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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 年老いた2人の元テキサス・レンジャーが、殺しを続けるボニー&クライドを追う物語。しかし、本作の主題は追跡劇にはない。時代の変化に取り残されたかのような2人の男の人生を語りながら、かつて多くの人を殺してきた重荷と、犯罪者を人気者に仕立て上げる世間との乖離というジレンマに抗う姿が描かれる。ケビン・コスナーがハマり役で、彼の作品群の中では、かつて共演したクリント・イーストウッドの名作「許されざる者」のような位置づけになるのではないだろうか。 【カワウソの聞耳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-23 20:41:12) 1.クリント・イーストウッド作「パーフェクト・ワールド」のシナリオライターであり、 筆者が劇場で嗚咽をこらえきれなかった「ウォルト・ディズニーの約束」の監督である、ジョン・リー・ハンコック作品。 歳をとってからの存在感が光るケビン・コスナー、 そしてアクション派の中でも数少ない深みのある芝居ができるウディ・ハレルソンが、ともに製作兼主演。 内容は、ボニー&クライドの捕物話を、追う側から描いた物語。 「俺たちに明日はない」が青春と挫折を描いたニューシネマのムードをまとったアンチヒーロー物語だったのに対して、 こちらはアウトローが国中を駆け巡ったアメリカ開拓時代への挽歌のように、そこはかとない悲しみが全編に漂う。 時代の転換期、過去に置いていかれるだけの老人たち。 そして、大恐慌という絶望の中で、凶悪な連続殺人犯にしか自らの希望を投影できない人々。 どうにもやりきれない哀れな人々の点景が、淡々と描かれていく。 この映画を見ていると、大きな時代の流れの中にあっては、我々は自分に与えられた役割を、 せいぜい演じきることくらいしかできないかのような無力感を覚える。 爽快感とは無縁なだけに、より主人公たちの内面に突っ込んでほしい部分もあったが、それなりに誠実な映画になっているとは感じた。 【ひでころ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-30 12:29:59)
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