みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 ジョルジュ・ロートネル監督作品は3作目の鑑賞になるのですが、隠れた名監督なのではと思わせる一品です。 ストーリーは、ベルモンド扮する特殊隊員ジョスラン・ボーモンが祖国に見殺しにされつつも帰還し、特殊部隊の長に徐々に近づき一矢報いるという話。 祖国から裏切られ過酷な環境を味わいながらも、ベルモンドの口からは一切の恨み節などは出ず、分かりやすい復讐劇にはなっていないところが映画としてのクオリティの高さを感じさせるのではと思います。 序盤で女をバスタブに沈めるシーンの緊張感や、エッフェル塔を背後にカーチェイス(ベルモンド自ら運転)を繰り広げるシーンの迫力なども目を見張るものがありましたし、特殊部隊長ロゼンとの早撃ち場面では観ている側も思わず息を押し殺してしまうほどのスリルを感じました。 個人的には、自分の誕生日5月14日がストーリーの中に出てきたのと(3回目)、エンニオ・モリコーネの音楽が良すぎた故に若干主張し過ぎたきらいがあったように思えました。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-09-18 03:26:49) 1.《ネタバレ》 今作もごくハード系(シリアス系)とゆーか、ベルモンドは復讐に燃える容赦の無い凄腕エージェントを演じています(それでもやはり絶妙に茶目っ気があるのは流石だな…と嬉しくも思いますケド)。また、多分に007的とゆーか、敏腕かつ伊達男なキャラを活かしてそこかしこで女性を味方に付けてゆく…という展開運びなのでセクシー成分も多々含まれますし、女にはモテそうだけど男には確かに嫌われそうなヤツだな…(特に、今作では取分け女にモテなさそーな人でなしの主敵・ロベール・オッセンとは相性悪そう)とゆーのにも面白みや納得感があったかと思います。スパイ・スリラー的展開運びやアクションはまずまず重厚で、その意味でも同時代の007ものと比べてもさほど遜色はないかと。終盤の宮殿なんかは完全にモノホンでとても雰囲気好くゴージャスでしたし。 ただ、一つだけ気になったのはラス前の肝心の大統領暗殺シーンですかね。そもそも、ココでベルモンドが自分で殺さないコトに何か意味はあったのでしょーか?加えて、いくら気が逸ってたからとゆーてアソコで碌に確認せずに撃ちますかね?(まあ、撃ったヤツが序盤から散々にポンコツ感を醸してたのはそーいう意味なのかも知れませんケド、でもやっぱちょっと出来過ぎな展開なのは確かかと)。あと、やや中盤以降はテンポが緩めだったかな~とも少しだけ思ったりしましたね(ソコは少しマイナスかと)。 でも、全体的には相当に楽しめました。オーラスの雰囲気も素晴らしかったですし、ロベール・オッセンとベルモンドの「決闘」も確かにオシャレで完全に好みでした。良作の範疇ではあるかと思いますね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-03-27 00:17:48)
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