での闘いを描いた社会派の色合いが濃い作品。 コメディ的要素はスティーヴ・カレルが一手に引き受けている感じですが、流石という存在感を見せつける。 ビリージーンが目立たないほどの強烈なキャラクターなので、作品としてのバランスは微妙な感じもするのですが、 この道化のような男を演じながらも、それだけではない部分も垣間見えてくる。スティーヴ・カレルが持ち味を存分に発揮です。 本作はあくまでもビリー・ジーンの物語であり、試合終了後はごく短いワンシーンのみでしか彼を登場させないのが良かった。 しかし、台詞も無いこのワンシーンがすごく良かったと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-10 20:37:30)(良:1票) 3.「リトル・ミス・サンシャイン」の監督コンビの新作です。 1970年代の女性解放運動の流れの中で、全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングが男子元チャンピオンのボビー・リッグスと世紀の対決します。 男女格差を扱った、社会派の、当時の時代の変わり目をよくとらえた秀作と思いました。 さて、あれから40年以上経ちましたが、今の日本はどんな状況でしょうか? などと思ったり。 【sim】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-08-13 16:20:10) 2.こてこてのコメディかと思って見始めたので、割とシリアスで社会派的な物語だったので、驚きました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-08-04 00:06:38) 1.《ネタバレ》 予告編の、フライパンやコスプレ姿でテニスをするボビー・リッグス (S・カレル) の姿から、勝手にコメディ映画と思っていましたが、全然違いました。これは女性軽視や同性愛というデリケートなテーマを取り扱った、実に大真面目なドラマでした。 ビリー・ジーン・キング (E・ストーン) については、テニスプレーヤーとしての彼女よりは、同性愛に目覚めていく一人の女性、そこに力を入れて描いていた感じ。特に彼女がマリリンと接する場面は、実に官能的に撮られていたように思う。 また、本作はもう一人の主役と言えるだろう、ボビー・リッグスが面白い。彼はテニスプレーヤーである以前に、誰よりも目立ちたがり屋で生来のエンターテイナーであり、実に映画向けなキャラクター、と言える。そして、本心が読めないというか、、ちょっと得体の知れないところがある。何となくですが、彼はゴリゴリの差別主義者を装っているだけで、群衆やマスコミを煽って注目させ、「テニス」という競技の知名度向上のために汚れ役を買って出た、と私は思っています。 1973年、バトル・オブ・ザ・セクシーズ (性差を超えた戦い) 。 もともと、身体的・体力的に異なる男女の試合結果など競技としては然したる意味はありません。だからこれは、スポーツという「力」を借りた、人類みな平等、という宣言です。 もちろん、女性として、やがては同性愛者として発言力 (影響力) を持つ偉大なテニスプレーヤーに、大きな使命感を与えた試合としてみるなら、これは決してテニスやスポーツという枠だけにはとどまらない、歴史上でも特に重要な戦い、と言えるでしょう。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-07-22 00:01:22)
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