みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 「ミツバチのささやき」では続編まで言及されていませんが、原作の流れにおいては前作「フランケンシュタイン」と、本作「フランケンシュタインの花嫁」の二作品でセットだと思います。できればインターミッションで本作と前作をつないで、本作にある無駄なシーンを省いて一つの作品として世に送り出していただきたかったところです。 本作はかなりコメディ色強めで、明らかに不要な小人のエピソードや、なんなら花嫁誕生シーンも蛇足でしかなかったと思います。まあしかしながら、これら蛇足だったシーンが結構面白いから困っちゃう訳で・・ 皆さん同様、ラストに出てくる花嫁が1980年代パンクなのはやはり最高過ぎました。 フランケンシュタインという作品の根底部分にあるのは、やはり「意図せず生み出され、外見のせいで疎外される人間の怒りや悲しみ」だと思いますが、本作のシリーズはそれをとてもよく表現しています。これに関しては怪物(ボリス・カーロフ)の演技によるところも大きいと思いますが、原作の根底にある部分が普遍的であるが故だとも感じます。 無責任に怪物を生み出してしまった親の罪と罰の物語でもありますが、そういった意味では前作より本作のほうがより原作に近いかもしれません。ただ個人的には怪物がドリンクを要求したり生みの親を座らせる流れはブラックジョークが過ぎるとは思いましたが・・ でも本質的にこの作品が言いたかったことはそれなのだと思います。そういった意味ではラスト、崩れ落ちる塔から博士と妻が二人でお手々を繋いで逃げるシーンは少々生ぬるいとも感じましたが、しかし本作も前作に負けず劣らず素晴らしい映画でした!続き物ですから続けてみることをお勧めいたします。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-04-15 16:50:59) 4.《ネタバレ》 盲目の老人と口のきけない怪物の小屋での安らぎの幾日、老人によって怪物も言葉を覚え少しずつ人間の心に近くなっていく。(バックに流れるアヴェマリアは実に効果的) しかし狩人に見つかり再び追われる目に・・・。 奇跡的に助かったヘンリーも二度と人間は作らぬと心に決めているものの、新たな博士の登場が運命を変える。そしてラストは・・・。 言葉の意味を理解し、少しでは話せるようになった怪物だけに、悲しさは前作をさらに上回る。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-29 13:29:31) 3.《ネタバレ》 前作よりも怪物の孤独がより前面に出てくる。川に映る己れの顔を見て嘆いたりするんだもん。今回はもう一人マッドサイエンティストが出てきて、小人を作ってる。人造人間の王になろうという願望、ヨーロッパで興りつつあった全体主義への意識があったか、まだなかったか。とにかくそれがあるので、怪物の孤独にまたニュアンスが添い、孤独ではあるが個性のない兵士ではない、という視点が加わった。盲人との共同生活もホロッとさせる、「一人、ワルイ、友だち、グッド」って。あと面白いのは、ラストで博士と怪物の役割りが逆転するとこ。怪物が博士に「シットダウン」なんて命令するわけ。ああ、親とは子に裁かれる存在なのだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-23 09:55:40) 2.《ネタバレ》 俺としては「フランケンシュタイン」より数倍おもろかったな~。こんなヘンテコな出来(いい意味)の映画とはおもってなかったんで、びっくりやわ。特に下のレビュワーの方々もふれてますが、最初の原作者登場が最後のオチになってるとことか(花嫁ってお前かい)、小人とか(ここは笑えた)。それに音楽がちょっとコミカルやったりロマンチックやったり、やのに簡単に人殺してるし。その変の映画全体がどこを目指してるのか、わからない感じが非常に楽しい。ところで、フランケンシュタイン博士は新たな命の創造に興奮してたんやけど(命を作った俺は神とも言ってた)、こんどこそ、エリザベスとまっとうで自然な方法で新しい命を生んで欲しいとなんか思いました。ちなみに、当たり前やけど、やっぱ「ヤングフランケンシュタイン」は「フランケンシュタイン」と本作品を観た後に観るべきやった~。パロッた部分が理解できて笑えたのに。ちなみに題名ですが、やっぱり博士の嫁ってことになるんやね。怪物の方じゃなくて。まさかエリザベスをさしてるんじゃないとは思うけど。 【なにわ君】さん 7点(2005-01-12 00:01:28) 1.《ネタバレ》 “トモダチ”のいないモンスターに、新たに女性の仲間を造ってやるというのが大雑把なストーリー。バイオリンを奏でる盲目の老人との心のふれあいによって人間らしさを取り戻していくモンスターの描写や、マッド・サイエンティストが生み出した小人たちの特撮など、見どころはたくさんあります。中でも一番見逃せないのは、エルザ・ランチェスター演じる女性モンスター! 髪の毛がとんでもないことになっちゃってるうえ、「あ~た、原作者じゃなかったの?」と素朴なツッコミも入ります(笑)。ホラー映画のファンはもちろん、コメディやドラマの好きな方にもオススメしたい一本。なお本作は、『アバウト・ア・ボーイ』の主人公ウィル(ヒュー・グラント)が、例年クリスマスになるとレンタル鑑賞している映画です。真の“トモダチ”がいないウィルにとって、特別な作品なだったのかもしれませんね。 【Pewter All】さん 7点(2003-10-25 03:47:00)(笑:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS