みんなのシネマレビュー

SAYURI

Memoirs of a Geisha
2005年【米】 上映時間:146分
ドラマ伝記ものロマンス小説の映画化
[サユリ]
新規登録(2004-11-13)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-03-16)【+】さん
公開開始日(2005-12-10)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ロブ・マーシャル
助監督ジョン・デルーカ〔振付〕(第二班監督)
演出ダグ・コールマン(スタント・コーディネーター)
アレン・ロビンソン(スタント・コーディネーター)
キャストチャン・ツィイー(女優)さゆり
渡辺謙(男優)会長
役所広司(男優)
ミシェル・ヨー(女優)豆葉
桃井かおり(女優)おかあさん
工藤夕貴(女優)おカボ
コン・リー(女優)初桃
ケネス・ツァン(男優)鳥取少将
ツァイ・チン(女優)おばちゃん
マコ(男優)サカモト
ケイリー=ヒロユキ・タガワ(男優)男爵
大後寿々花(女優)少女時代のさゆり
ユージニア・ユアン(女優)こりん
カール・ユーン(男優)コウイチ
テッド・レヴィン(男優)デリックス大佐
渡辺謙会長(日本語吹き替え版)
湯屋敦子初桃(日本語吹き替え版)
唐沢潤豆葉(日本語吹き替え版)
役所広司延(日本語吹き替え版)
桃井かおりおかあさん(日本語吹き替え版)
工藤夕貴おカボ(日本語吹き替え版)
脚本ロビン・スウィコード
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
編曲コンラッド・ポープ
撮影ディオン・ビーブ
製作ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
スティーヴン・スピルバーグ
ジョン・デルーカ〔振付〕(共同製作)
ドリームワークス
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
配給松竹
ブエナビスタ
特撮カフェFX社(視覚効果)
美術ジョン・マイヤー(プロダクションデザイン)
グレッチェン・ラウ(セット装飾)
ガーソン・ユー(タイトル・デザイン)
振付ジョン・デルーカ〔振付〕
衣装コリーン・アトウッド
編集ピエトロ・スカリア
録音ケヴィン・オコンネル[録音]
ゲイリー・A・ヘッカー
ワイリー・ステイトマン
グレッグ・P・ラッセル
字幕翻訳戸田奈津子
スタントエリザ・コールマン
西脇美智子
その他奈良橋陽子(キャスティング)
あらすじ
下女として芸者館に売られた9歳の女の子の千代(大後寿々花)は、芸者の初桃(コン・リー)の苛めに遭いながらも、会長さん(渡辺謙)と出会ったことをきっかけに芸者の道に進む決意をする。そして15歳になった千代(チャン・ツイィー)は、一流芸者の豆葉(ミシェル・ヨー)に見込まれ「さゆり」と名乗ってその類稀なる才能を開花していく。想像を絶する映像美を背景に、いま女たちの戦いがはじまる!

花守湖】さん(2007-02-04)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
通常表示】/【お気に入りのみ表示】

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
1


18.米国映画の「SAYURI」なのだから日本人である私たちから見れば違和感があるのは当然だろう。だけど日本語吹き替えで見ると何とか見れるし、物語自体は悪くない。むしろ芸者というものを世界に紹介する上で貢献したのではないかと思う。配役は国際色豊かでさすがに多民族国家米国を彷彿させる。日本人が子役で大人になると向こうの人が演じるというのもなかなか、こういったのを是とするか否とするかで評価は大いに変わってこよう。少なくとも米国映画SAYURIとしてはアカデミー賞に値すると思う。役者としてはコン・リーが私好みなのかなかなか良かったと思うし、子役大後寿々花が光る。そして目立たぬがナレータが断然すばらしい。そう思ったのは私だけだろうか。 ESPERANZAさん [DVD(吹替)] 8点(2012-11-14 19:03:06)

17.《ネタバレ》 予想外に面白く感じた作品でした。どう考えても妙なキャスティングで違和感ありまくり?かな?と不安を感じつつも、吹き替え版と字幕版どちらも鑑賞させて頂いた結果。褒める場所も多ければ、けなしたくなる箇所も多かったのも事実です。長くはなるが1つ1つ上げてみよう。コン・リー意外に下手(コラ)チャン・ツイィー案外上手いが、下手。ミッシェル・ヨーこれ又ビックリバリバリ上手い!演技力の凄さに腰抜けた。桃井さんいつもと変わらぬ漫画(劇画から抜け出したような迫力には脱帽)な演技は安心出来た。物語の進行は、あくまでも外人の目から見た京都置屋なイメージなのか実際の所、本当はどうなのかを知らぬ無知な1鑑賞者としてはコメントしづらい。金融列島のお兄さんはやはりハリウッドクラスで上手いし、バットマンビギニンズのお兄さんも良い味出していてサイコー。ただどうしても違和感が拭い去れないのは、置屋文化(お茶屋とするべきか?)が秘めたる場所であるのが最大の要因かも知れない。時代背景もイマイチぴんとこないし。そう言った意味では駄作でもあると言えるが、名作とも感じました。ただ、とても印象的なのが、日本人俳優の演技力は中国人俳優を越えていると思えたことが一番嬉しかった。セリフだと一番生きているのが終盤あたり。いつまでも惚れた女を待てるハンケチのお兄さん(鼻緒結びだったかな…)の長い時間をかけた情愛行動が、中国数千年の歴史よりも永く大きな日本の情の深さだと思わせるあたりは流石スピルバーグ(ドリームワークス)だなぁ、って感じ。点数の全てはミッシェルに差し上げたい。 でも本当はマコさんが全てなのだよ(笑) 成田とうこさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-10-31 20:40:51)

16.キレイな映像で、エンディングも良かった。ついでに舞の海も良かった。 山椒の実さん [DVD(吹替)] 8点(2007-10-21 21:39:13)

15.《ネタバレ》 予想に反してハーレクイーンロマンスでした。そして、これも予想に反してハーレクイーンロマンスを苦手な私が楽しく見てしまいました。最初、英語を話す日本の話というのでピンと来ないかなと思っていたけど、ロシアなのに英語で話している「ドクトルジバゴ」同様に映画にはまりました。外から見て描いた日本がとても美しく豪華で、イツァーク・パールマン、ヨー・ヨー・マの音楽と相まって酔わせてくれました。「初恋の来た道」のころは、どこがいいのか少しもわからなかったチャン・ツィイーですが微妙な感情表現で、ミシェル・ヨーの押さえた演技ともども、うまいなあと思いました。ただ、惜しむべきはコン・リー。本来の彼女なら、もっと迫力のある芸者を演じられたのではないかと思ってしまいました。主役じゃなかったから力を抜いたのかな・・。 omutさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-22 04:12:09)

14.♪三味とォ(オ、オ、オ)踊りはァ(ア、ア、ア)
 習いもするがァ(アーー//ーー)
 習わなくても 女は泣ける
 つらーいい さだめのォ(オ、オ、オ)
 花街育ちーー
 義理が 絡んだ はーー//ーーなーばかりーー
(♪「下町育ち」by笹みどり・・中年以上のかた、御同唱ありがとうございます。)

というお話をアチャラ味でコッテリ撮ってくださったのですね。
京都のおかたは怒ってはるか、呆れてるか、笑いこけてるか、の
いずれかもしれませんね。
でも、ハリウッド製だから、コトバが、着付けが、舞いが、、
あれこれと違和感のある箇所を直して満足しよう思ったら
この映画のキャスト・スタッフ・専門業者?さんたち
(呉服商さん、小間物商さん、着付け髪結いの先生、等々)
をオール京都人・京都ロケで作る以外にないのでは、などと思います。
なので、素直に負けを認めよか?(笑)。
中国人陣も最強ですやんかぁ・・(毎度ながら細部まで上手いコンリー姐、10数年前なら千代を演じたかったでしょう。/予想外によかったヨー姐、日本人みたい、、何着ても似合うわ、素敵。/この役は彼女しか思いつかないかもの笹みどり<関係ないか>顔系チャン・ツイィー。可哀想な感じしないのが難。笑/置屋のおばちゃん、文句なし。/♪ヨーヨー・マで〆。たまらんわ♪)
日本勢は、、寿々花ちゃんと橋の上の会長さんの笑顔にやられたわ(単純ー)。
最後も同じように見つめ合い、わかり合い、微笑み合ったら、もっと嬉しかったかな私はね。(日本人んー。)

工藤夕貴の誕生日に逝ってしまった♪井沢’八’郎に合掌して
8点。やんちゃ親父は本作に関係ない?いやいや、、
♪くじけちゃならない 人生が
 あの日ここから 始まった
(♪「あヽ上野駅」)・・いまや、舞妓さんがインターネットで税申告・納税するようになりましたが、芸を磨き、お客様に尽くす姿は舞妓はん・芸者さんの世界だけだけじゃないはず・・みんなこういう気持ちでがんばればいいんよねー。おカボちゃん、永ぅお悔やみ。

かーすけさん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-24 15:14:23)

13.《ネタバレ》 ラストサムライが全然受け入れられなかったのと、原作読んで面白くなかったので、期待しないで見たのがよかったのか、2時間30分あまり退屈することなく楽しめました。単調な話のようでいてテンポがいいので飽きません。出演者がみんな英語なんで、祇園が舞台の映画を見ている、というより「千と千尋」のようにどこか空想上の街が舞台の映画を見ている不思議な感覚も気持ちよかったです。ただ、おねえさんとの後日談が映画ではあるんだろうなと期待していたんですが、そこだけ「はたき込まれ」ました。あと流し目で殺されるなら、やっぱヨーよりもツィーだなあ。 かけさん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 23:06:14)

12.どうせ、「ラストサムライ」と同レベルだろう~と、期待せずに観たのですが..いやはや、それは間違いでした..面白かったです..脚本が良かったですね~ 映像はハリウッドだけあって文句なし..出演者も好演..(少女時代の千代を演じた大後寿々花、すごくハマってました) 期待以上の出来に、驚き!! (日本人としては、皆さんご指摘の ゴ~ン はないですね..) コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-10 12:20:07)

11.ハリウッド製作で主人公をはじめ芸者役が日本人ではなく、チャン・ツィイー、コン・リー、ミシェル・ヨーという中国人女優ということで観る前は多少不安があったのですが全く違和感なく見ることができました。渡辺謙、役所広司、桃井かおり等の日本人俳優もそれぞれいい演技をしていましたが、さゆりの少女時代を演じた大後寿々花が一番輝いていました。シカゴの監督らしく映像や踊りのシーンや音楽は素晴らしかったです。あと相撲観戦のシーンに舞の海が出ていましたね。 ジムさん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-10 11:20:45)

10.《ネタバレ》 スピルバーグが製作に行き詰ってたこの作品を、見事「シカゴ」のロブ・マーシャルが映像化したなあと、まずはその世界に感心しました。そして悲恋が苦手な私としては、ハッピーエンドで個人的に救われました(笑)チャン・ツィイーの青い目の恥じらう芸者、とことん敵役のコン・リーの初桃の妖艶さ。そして豆葉を演じたミシェル・ヨーの着物の似合いっぷりと貫禄。とことん紳士なケン・ワタナベ。さほどの存在感も無かった延さん役の役所、敗戦後の格好が「ブレードランナー」のレイチェルにしか見えなかったおカボ役の工藤夕貴。おかあさん役がまさに適役の桃井かおり。これらのキャスティングがしっかりしてたので、中国人が日本を舞台に芸者を演じるアメリカ映画にさほどの違和感を持たず、しかもシナリオが面白かったので中だるみも感じませんでした。ただ、やはりヨーヨー・マの音楽、引きの画で目立つ街並みは「中国系日本」という感じは否めませんでした。それでもそこを割り切ってしまえば十分に楽しめる作品でした。でも何と言ってもチャン・ツィイーのしおらしさに「初恋のきた道」が久しぶりに重なりました。爺さんや外人が皆モノにしようと頑張ってましたが、最後は初恋の人と相思相愛になれて良かった良かったw まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-09 20:59:29)

9.英国で見ました。見る前は主役は中国人だし・・とか思ってたけど、すごい良かった。ゴメンネ、チャン・ツィイー。てか・・コン・リー綺麗すぎですよね。年齢を知って超びっくりしました。そして中途半端に日本語!最初のシーンは字幕もなしに日本語喋るからびっくりしたよ。こちらの国の人わかんないじゃん!と。あー。雅な国だなぁ日本って・・。 ネフェルタリさん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-05 06:36:24)

8.劇場で見てきました。この映画は、大正末期から昭和の戦後までを駆け抜けた一少女(あえて一女性とは言いません)を描いたものです。・・・って、さっき書店に行ったらこの映画の原作書いた人って、純正アメリカ男性やん!正直びびりました。原作:アメリカ人、製作:ハリウッド、監督:アメリカ人とくると、今までの経験では、激しい勘違のある珍妙な日本に爆笑できる作品ばかりだったと思うのですが、この映画は日本人が作る以上の「和」を見事に画いています。すべてが美しく描かれており日本人としてうれしい限りです。皆さんが言っている「神社で鈴引いたら鐘がゴーン」で、少し椅子からズリそうになった以外は全く違和感がありませんでした。2時間40分という長時間(終わった後に知りました)ですが、全くだれる瞬間がありませんでした。文芸作品としてはすごいことです。映画が進むにつれ、使われている言葉が英語だということすら全く気にならなくなっていったのは不思議な感覚でしたね。。とはいえ、主役級の女性に日本人が配置されていないのは寂しい限りです。工藤夕貴さんはハリウッドがメインの活躍の場だし、桃井さんは無国籍^^;な女優さんなんで、日本発の女優さんっていなかったような。監督曰く、日本の女優さんは踊りが踊れなかったから配役しなかった、とのこと。それにしても、ツィイーにしろ、ミッシェルヨー、コンリーにせよ、違和感なく日本の風景に溶け込んでいましたね。おみごとです。日本の女優で唯一強力な存在感を主張したのはSAYURIの子役の大後寿々花ちゃんでしたね。鳶色の瞳(コンタクトだろうけど)で見事な英語での演技をする彼女はお見事でした。日本の映画界は彼女のような金の卵を大事に育てていくべきでしょうね。せめて日本の作品の主演女優は日本女性にやっていてもらいたいものです。 ぐっきいさん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-24 20:51:35)

7.この映画のつくる世界観にどっぷり浸れた。とりわけチャンツィイーに和のテイストを加えた姿は本当にきれいで心を射抜かれた。日本の伝統的な着物やしぐさなどに心を奪われたということは私も日本人であったということか。外国の人が見てどれだけ心を動かされるのかはわからないけど、この映画がアメリカ人によって描かれたことを考えると、和の美しさは世界に通用するのだろう。しかし、せっかくアメリカ人のつくった日本の美に魅了されていたのにアメリカ軍の登場により、うちくだかれてしまったのは残念。そこから少し冷めてしまった。それと、主要人物は3人の芸者だと思うが、日本人役なのに、それを日本人が演じていないことも重ねて残念。主役を張れるような世界に通じる日本人女優が出てきて欲しい。ま、とにかく、見所はたくさんあるけれど、一番はやはり芸者役を演じるアジア女優達のふるまいの美しさでしょう。和風の上質な色気にうっとりすること請け合い。 日向夏さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-05 11:18:14)(良:1票)

6.すばらしかったわー。 オンナの戦いはこの上なく凄惨でありながらこんなにも美しいのね。 初桃とサユリの取っ組み合いなんて、「女優さんなんだから傷しちゃダメよー!」って見てるほうが心配になっちゃったほどよ。 日本文化うんぬんの描写に関しては、まあいろいろとあるんでしょうけど…かつて日本の浮世絵に触発されてアールヌーヴォーという芸術が開花したように、外国人が新たな解釈を加えることで、この映画のような興味深いもの(=別物)がうまれるってのもまたオツなんじゃないかしら?ってことで。 ところで、主演/いい役がこぞって外国人ってのはやっぱり残念よね。 チャン・ツィイーもコン・リーもミッシェル・ヨーも大好きだし、とってもすばらしかったんだけど…日本の若い女優さんたちにも、彼女たちに負けないような存在感のある女優さんにいち早く成長してほしいわー。(あ、桃井姐さんはとってもステキ!だったわよ。) ラストは…アタシはもうちょっと芸者の悲哀みたいなものが強く感じられたほうが良かったような気がするわ。 ナレーションではちゃんと説明されてたんだけど、どうもなんだか安易なハッピーエンドみたいに感じられて…。 でも全体的にはとっても良かったと思うし、アタシは大満足よ。 ところで…アタシも流し目ひとつで交通事故おこしてみたいわー! ホホ。 梅桃さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-04 10:06:21)

5.《ネタバレ》 映画2~3本は撮れるんじゃないか?というくらいの日中豪華キャスト夢の共演で魅せる異種ファンタジー映画です。日本人の目から見れば違和感を感じるのは当然です。他国の人が作った作品ですからそれは仕方ないこと。むしろ、日本の芸能に対する真摯な態度と憧憬の念が伝わってきます。映像は美しく、粘りのある色彩が舞台となる花街を見事に表現しています。    女版「仁義なき戦い」ともいえるドラマ部分は見応えがありますが、最大の見ものはやはり役者の演技合戦でしょう。主役級の役者たちが織り成すその芝居は火花が散っていて圧巻です。憎まれ役のコン・リーはラーメンのCMで「ハオチー!」と言っていたイメージがすっ飛ぶくらいの強烈なインパクトで売れっ子芸者を演じ、SAYURIをイビります。ミシェル・ヨーは日本人らしさをうまく表現した立ち居振る舞いと憂いのある目が素晴らしい。桃井姐さんはSK2化粧品で手入れしている自慢の肌をまったく見せない置屋のゴウツク女将を熱演。とにかく女性のドロドロ因縁バトルを名優たちが迫真の演技でぶつけてきてくれます。そのなかで埋もれないチャン・ツィイーはさすがアジアン・ビューティーだけありますね。工藤夕貴も得意の英語を駆使しながら180度キャラが変わる難しい役を見事に演じています。主役が日本人ではないのは残念ですが、外国人女優たちがとても勉強して日本人を演じたのが伝わってきて嬉しかったですね。監督も仮想世界ではあるけど、見事に日本っぽさを感じる幻想的な映像を作り上げたと思います。「日本はすべてが儀式だ」の台詞がそれを物語っています。豆葉は男爵から頂いた着物、SAYURIは会長のハンカチと、秘めた女心の表現も好きです。   あと、男優たちが「自己主張しない日本人」像を表現していたのも興味深かったです。作曲のジョン・ウィリアムズは改めて凄いんだと敬服しましたね~。想像以上に気に入りました。メガヒットする作品ではないと思いますが、多くの人に見てもらいたいなって思います。あの演技合戦は1,800円でもお釣りがきますよ。舞の海もしっかり演技してました(笑)。拍手! トトさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 23:01:58)(良:1票)

4.《ネタバレ》 不思議な世界感の素晴しい映画でした。最初から本物に近い日本を期待していなかったので、むしろ、近未来映画を見ているような気分で楽しめました。そう、例えばブレードランナーみたいなありそうでない雰囲気で。さすが、シカゴの監督ですね。テンポも良いし、それに、皆様もおっしゃってるように、キャストが素晴しかった!北の零年でも頑張ってたすずかちゃんは、まだ12才なんでしょ?良かったなぁ。成長してチャン・ツィーになるのがとっても自然だった。皆上手い役者さんです。例えばパートナーに浮気された時、女性はパートナーではなくて相手の女性を恨むって言うでしょ。まさに、そんな女性の怖さが伝わって来たし、謙さんの優しい眼差しって、世界レベルだなぁって嬉しくなりました。うん。期待以上! らふらんすさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-23 21:07:13)

3.《ネタバレ》 ■チャンツィイーが目当てで見に行った。が、意外にも少女時代の子役さんがとても愛らしく好印象の演技。チャンツィイーの子ども時代として全く遜色ない存在感を感じさせられた。■チャンツィイーは仲間由紀恵と吉田美和を足して2で割ったようなルックス。天に通じるかのようなスッとした立ち姿に高岡英夫の言うセンターを感じる。このディレクターが私を惹き付けるのか?■目の虹彩部分が水色。子ども時代にも水色。
この目の印象が強烈だった。
■チャンツィイーのキスシーン。心のひだが見えるかのようなキス。非常に良かったと思う。この演技力こそが、チャンツィイーの魅力なのだ思う。■ハンカチに思いをこめて大事にもっているそのいじらしさ。受け答えに知性を感じさせるセリフ。良くできた映画である。そして、子役を含め、チャンツィイーの魅力を良く引き出した映画だったと思う。 なかがわさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-22 21:36:58)

2.《ネタバレ》 この映画を見る前、タイトルは「Memories of a Geisha」かと思って、会長か延さんに一人の芸者についての「記憶」でも語ってもらうのかと思っていたら、「Memoirs(回顧録)」となっていて、タイトルから考えていたストーリーとはだいぶ違う展開だったので、ちょっと出鼻を挫かれた想いがした。
人間ドラマ、ラブストーリーという観点からみると多少モノ足りないかなという気がするが、とてもハリウッドの監督が作ったとは思えない素晴らしい美意識の高さ、日本の古き美に対する憧憬が感じられる素晴らしく美しい映画に仕上っている。
日本人監督が作るのとは違う日本の美しさを感じさせる映画となっているので、この試みは成功だったのではないか。
この時代や芸者については、自分はそれほど知識がないためか、時代考証については全く
違和感はなかったと思う(違和感があるとすれば字幕の問題か)。
しかしながら、人間ドラマ、ラブストーリーはモノ足りないと感じたが、これこそまさに「日本人らしさ」が描かれたためではないかと思う。
延さんは、自分が好きな女がいても、その感情を自分の奥底に押し留め、最後の最後まで表には出さない。どんなに金があっても、自分の好きな女を金で買うことなんてしない。権威も利用しない、金を失って一人の裸の男になったときになってようやく、自分の気持ちをさらけ出すことができる。まさに「侍」的な気質が描かれていた。
また、会長についても同じく、自分の気持ちを押し留め、恩を受けた相手(延さん)に対する気持ちを察して、恩を受けた相手を裏切ることはできずに、逆に譲り渡そうとする日本人的、侍的な精神がしっかりと描かれていたような気がする。
そのため、自己主張しない男同士によってラブストーリーは影を潜めて、人間ドラマとしての女同士の争い、一人の女が自分の気持ちを叶えられずに、他の芸者同様、女としてではなく芸者として生きる決意を固める(ハンカチを海に投げ入れる)までが中心になったような気がするが、男同士の影のやり取りが見て取れるのも見逃せないところだと思う。
ラストの締め括りは、個人的には賛否あり微妙だなとは思うが、あれで良いのかどうかは今のところ結論は出せずにいる。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-11 16:59:46)(良:2票)

1.朝早いし眠いし長いし途中で寝ないかなぁと心配だったけど全くそんな気配もなくあっという間の2時間半。ここらへんはさすがのハリウッド、慣れてます。言いたいこともびしびし伝わってきたしお目当てのチャン・ツィーは問題なくかわいいし率直な感想としては観てよかったなと。でも、観た後はこれをアメリカ人が作ったのかぁ、アメリカ人が見たらどう思うんだろ、ちゃんと理解できんのかなぁなどといらん心配ばっかしてしまい、物語の内容よりそっちばっか考えちゃいました。そして、きっと色んな人の批評で、ストーリーが単純とか、細かい部分の設定がおかしいとか言われるんだろうなぁ。あまりそういうのは気にせずまずはゲイシャの人生、美、日本人としての強さ、美しさってのを感じてほしいものです。 日本の良さを再度考えさせられますね。 とむさん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-10 13:42:58)

別のページへ(8点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 95人
平均点数 6.60点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.11% line
444.21% line
51414.74% line
62526.32% line
72425.26% line
81818.95% line
977.37% line
1011.05% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.30点 Review13人
2 ストーリー評価 6.31点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review16人
4 音楽評価 6.53点 Review15人
5 感泣評価 6.21点 Review14人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
撮影賞ディオン・ビーブ受賞 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
音響効果賞ワイリー・ステイトマン候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・P・ラッセル候補(ノミネート) 
音響賞ケヴィン・オコンネル[録音]候補(ノミネート) 
美術賞グレッチェン・ラウ受賞 
美術賞ジョン・マイヤー受賞 
衣装デザイン賞コリーン・アトウッド受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
主演女優賞(ドラマ部門)チャン・ツィイー候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]受賞 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS