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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.市川雷蔵と若人あきらを足して2で割ったような主人公・平清盛。その若き日が描かれる、とは言っても、これって別に清盛を主人公にする必要ないんじゃないの、↓でもおっしゃているように、現代劇でもいいんじゃない、と言いたくなる内容。でもでも、何だかカッコいい映画なんだな。だから、きっと、コレデイイノダ(牡7歳。なんのこっちゃ)。いっそ、遠い遠い平安時代を舞台にしたことで、我々の日常からスパッと切り離した、一種の様式美ともいうべき異世界の楽しみが繰り広げられる。あの清盛のマユゲだって許せちゃう(笑)。大掛かりなセットの数々、市井の群集、そして圧巻はどこまでも連なる坊主の洪水。映像がスペクタクルな割に、物語はあまりスペクタクルしていないが、それでもなんでも、観てると、とにかく何だか知らんがカッコよくてシビレちゃうもんだから、しょうがない。あちらの光景からこちらの光景へ、あちらの人物からこちらの人物へ、カメラがスイッと動く、スイスイッと動く。これがカッコよくてしょうがない。私も行楽先で子供をビデオカメラ撮影するときには、こういう風に撮ってみたい、などと無理なことを考えてしまう。それこそ、できればクレーンだって使ってみたいのだ(笑)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-05-13 22:33:16)
2.朝廷、公家、武家、町人、屋敷の美術も違えば衣装も素材から変えて凝ってます。清盛=殿上人なイメージがあるが平安の世において、武士は忌むべき存在。盛者必衰の理の通り平家といえども破れた塀の内に住み、公家から蔑まされる。京の鎮護として政治、宗教に深く関わる叡山の山門衆、僧兵が大挙集結する様は迫力満点。京の市街も大エキストラで雰囲気が出ていました。 【亜流派 十五郎】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-22 16:59:50)(良:3票)
1.溝口作品は「雨月物語」しか見た事がないので、STING大好き様の後にレビューするのは気が引けますね(笑)。現在上映中の「市川雷蔵祭」で本作を見ましたが、どこか荒涼としていて人間もちょっと獣じみているその世界は迫力ありました。また、俯瞰から撮った群衆の映像などは襖絵のようなスペクタクルがあって、昨今のハリウッド映画なんてチャチだなぁと思わせます。歌舞伎の時代物のような堅さは正直見ていてしんどい部分もありましが、それ故の充実感もあって大人の映画だなぁとしみじみ思いました。最近の幼児化したカルチャーを苦々しく思っている私としては、折角日本映画にはこんな良いお手本があるのだから、もうちょっと大人向けの映画を作ってくれないものか?などと思ったりして。この頃と比べるのは酷だとは思いますが。ところで驚いたのは終演後場内で拍手が沸き起こった事。客層は普段映画館ではあまり見かけない年輩の方が多かったのですが、ホントに雷蔵やこの頃の映画が好きで見に来て、良かったから素直に拍手したんでしょうね。なんだかとても嬉しくなりました。雷蔵ファンでよかった! 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-12-24 14:44:48)(良:4票)
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【点数情報】
Review人数 |
20人 |
平均点数 |
6.60点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 5.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 10.00% |
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6 | 6 | 30.00% |
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7 | 7 | 35.00% |
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8 | 3 | 15.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 5.00% |
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