みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.《ネタバレ》 映画はさほど有名でないかもしれないが、音楽は秀逸である。おそらく一度聴いたら耳から離れないのではあるまいか。ミシェル・ルグランの音楽が否が応でも、情感を盛り上げ、いかにも「おもいでの夏」というイメージを作り上げている。 さて映画はまさに青春まっただ中、はち切れんばかりの性に関する興味、好奇心。それを下品にならないように気をつけながらも、実直に描き出している。それがもっとも顕著に出ているところが、コンドームを買いに行くシーンであり、映画館での出来事だろう。そして後半は、主人公の少年と若い未亡人の「ひと夏の美しい想い出」に・・・。 この映画を見たときは、私はすでに少年時代を卒業し、人妻ジェニファー・オニールと同じ年齢であったが、それでも心にしみる映画であった。早速レコードを買い求め、すり切れるほど聴いたのは言うまでもない。 蛇足ながら、映画館で少年たちが見ている映画は、1942年の映画、ベティ・ディビスとポール・ヘンリードの共演による「情熱の航路」という映画である。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-05-30 18:09:01) 7.《ネタバレ》 1971年製作とは思えない清涼感ある映画です。セックスに興味を覚えた青年たちの「スタンド・バイ・ミー」といったところでしょうか? 年上の女性の脚線美には魅力を感じさせるものの、下品なヌードなど一切ないので、全編詩的情緒に溢れています。 雑貨屋にコンドームを買いにいくスリルは、どの時代の少年たちにとっても皆同じです。 ジェニファー・オニールはキャリアはあまりパッとしませんが、10代をとりこにする魅力的な女優だと思います。 私も一目惚れしました。 しかし、女性とセックスすることが、特に主人公にとって、この年頃の目的でしょうか? 私もこの時代の頃、年上の人に恋をしましたが、セックス願望よりも、この人の為に人生を歩みたいと思う気持ちの方が強かったような気がします。 戦死した夫の通報を知った青年は彼女を抱きしめて涙を流します。 彼は彼女に心底同情したのでしょう。 彼女は同情してくれた青年に唇を重ねて感謝の気持ちを伝えます。 しかし、彼の性的欲望まで満たそうとするでしょうか? 夫の戦死した通報が届いたその晩にですよ?! これは、当時、初体験をテーマにした映画が頻繁に制作された影響もあるかと思います。 キス止まりでエンドマークを打ったら、不満を漏らす観客は沢山いただろうと思います。 個人的には「マレーナ」とは違う、プラトニックな映画の仕上がりを期待しました。 でも、テンポがあって青年の純粋な心を描いた素晴らしい映画です。 時間も短いし、お勧めです。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-07 03:48:48) 6.《ネタバレ》 悲しい性体験は、いつまでたっても悲しいままの記憶で残ってしまいます。この映画とジョセフ・ロージーの「恋」は、いきなり子供の世界からつきおとされて大人になってしまう絶望感を感じます。賑やかにはじまるストーリーに不安な美しさをかぶせたミシェル・ルグランの音楽が秀逸です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-29 23:01:48) 5.全体としては、すごく叙情的で切ない話ですね。ただ、避妊具を買うくだりがあまりにも面白すぎてちょっと雰囲気をこわしてるかな・・・と(【ひのと】さん、仰る通り、男の子はアホなのです)。主人公が恋するジェニファー・オニールはホントに綺麗ですねー。ちょっと、昔のウィノナ・ライダーのようでもありました(そーいや彼女も年下の男の子に惚れられてたな)。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-02-21 13:19:33) 4.観た時は、何て滑稽な映画だろう、と思った。10代の少年はあんなにアホなのだろうか?いや、あそこまでアホじゃないだろう、いや、やっぱアホなのか…?と頭を抱えながら観ていた。でも時間が経ってから、そういう滑稽なことも時間のフィルターを通って美化されて行くという映画のコンセプトがじわじわと分かって来た。当初、お馬鹿でHなティーン映画的な内容と映像や音楽の美しさが異常に噛み合わないと思ったけれど、あの映像と音楽は大人になった主人公が思い出を回想する上で付加されたものだ、と考えれば全て納得出来た。思い出はただ思い出だというだけで圧倒的に無条件に美しいのだ。たとえどんなに恥ずかしく、滑稽で、馬鹿馬鹿しいものでも。反復してこの作品のことを考えるにつれ、この映画の名画たる所以が分かって来た。 【ひのと】さん 7点(2004-02-20 17:35:19) 3.童貞のころに見たかった作品ですな。女優の方はとても綺麗な方で主人公があこがれるのに説得力を持たせてくれます。ただ旦那が亡くなったあとで他の男と関係を持つという気分になることがあるのかを女の人に聞いてみたい。 【hrkzhr】さん 7点(2004-01-13 23:09:34) 2.≪DVDで四半世紀振りに鑑賞≫あー、胸が甘酸っぱい・・70年代の「年上のひと」と言えば、「個人授業」のナタリー・ドロンと、こちらのジェニファー・オニールでしょう。当時少女の私でも、この二人のおねいさんにはメロメロでした、少年が憧れるのも無理はない。ホームビデオなど勿論ない時代、少年たちが性に関するお勉強、かわいいじゃあーりませんか(私も平凡、明星で勉強したな、と遠い目…)。 針がレコードの最後の溝を走っておりましたね。悲しい妻の心理は、当然ながら今観たほうが理解できました。ミッシェル・ルグランやっぱり天才 ♪ザ・サマータァイム~ 【かーすけ】さん 7点(2003-12-11 21:28:12)(笑:1票) 1.私もあんな風に人妻と知り合ってみたいと思ったなあ(笑)。年上の女性に対する若い男の子の憧れってあると思うんですよ。それを、戦争という背景をからめながら叙情的に描いた作品ですね。戦死の公報が届くシーンは切ないですね。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-04 23:42:39)
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