みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.映画を見ない人たちの論争がずいぶんにぎやかだったけど、エンターテイメントとして十分楽しめる作品でした。 マーゴットロビーは本当にかわいいし、ライアンゴズリングも振り切ったケンを演じてくれてそれなりに笑って楽しめます。 【なつこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2024-08-24 12:26:00) 6.先入観から観るのをためらうと損する。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-06-11 22:08:58) 5.《ネタバレ》 最初にね、この女性監督さんが出演している別の映画「ホワイトノイズ」を見るつもりだけど、嫁が2回目見だしたので、俺もそばで見てた。 嫁の記憶では「バービーちゃん」は60年代半ばには日本では売っていて買ってもらったという。リカちゃんが出る前に数年売られていたともあると記録があるからそうなのかな。80年代に再輸入されていて、CAさんコスのを大学時代買ったらしい。 「ケン」は買わなかったの?と聞けば、そんなの知らなかったという。 映画の冒頭、巨大なバービーが出てくる。荒野に女の子が赤ちゃん人形で遊んでいるシーン。「何これ?」「2001年やがな」「なにそれ?」「え?知らんの?」「しらーん。あ、始まった」 細かくは調べないとだけど、色んな映画のパロが入っているように思える。トラボルタがちょい出てくる。「グリース」の1シーンのようなダンスもあるなぁ。 フェミニズム と簡単に決めつけるのもいいけど、その面からこの映画に入るのも悪い手法ではあるまい。 マーゴットはいつになくかわいくて(くぁわいいやろ?)役にはぴったり。ゴスリングが回転滑り台を降りてくるのは吹いてしまうなぁ。 マテル社。よくまあこんな映画OKしたよね? マテル社のCEO役ウィル・フェレル。ハリウッドではサインしてくれないヤツNo.1らしいけど。「ユダヤ人でもだ」に吹きだすわ。 マテルの創立者はユダヤ系だったんだけどね。もう一人の創始者のヨメさんがバービーをデザインして作り出したんよ。ルース・ハンドラーね。その娘の名前がバーバラ・ハンドラー(人間になったバービーが名乗る名前と同じ) と、嫁に話してもそんなのはどうでもいい。ピンクの世界。女性大統領、最高裁判所長官、ノーベル賞(?)もALL WOMANの世界なのだから。ヲトメノユメセカイ。 ケンの男性上位の国を作る目論見を阻止し、女性上位路線を復帰させるバービーたちだけど、典型的バービーは、この国にいるより人になることを選ぶ。 「ヒト」になる事なので、オンナ/オトコ ではなく「ニンゲン」になりたいという別の彼女の欲求なんだろうな。それを意図しているんだろうけど、なんで婦人科に来る? まあ、「人間のボディ」を手に入れたらそりゃ色々あるわいな。ケンもバービーも「性器が無い」から「ある」に変わったんやろね。 直ぐに指摘したんは嫁。「なんでやろな?」「そら毎月大変になるがな。ピンクの世界ではそんなん無いねんやろ」「あ、そうか」 もうちっと、マテルの他のおもちゃ出してほしかったなー 話題になるのはわかった。マーゴットちゃんも高畑充希ちゃん(吹き替えよかったで)もかわいいから7点つける! 【亜輪蔵】さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-03 22:47:25) 4.《ネタバレ》 いい意味で予想を裏切られましたね。 現実世界とバービー世界を反転させることで、現実社会の風潮を面白おかしく風刺していく。 そしてこのような内容の作品にバービー社が全面協力しているという、その器の大きさにも感服です。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-02-16 22:00:46) 3.《ネタバレ》 まず、グレタ・ガーウィグの映画は好きだけど、これだけエンタメに振れた作品って初めてでは。その点ちょっと不安だったのだけれど、名作映画オマージュやら時事ネタも散りばめながら、まず楽しかったのが何より。冒頭の「2001年」オープニングはいいのだけれど、その後のバービーランドの描写が個人的にはなかなかキツく、この調子で2時間は辛い、と思い始めたあたりからグングン面白くなりました。まさに「現代フェミニズム入門」的な内容で、近年の「男社会」批判(有毒な男性性、ホモソーシャル、マンズプレイニングなど)がうまくエンタメに組み込まれていて、とくに「フォトショップの使い方を聞く」「ゴッドファーザーを語らせる」あたりは本当にツボでした。ただ、ケンがたくさんいるわりには人種以外のバリエーションにとぼしく(アランという別人格がいるから、というのもあるだろうけど)、ここに弱者男性キャラみたいなのが話に絡んでくると、ますます現代フェミニズム入門映画としてふさわしかったかもしれない。 残念だったのはマテル社のほうの描き方。幹部が全員男性なのは皮肉なのでしょうが、あまりそれが物語上活かされていない。ウィル・フェレルのコメディセンスは本作と相性よさそうなのに、どうにも空振り気味。結局最後までイマイチ何がやりたかったのかわかりにくく、テーマ的にもちょっとノイズでした。あと、もうひとつ。「家父長制が・・・」とか「女性の現実を知って目覚める」みたいな部分を解説調の台詞で説明しちゃった箇所もちょっと残念。第二波フェミニズム時代のコンシャスネス・ライジングであり、今風に言えば「Woke」なんだろうけど、見てればわかるから、あの解説台詞はちょっと観客を冷ましちゃったのではないかな。あそこだけ「フェミニズム入門」講義のようでした。 そして、ラストのラスト。バービーが行った場所があそこだったというのは、ちょっと深すぎて考え込んでしまったよ。一人の人間として生きればいい風だったラストで、やっぱり「女性であること」がそこでズシリと重く響く。スッキリというよりも、「え・・」っとしばらく困惑しながらエンドクレジットを見ることに。そのあとジワジワとその意味みたいなものが浮かんできたけど、まだ腑に落ちたわけではない。 【ころりさん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-12-10 15:30:53)(良:1票) 2.《ネタバレ》 米公式Twitter(現X)のやらかしで違う意味で有名になってしまった作品ですが普通に面白かったです。グレタ・ガーウィグの作品が好きというのもあるでしょうが。 バービーランドの非現実的な描写はあまり気にならずに「現実世界」とのうまい描き分けがなされていたし、序盤にケンが感じていることやバービーランドでの男の扱いも「でもこれって現実世界での女性も同じだよね」という感じで嫌味などなく自然な感じでした。 社会での女性の地位と女性進出というテーマですが「結局男って女の子にチヤホヤされたくて格好つけてバカな生き物なんよねw」という点を見事についてる点や「仕切るのって全然楽しくない(でも見栄っ張りだからしないといけない)」っていう男の8割方にグサグサ刺さるセリフがあって「それなーw」という感じでした。 でもちゃんと非現実の世界でも「変化」を許容できるようになる展開や自分らしさとか関係なくて自分は自分ということを言っていてフェミニズム云々とか抜きにちゃんとそうした点を描いていて良かったですし、何より散々いいこと言っておいてラストよっぽど前を向いた感動の話を用意してるんだろうなーと思わせておいて「婦人科に来ました!」で、「そう来るかw」と思い、最後まで皮肉が利いてるぜ!と思わずにはいられませんでした。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(吹替)] 7点(2023-08-13 21:40:08) 1. 今日は、初日なので観てきた。 ――バービー(2023年)吹き替え版 前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。 だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな? そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。 オトナを虐めんな。笑 そして、例によってネタバレ厳禁。 まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。 それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。 作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。 ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。 難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。 人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。 何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか? んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。 価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。 過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。 更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。 正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか… フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。 そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。 ――女性の自立か? ――男性が主軸となる世界か? ――更には新しい道か? その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。 だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。 いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。 ただ――アレだ。 揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。 特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。 あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。 ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。 近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w) でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟) 最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。 時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。 けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。 ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。 俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。 これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。 最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。 まずは己の確立…そこからだな。 人と合わせるのが必要な世界。 けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。 己の確立…うん。 我儘に見えても、己の確立。 もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。 世界の中で自分を確立させて征こう。 それでいいんだ。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(吹替)] 7点(2023-08-11 23:59:17)
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