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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.本作、公開時に雑誌の「今月の封切り作品」コーナーで紹介されてたのを読んで、妙に気になってたものの観る機会が無いまま二十数年、このたびツタヤの発掘良品コーナーにてようやく出会えました。その感慨を差し引いても、この作品、面白いです。難点は、夜の自動車内でのやりとりを中心としたこの作品、窓外の景色の描写を手抜きして、クルマが走っているのやら殆ど止まりかけているのやらよくわからんシーンがあることですね(窓外に微妙な光の点が微妙な速度で流れている…)。物語の背景など、余計な説明は一切省略し、衝撃的な幕開けから、夜の道をひた走る車の中を舞台に、犯人2人と人質の少年、3人の間の危ういバランス関係にとことん主眼を置いて描かれており、緊張感のある作品になってます。物語のスパイスとして途中、警官など、3人以外の人間も登場しはするものの、中心は3人の間に働く力学。一見、短絡的暴力的で一番アブナそうな犯人役のアダム・ボールドウィン。冷静で話が通じそうながら、いざとなると実はコイツが一番冷酷でアブナイかも知れない、もう一人の犯人役、ロイ・シャイダー。しかし非力でベソかいて何とも弱々しい存在のようでいて、実は最も何をしでかすかわかならいコワい存在、それが、子供、なんですね。だから、「いたいけな少年は、凶悪犯たちの手から無事助かるのか」というサスペンス映画だと思って観始めたら、最終的にはバカな大人が身につまされるような作品でもあるのです。実際、子供にゃ、かなわない。ラストでも物語の背景はサッパリ明らかにされない代わりに、子供が「まだたったの9歳だった」ことだけが明らかにされる、こんなに気の利いた、しかし考えようによっては残酷なラストも、珍しいのでは。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-06 16:04:18)
1.《ネタバレ》 終始緊張感の漂うシナリオが実に絶妙で、誘拐された少年を子供らしく扱う事の無いシビアな演出やセリフは、子供の目を通して観る者に圧迫を与え最後まで引き付ける。子供に対して決して情の一線を超える事の無かったコーエン(ロイ・シャイダー)が、最後に少年を誉めるシーンは印象深い。類似作品「パーフェクト・ワールド」との関係は定かでは無いが、あちらのように愛情一本で描くよりも、シビアに描かれているこちらの作品の方がリアリティがあり映画として上等な観有り。唯一、マフィアに少年を無傷で連れて行く…と言う設定は、理由が明白にされておらずストーリー上の都合が目立って浮く所。 【_】さん 8点(2004-10-10 00:52:10)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
6.60点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 40.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 20.00% |
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8 | 2 | 40.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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