みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 かつて存在した国家ユーゴスラビアの半世紀を、寓話変換の名手クストリッツァが手がけるとこういう風になるのですね。 地下に長年閉じ込められ、古い情報ばかり与えられて目も耳も塞がれている彼らは共産政権下の人民にも見えるし、その社会の中を上手く泳いで生き延びるマルコやナタリアのような人間もいたのでしょう。 ブカブカと流れる民族音楽は牧歌的で、芸達者な役者らは不思議と悲壮感無くむしろ明るめです。 しかしそれも終幕直前まで。最後までナチと闘っていると思い込んでいるクロが身を投じていたのは実は内戦という悲惨さ。様々な悲痛な思いがほとばしる酷い幕切れを迎えてしまいます。ちょっとぎくっとするほどの急転換です。 しかしこれがユーゴという国が辿った現実。ラストの夢のように幸せな「みんな一つになった」浮島は監督のユーゴスラビアへの哀悼以外の何物でもないでしょう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-26 22:34:46) 5.「一見不味そうだけど噛み締めると旨味成分がジワジワっと…」みたいな作品でした。 宗教、言葉、民族がバラバラでとりあえずまとまっていた今はなきユーゴ、7つの国への分裂はなるべくしてなったんですね… 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-26 16:52:55) 4.小さい頃から自国で戦争があって 心がグチャグチャになってしまった人が、そのグチャグチャをそのまま映像化した。みたいな印象。 戦争なんて「知らない遠い昔か、遠い海外のもの」である自分には、この映画の本当の意味を理解は出来ないだろうなあと思う。 レビュアー63人中20人が10点を付け、マイベストという方も多数 というのが意外だった。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-20 16:38:13) 3.《ネタバレ》 陽気なジプシーブラスと哀愁漂うチャールダーシュの対比、 歴史的事実に織り込まれた寓話が程よく溶け込んだ、唯一無二の世界観とグルーヴ感は一度見たら絶対に忘れられない。 ユーゴスラビアの歴史をよく知らないと厳しい部分があり、結婚式のシーンはややしんどいので2時間半でまとめられた。 あの世で踊り続ける、今は亡きユーゴスラビアの民への鎮魂歌。 この物語は終わらない。 そして、歴史の中で生き続ける。 昔々、とある国があったことを。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-06 15:23:33)(良:2票) 2.みんな陽気だなぁ。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-09 19:50:33) 1.10年前に観た時の印象はとうに薄れ、10年後の再見にしてこの点数。あらためて「映画」という二文字をしみじみ感じました。そういうチカラはある映画でした。 【GUSUTAV03】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-18 02:46:46)
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