みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.作品のタイトルからも予知能力のあるクララを軸にした、大人の御伽噺的な家族の物語と想像していたのですが、 そういった要素は抑えられたジェレミー・アイアンズ演じる男の一代記的なストーリーは意外でした。 予知能力を持つという設定が少女時代を除きあまり活かされていないと思うし、 クララの終盤の台詞「人生は奇跡」の通り、原作にはもう少し寓話的要素があったのかもしれません。 それにしても豪華なキャストが揃った作品です。前半にその存在感を見せつけるグレン・クローズ。 当時40代半ばのアイアンズ。複雑な設定の男の人生の最終盤までを演じる演技は見事。 この先スターになっていくヴィンセント・ギャロやアントニオ・バンデラスの存在も見逃せません。 原作未読なので何とも言えませんが、原作の世界観とは少し違う形になっているような気はするものの 140分を一気に見せる力強さがあり、ある男の一代記として見れば アイアンズの名演もあり十分に見応えのある作品になっていると思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-30 16:35:24) 1.イサベル・アジェンデの『精霊たちの家』の映画化ですが、彼女は73年のクーデターで殺害されたチリのアジェンデ大統領のいとこにあたり、原作小説もクーデターを織り込んだ70年間にわたるチリ現代史のサーガになっています。しかしこの映画では、舞台となっている国がチリであることを観客に理解させるセリフや描写が皆無なのがとっても不思議でした。 それにしても、ため息が出るほど豪華な出演者たちだこと! 全盛期を迎えていたジェレミー・アイアンズは、もう男の色気というかオーラがまぶしいくらいですし、メリル・ストリープとグレン・クローズの夢の共演(現在までこれ一度きり)とは何と贅沢なことでしょう。とくにグレン・クローズの演技は素晴らしく、彼女が霊となってメリル・ストリープたちの前に現れるシーンには思わず鳥肌が立ちました。ただ脚本が、南米文学に特有の「現実と超現実の境い目を超える壮大なホラ話」的な要素をばっさり削っているので、なんか壮大なメロドラマにしか観てもらえないのが残念です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-04 23:30:01)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS