みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.《ネタバレ》 シリーズ22作目。寅がとらや以外の場所で家族と久しぶりの再会をするのは、今回が初じゃないだろうか? バスの中で博の父と再会するのも、いくら何でも偶然が過ぎる気がするけど、まぁマドンナ(&登)とは結構あるパターン。 今昔物語で自分の人生について考え込んでしまう寅が可愛い。人に聞いた良い話が寅が話すと別な話になるのが面白い。今回は怪談話か。思いっきり聞き入ってしまった。さくらの「あら虚無僧」で吹き出したわ。 仮病の寅が救急車で運ばれる。臨場感ある俯瞰図と困ってキョロキョロする寅がまたヒット。今回笑いのツボが私に合ってる。 大原麗子はCMなどで観るイメージ通りの大原麗子。まさに可愛い大人の女性。なのに男はつらいよの世界観から浮くことなく上手く馴染んでる。 お弁当食べて「あは…見ないで!」の色っぽさ。三角巾を結べず「寅さんあたし泣きそぉ…」のエロさ。帰ろうとして立ち上がりおばちゃん(!)に抱きしめられる躰の細さ。ぱっと見何でもないシーンなのに、これだけ伝わりやすい色気を感じさせる女優さんは他に居ないんじゃないだろうか? ついでと言っちゃアレだけど泉ピン子も当時(渡鬼以前)のイメージ通りのピン子だったわ。最初だけ登場かと思ったら、また美味しいところで出してくる。 「離婚、離れる、切れる、別れる。この手の言葉は一切使わない…」このパターンも久しぶりな気がする。シリーズ初期を彷彿とさせる丁寧な出来。マンネリも適当に創れば適当な出来になるし、しっかり創ればしっかり面白くなるんだな。 久しぶりの飃一郎。博の家で居心地悪そうな空気なのに、寅が来ると知るとパァッと明るくなるのが可愛い。 添田の後を追うよう早苗を諭し「(話は)明日聞くよ」と言いつつ旅に出る寅の不器用な優しさがとても沁みる。寅さんスタンダードな作品にして、寅さんの魅力がギュッと詰まった作品。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-10-16 22:55:31)(良:1票) 9.《ネタバレ》 今回もストーリーは安定というか変わり映えはしませんが、なんといても大原麗子さんが可愛らしくもあり淑やかで良いです。 今回も寅さんは身を引く、というか振られていない、むしろ好かれていたはずなのに、自分ではカタギの幸せをあげられない、長年思い続けていた従兄弟の想いを知り、彼ならばと身を引く。現代的な観点で言えば「なんで行かないの?」と思ってしまいましが、そこが昔の男の美徳というか人情というものではないでしょうか。 この作品は前時代的な要素が多くありますが、僕は好きです。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-01-03 02:37:17) 8.《ネタバレ》 初期の平均的出来栄えで満足です。大原麗子さんがたまらなくよい。 自ら身を引く不器用な寅さんだったが、大原麗子さん演じるマドンナの心中はきっと寅さんが好きだったはず。あと、タコ社長はやっぱり最高。そしておばちゃんの『赤坂のとらやとは関係ないんだよ』は笑った。 日本の田舎の津々浦々の風景も最高です。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-06-16 12:44:20) 7.《ネタバレ》 大原麗子さんきれいだね~かわいいねぇ~~。寅さんのにぶさも困ったものだけど、あんなこと言われた日にゃ男なら誰でもドキッとしちゃうよねぇ…あんた、罪な人だよ、、、。ということで大原麗子さん最高です、ありがとうございました。 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-23 07:30:45) 6.大原麗子が最高。美しすぎて、可愛い。見ているだけで感動。話の内容は展開が早すぎ。まるで、大原麗子の話を起承転結で決めて、その周りに話をくっつけていったような感じ。それでも寅さんの映画は見てて飽きない。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-02-08 23:59:04) 5.細かいギャグは忘れても、マドンナが誰だったのかさえ忘れても、大滝秀治の坊さんに「女難の相が出てる」と告げられるやつ、として記憶に残る作品。もう少し若いころの寅だったら、オロオロうろたえるリアクションになってたかもしれないが、いいのは「分かっております」と淡々と受け入れているところ。「分かっている」んだ。女難に至る女性関係を持てない、という女難もあるのか。啖呵売では女房持ちと偽って商売をしているし、旅先ではさばけた大人の態度で女性(泉ピン子)と対せるのに、とらやではコワバってしまう。大原麗子が別居していると知って、子どものように店先で前後にステップしてる軽さが本性。夢の石仏から抹香臭さがあり、社長自殺か? のエピソードから救急車、「こんにゃく物語」の挿話と、暗い影がけっこう作品を覆っていた。ラスト近くの北風吹き込むとらやも電灯つけずに暗い。女難どころか妻帯にも至れない寅は、離婚したばかりのマドンナにどう対応していいのか分からない。その無力を寅も自覚している。妻帯し一家を構えることの重さが寅にはたぶん耐えられない。柴又駅のホームでさくら・嫁と志村喬・舅が交わす会話のいい感じは一生味わえない男だろう。旅先の人間関係の稀薄なところでのみ闊達な寅なのだ。本人が言っていたように「暗い男」なのである。働きに来た大原麗子におばちゃんが「赤坂の虎屋とは関係ないんですよ」と念を押すのがおかしい。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-24 09:39:44) 4.《ネタバレ》 大原麗子さんの訃報を聞いてまず思い出したのが大原さんの本作の姿でした。とらやで食事した後「私、寅さん好きよ」と帰っていく姿が真っ先に思い出されますね。他にもとらやで弁当を食べながら「見ないで」「寅さん、私泣きそう」「寅さんてモテるのね」等々・・・印象に残る大原さんの本作での姿が次々と思い出されます。そんな姿を見ると寅さんでなくても腹痛の仮病を演じたくなりますよね・・・。こうして書いていると実は本作は長い間観ていないのですが、「真実一路」と一緒に観直したくなってきたなあ・・・。大原麗子さん、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 【とらや】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-10-24 22:51:51)(良:2票) 3.例によって大原麗子のクネクネぶりに、思わず背中がむず痒くなること請け合いの本作。いやあ、ホントにムズムズするこのキャラクター、こんなヒトに「好きヨ」なんて言われちゃあ、寅さん、魂抜けちゃうわな。このシーン、カメラ手前に写るおばちゃん・さくらとの遠近感で、寅さんの背中がミョーに小さく写されていて、可笑しくてたまりません。マドンナが少々影が薄い分、おしゃべりピン子やら、博の父・ウン一郎氏やらが旅先で登場、脇を固めて盛り上げます。何よりも、この旅先の風景が実に美しい! それがピン子の顔で台無しじゃないか! というのはウソで、それを差し引いても(笑)、まさに一見の価値ありの光景です。そして、旅先の宿でウン一郎氏と寅さんが語り合うシーンなども、シリアスな音楽とともに、なかなかの見所となってます。あと、ラスト近くの、電気の消えたとらやの光景が、不思議に印象に残りました。それにしても、恋愛の極意とは、昔、某女優がCMで言ってたとおり、「すこし愛して、ながぁく愛して」ってなとこ、なんでしょうなあ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-23 21:59:29)(良:3票) 2.《ネタバレ》 まだ全作見たわけではないが、私は大原麗子がマドンナNo1だと思っている。寅さんの明るさ、優しさ、潔さと、大原麗子のどことなく薄幸なところと上手く噛み合って、しっくりくるのである。こういう人こそ寅さんに何とかして欲しいという気になる。 <追記>14年ぶりに再見。その後に全作見たが、大原麗子がマドンナNo1であるとの評価は変わらない。ただし、本作は作品としては色々と評価が難しい所がある。寅さんが離婚を喜んでいるのはあまりにもヒドイし、離婚の傷心につけ込んだわけではないだろうが、結果的にはそうなっているわけで少々アンフェアではある。とはいえ、最後は譲る形で寅さんは逃げた格好になっており、ここもちょっと唐突で釈然としないというか、ライバルは従兄弟であるという点も問題を厄介にしているとは思う。そもそも、博パパとの交流に時間を割きすぎてマドンナの登場が遅すぎるので、全体的に恋愛パートの描き方が急ぎ足になってしまい物足りなさが残る。もうちょっとじっくり描いてほしかった。 印象的なのは好きになれない相手と離婚できたのにスッキリせずに嗚咽するシーン。自身の情けなさや過ち等々への後悔からだろうか。ここは考えさせられるシーンであった。 【東京50km圏道路地図】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-10 16:34:42) 1.22作目。博の父親やピン子が出てきて寅さんが救急車で運ばれるお話です。大原麗子って綺麗なひとだなぁとか思いながら見てました。やっぱり寅さんはいいひとだね。 【バカ王子】さん 7点(2002-09-07 15:54:10)
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