みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 初見、予備知識ゼロ。荒天模様、爆雷を受けての艦内の模様、それぞれ息を呑むものですが、何度も見せるクドさと物語の先行きの見えなさにイライラが募る一方。ボーッと観てたのが海底に沈んで初めて頭がシャキッとなり座り直しての鑑賞に。一人また一人と息を引き取るのだろうと思ったのが「えー! 直ったって、無理でしょうが、信じられない!」無事到着に「まさかのハッピーエンドとは!」と思った矢先の、まさかまさかの結末に「そんなアホな話があるかいな!」ダラダラが削がれた劇場版だったら感動もひとしおだったのではないかと思えた力作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-02-11 23:59:26)(良:1票) 5.《ネタバレ》 重い重い戦争映画ですね。 狭い空間、シャワーなどなく、ディーゼル機関の焦げ付くような臭いと、男たちの体臭が艦内に充満するのが感じられそうでした。 最後は、髪もヒゲも伸び放題で、出航時と比べ、出演者も心なしかやつれているように感じました。 後半の、水深計の針が振り切れる程の深海から、脱出を試みるシーンはこの映画の最大の見せ場で、息をのむ迫力がありましたね。 3時間30分の長い作品ですが、一気に見終えました。 それにしても、ようやく帰還した瞬間に艦長ほか大勢が戦死するとは‥‥ これが、もし米国の映画で、潜水艦が米国艦ならば、恐らくああいうラストには、ならなかったでしょう。 その辺りが、戦勝国と戦敗国の差かな。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-26 01:31:22) 4.元はテレビシリーズとして製作された作品のようなのですが、1981年にまず149分の劇場版が製作され、それから遅れて1985年に全6話、合計313分のテレビ版、1997年に208分のディレクターズカット版リリースと、やたらバージョン違いの多い本作。ただし、劇場版とテレビ版についてはDVDの単品発売なし、ブルーレイ化もなされていないため鑑賞困難な状況となっており、現状における商品展開の主流であるディレクターズカット版を鑑賞しました。 ドイツの映像作品としては1927年の『メトロポリス』以来の規模で製作された作品だけあって、一目見ただけで金のかかり方が違うということが分かります。冒頭における出航前のどんちゃん騒ぎをとっても、だだっ広い宴会場にきちんとバックバンドを入れ、小道具ひとつにも手抜きなしで観客を作品の世界へと引き込みます。主人公であるUボートに至っては外観・内装ともに非常によくできており、本物にしか見えないほどの驚異的な再現度を誇っています。クライマックスの空襲は空前絶後の大迫力であり、ロケを行ったフランスでは「ドイツ人は昔も今も狂っている」と言われたほどの大規模な撮影を敢行(この場面だけで2トンもの火薬が使われたとか)。うまく金を使うことは映画監督の才能のひとつだと言われますが、この点でウォルフガング・ペーターゼンは金の使いどころの取捨選択が優れており、後に多くのハリウッド大作を手掛けることとなる巨匠の片鱗を窺わせています。 他方、内容は後のペーターゼンの作風からはかけ離れたソリッドなものとなっています。冒頭に登場する歌手を除いて女性は一切登場せず、むさい男達が画面を席巻。フランスに婚約者を残してきた若い航海士を除いて登場人物の背景が説明されることはなく、それどころかほとんどの人物は名前すら与えられておらず、Uボート内がどのような状況であったのかを描写することのみに映画全体が特化しています。このストイックな作風、作り手の志の高さには感銘を受けました。 ただし、そんな硬派な作風がたたってか前半部分はかなりダレます。意気揚々と出航したもののなかなか敵と出会うことができず、毎日毎日、ひたすら飯を食って寝るだけという日々が繰り返されるのですが、無名の潜水艦乗り達が狭い艦内でダラダラやってる様を長時間に渡って見せられるのは少々キツかったです。連合国にとっては神出鬼没の悪魔であったUボートも、その内情はこんなトホホぶりでしたという演出意図は理解できるのですが、最初の戦果を挙げるのが上映開始後90分を過ぎてからというのは、あまりに間を取りすぎているような気がします。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-06-21 18:04:39)(良:1票) 3.《ネタバレ》 ドイツ映画なので知っている俳優がいなくて、しかもヒゲをたくわえているので、誰が誰だか見分けるのに一苦労。終始地味で重いトーンで、ハリウッド的な派手な戦闘アクションはあまりない。 いつ撃沈されるかわからない恐怖のもと、男ばかりで娯楽もなく、シラミが繁殖する狭い空間で過ごす。これは刑務所よりもずっときつそうで、閉塞感で息苦しくなる。こういうところでは死にたくないし、閉所恐怖症じゃなくても恐怖感が一層増す。終盤、厭戦気分を隠さない若い兵士たちが人間臭い。 海底に沈んだ潜水艦での復旧作業。乗組員の絶望感と疲弊感がひしひしと伝わってくる。ようやく復旧して死に一生を得てドッグに帰還したのに、空襲に遭ってのあっけない結末。艦長の最期を見届けた報道班のヴェルナー少尉の胸中はいかばかりだったか。戦争とはこういうものだというのを教えてくれる。 再鑑賞。内容をかなり忘れていたが、やっぱりこの長さを感じさせないほどの力作。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-01-11 19:52:23) 2.《ネタバレ》 息苦しいほどの緊張感でした。戦争の過酷さを思い知りました。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-01 01:28:59) 1.《ネタバレ》 Uボートの「劇場版」「ディレクターズカット」「完全版」をすべて見ました。その中で「ディレクターズカット」は少し中途半端かな、と率直な気持ち。場面のつながりが若干不自然と感じたから。「完全版」を見た後だからそう思うのかもしれない。この映画(作品)は、訴えたいのは「完全版」の中にあると感じます。時間もその要素。「完全版」は45分×6本の長さなのだが、艦内の窮屈な居住環境、敵艦に遭遇できない日々、耐えるだけの爆雷攻撃、沈没から浮上までの必死の修理作業。これらの、これでもかの長尺表現はこの映画の重要な本質の一部です。従って、「ディレクターズカット」は7点どまり。 【プライベートTT】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-17 22:54:25)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS