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曽根崎心中(1978)

1978年【日】 上映時間:112分
ドラマ時代劇ロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
[ソネザキシンジュウ]
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タイトル情報更新(2023-04-05)【にじばぶ】さん


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監督増村保造
演出林美一(時代考証)
キャスト宇崎竜童(男優)徳兵衛(平野屋の手代)
梶芽衣子(女優)お初(天満屋の遊女)
井川比佐志(男優)平野屋久右衛門(徳兵衛の叔父)
左幸子(女優)お才(徳兵衛の継母)
木村元(男優)天満屋吉兵衛
橋本功(男優)油屋九平次
山本廉(男優)市兵衛(油屋の手代)
青木和代(女優)お玉
目黒幸子(女優)おみね
大島久美子(女優)お春(久右衛門の妻の姪)
灰地順(男優)碇屋勘兵衛
加藤茂雄(男優)本家の主人
原作近松門左衛門
脚本白坂依志夫
増村保造
音楽宇崎竜童
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(演奏)
撮影小林節雄
製作IMAGICA(製作協力)
ATG
企画藤井浩明
配給ATG
美術間野重雄
編集中静達治
南とめ(編集助手)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.宇崎竜童といえばダウン・タウン・ブギウギ・バンド、髪は突っ張りリーゼントにサングラス、正直好きでなかった人物なのだが、この人を映画に起用した増村保造監督はすごい人だと思う。映画も最初はド素人の主役と音楽が気になるなあと思って見ていたのだが、どっこい映画にはまってしまった。それほどすごい映画だ。梶芽衣子さんが多くの賞をとったのはわかるし、脇役陣もうまい。近松門左衛門の心中ものなのだが、愛の深さに感動せざるをえない。 ESPERANZAさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-03 17:46:00)

2.《ネタバレ》 うわぁ~これまた完全に増村映画になっている。何とストレートな愛情表現、男も女も全くもって嘘が無い。愛する者のためになら一緒に死ねる。これぞ増村映画らしい男と女の本物の愛、主演の二人、宇崎竜童の徳兵衛と梶芽衣子のお初の二人の眼には常に相手の姿が映し出されている。全くもって視線を離そうとはしない。徳兵衛のお初に対する愛が痛すぎるほどに壮絶なシーン満載です。徳兵衛の「俺が愛した女、可愛いと思って抱いたきた身体に傷が付けられるものか!」というあの台詞こそ男の哀しさ、辛さ、愛というものが何もかも伝わってきて泣けてくる。心中シーンも悲しくもあるけど、美しくさえ思えてしまうほどこの二人にしか理解出来ないようなやるせなさ、悲しさというものを増村監督は容赦なしに遠慮することなく描き切る。この監督のそんなストレートなまでの愛の描き方はどの増村映画を見ても同じであり、今作の二人の血塗られた本物の愛に感動さずにはいられない。ただあまりにもみんなして、熱すぎる演技に少しぐらいは生き抜きも必要かと思ったりもして、いずれにしてもこれは、いや、これもまた増村映画!増村保造というこの監督にしか描けない男と女の愛の世界!主役の二人以外にもどこまで嫌な奴ぶり全開の二人、橋本功と左幸子の悪人ぶりも強烈です。なにわともあれ、本当に悲しくも切ない男と女の物語である。増村映画はけして、万人受けする映画ではないし、好き嫌いがハッキリと出る。分かれる映画きりだと思うけど、私はこの監督のストレートなまでの感情表現、愛情表現、ぐいぐいと引き込む力強い演出、大好きです。この監督の作品に一度でもはまってしまうともうやめられません。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-12-18 21:05:21)

1.物語は終始人情を無視した血と血の交わいだ。台詞がダイレクトだし、宇崎・梶の表情が登場時点から血走っている。これは、増村さん独特ですね。他の監督は仕草や動作、表情などをも使って演出をするのだが、増村さんの場合はとにかく「身体」を直接使って表現させる。甘ったるさは微塵もなく力強く痛々しい。二人が心中に至る細かい描写はお構いなしに、互いに信じ愛するという男として女としての「意地」や「誇り」が観るものさえもグイグイと押していく。完全に「曽根崎心中」の増村流解釈がここにあります。二人の心中も「悲劇」ではなく「前向き」にみせてしまうほどの力強さが特長ではないでしょうか。この解釈はとても面白いと思います。一つ残念なのはテンポ。初期作品のような流れをあれば私は文句ありません。(シネマアートン下北沢)


サーファローザさん [映画館(邦画)] 8点(2007-10-11 10:32:54)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.62点
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