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ヴェニスの商人

The Merchant of Venice
2004年【米・伊・ルクセンブルグ・英】 上映時間:131分
ドラマコメディロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
[ヴェニスノショウニン]
新規登録(2005-04-15)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-03-18)【TOSHI】さん
公開開始日(2005-10-29)


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監督マイケル・ラドフォード
キャストアル・パチーノ(男優)シャイロック
ジェレミー・アイアンズ(男優)アントニオ
ジョセフ・ファインズ(男優)バッサーニオ
リン・コリンズ(女優)ポーシャ
クリス・マーシャル(男優)グラシアーノ
マッケンジー・クルック(男優)ランスロット
グレゴール・フィッシャー(男優)ソラーニオ
ロン・クック〔男優・1948年生〕(男優)老人ゴボー
アラン・コーデュナー(男優)テューバル
デヴィッド・ヘアウッド(男優)モロッコの王子
有本欽隆シャイロック(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしアントニオ(日本語吹き替え版)
森川智之バッサーニオ(日本語吹き替え版)
原作ウィリアム・シェイクスピア「ヴェニスの商人」
脚本マイケル・ラドフォード
音楽ジョスリン・プーク
撮影ブノワ・ドゥローム
製作ケイリー・ブロコウ
ジェイソン・ピエット
マイケル・コーワン
ルチアーノ・マルチーノ(共同製作)
製作総指揮ピート・マッギー
配給アートポート
東京テアトル
衣装サミー・シェルドン
字幕翻訳稲田嵯裕里
その他マーロン・ブランド(スペシャル・サンクス)
ダニー・ヒューストン(スペシャル・サンクス)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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5.この映画を「シェイクスピアの戯曲」と関連づけないで観ればとてもいい映画です。原作は喜劇でこの映画は悲劇になってますよね。なので、喜劇として観るとあてはずれ。今、ヴェニスの商人を映画化しようとすればこういう形でしかできないのでしょうね。それでも、映画としては大変良いできですし、台詞も設定も原作とほとんど変わらないのに、配役・演技や音楽・光などの効果で喜劇の戯曲も悲劇に変わってしまうんですね。映画というのはほんとうに奥が深いなあと、原作が有名なだけに感じてしまう作品でした。 ひよりんさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-07 17:33:14)(良:1票)

4.《ネタバレ》 ヴェニスを舞台にしたホンモノの「ヴェニスの商人」。単なる強欲な金貸しに描かれがちなシャイロックですが、当時のキリスト教徒によるユダヤ人差別を見せ、判決でキリスト教への改宗を告げられことで絶望の淵へ突き落とされる。金貸しシャイロックが悪人ではなく、ユダヤ教徒シャイロックである事がキリスト教徒にとっては悪であるというのがよく判る、アルパチーノは演技もオーラも完璧ですね。とくに法廷劇に入ってからはグイグイ引きこまれてしまいます。法廷ではむしろシャイロックの輝きとアントーニオの絶望感が上手すぎて、ここでの主役・ポーシャをかなり食ってしまった気がします。クライマックス「キリスト教徒の血を一滴足りとも流すな」も個人的にはもう少しタメが効いてた方が好きです。ただバッサーニオの放蕩人生、ダメ男っぷりがまだ足りないのではないでしょうか。ダメダメ男を救うアントーニオ、ダメダメ夫の親友を救うポーシャであってこそ指輪の件が面白さを増すんですよねェ。 亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-01 22:30:44)(良:1票)

3.シェイクスピアのユダヤ人に対する無知、というより当時のキリスト教社会の価値観が作り上げたと言える原作。これがなぜ「喜劇」なのかはよく分からない。これをユダヤ人シャイロックの悲劇と涙を流したハイネの解釈がこの映画のベースになっている。周囲の理不尽さに打ちのめされた孤独な男をアル・パチーノは上手く演じている。裁判の場面で跪いて咽ぶ姿に思わず涙が出てしまった。余談だが、利息を取ることよりも人の弱みにつけこんで贖宥状なるものを売りつけたローマ・カトリック教会の方がよっぽど質が悪いと筆者は思うのだが。テレビに消費者金融のCMが垂れ流しになる昨今の日本を見てシャイロックは「ほれ見たことか」とほくそ笑んでいることだろう。 Copperfieldさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-31 08:32:04)

2.《ネタバレ》 パチーノとアイアンズの共演。自分にとっては夢の共演です。圧倒的な存在感はさすがです。夢のひと時を堪能出来、大満足でした。興奮冷めやらずの状態で、今日の所は取り敢えずここまでで・・・・箱を選ぶ時の思慮深さにうっかり騙されそうですが、自堕落な生活を送るぼんくらバッサーニオの厚かましい願いを聞き入れ、借金を申し込み、常識外れの証文であっても、甘い見通しを根拠に応じたのはアントーニオであり、証文通りの要求をするシャイロックに非は無いのです。ユダヤ人であるというだけで、ゲットーに押し込め、蔑むという慈悲のかけらもない行為をしておきながら、その相手に慈悲を乞うとは何事かと思います。 シャイロックは、鬱積した怨念を晴らそうとしますが、証文の盲点を衝かれた途端、要求を取り下げてしまったのは、刺し違えても言うまでには至らなかったようで自分としては、残念に感じました。財産没収はまだしも、改宗を命じるとは、驕るのも大概にしろと言いたいです。指輪の件もぼんくら振りを心配しての事かも知れませんが、執拗過ぎて不愉快でした。パチーノのぶすぶす燻り続ける怨念が裁判で一気に燃え上がる様子、アイアンズの破滅を覚悟するも、命の炎が細くなって行く事を怯える様子、共に圧巻で絶妙なキャスティングです。原作を読んでいましたが、見ごたえのある作品でした。未読の方は、読む前に鑑賞される事をお薦めします。 The Grey Heronさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-09 19:56:35)

1.《ネタバレ》 やっと日本で見られるようになりました。本当に待ちました。
戯曲は昔読みました。舞台も学生の頃見ました。これがコメディーというジャンルであること自体理解できない私ですから、改宗やキリスト教徒の慈悲については語りません。
アクの強い役なら文句なしのアル・パティーノですが、熱演と言うより少々空回り気味。逆にぐっと抑えた演技のジェレミー・アイアンズが印象的でした。裁判シーンは結果を知っているにもかかわらず、緊張感をもって見られました。
アントーニオとバッサーニオの関係ってこういうことですか?(解説にあるような父子的ではないです。)
裁判に間に合ったバッサーニオを見つけた時のアントーニオの一瞬の表情いいです。
今回思ったのですがシェークスピア劇は動より静の役づくりの方が難しい?
ということでジェレミー・アイアンズ見たさにもう一度映画館に行きます。DVDも買います。




himenekoさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-03 23:21:33)

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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 5.97点
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213.33% line
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4413.33% line
5413.33% line
61136.67% line
7516.67% line
8516.67% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

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