みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.南北戦争時代、イーストウッド演じる北軍の伍長が南部の戦線で負傷し、女ばかりの寄宿学校みたいなところに匿われる。さまざまな年齢の女性数名に対し、男が一人、もうより取り見取り。これがイタリア映画ならお色気コメディ映画にでもなったかも知れませんが、ドン・シーゲルとイーストウッドが組んだら、ほとんどホラー映画みたいなサスペンスになりました(何度か出てくる真っ赤な血の描写がコワイ)。密度の高い、緊張感に満ちた映画で、「イーストウッドがモテモテ役だなんて、許せんなあ」という気持ちもすぐに引っ込みます。 まずそもそも、学校の外部というものが、戦時下で秩序というものが無い不安な状態。その中において、舞台となる女学校は、厳格さに満ちた閉ざされた世界、であるのですが、そこに負傷した男が一匹。負傷してたって、男としてヤルことはヤル、っていうかむしろ体の不自由さゆえに性的な方向に暴走しがちなもんで、女ばかりの秩序だった世界(それはもともと表面的なものに過ぎなかったらしいのだけど)に、嫉妬に満ちた大きな波紋を投げかけることになる。それは、映画後半におけるあるショッキングなエピソードによって、男をより純粋な性的存在へと変化させ、事態をより深い混沌へと導きかねない展開にもつながっていきます。が、それでも危ういバランスは保ち続けられ、そしてそのまま、一連の混乱は唐突に、断ち切られるように終わりを告げる。あとに残るのは、不気味極まりない、秩序の世界。まあ実にヤな感じで気持ちの悪い、「異常な」映画です。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-15 08:24:20)(良:1票) 4.《ネタバレ》 イケメン北軍兵士が女の園でモテ男になるが一転どん底に落とされる異色サスペンス。イーストウッドをはじめ女性陣の猜疑、期待、打算、恋愛、嫉妬、嘘、憎悪、殺意、騙し、希望、絶望等の表情がリアルでとてもいい。邦題のセンスや皮肉な結末には苦笑してしまうが、ワクワクするような世界に潜む異様な怖さを満喫できた。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-07 20:36:14) 3.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドの作品で本人が死ぬ映画というのは、これ一本ではないだろうか? 桃源郷に入り込んだ一人の男が様々な女性に誘惑され、一人と合体したことで全てが崩れていく過程が面白い。 70年代だからこそ出来たアイデアだと思うが、階段から落ちて気絶した男に対する処置は観賞する女性にとっても、ちょっとやりすぎのような気がする。返って笑えたりしちゃって。 気になったのは、心の声を皆が出してしまうところだ。 このへんはシナリオの力不足だと思う。 面白い作品だった。 【クロエ】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-17 04:10:38) 2.先日TVでやってたので、録画してみました。うん、これはいい出来ですよ、間違いなく。(題名はどうかと思いますが・・)今度恐怖のメロディ見てみようっと。 【すす】さん 8点(2003-06-15 12:36:53) 1.女しかいない、女だらけの施設(?)に傷付いた男がひとり、迷い着く。そうなるとやっぱりお約束、綺麗なおねえさんによってたかって看病されたりモテたりと、男にとっては夢のような幸せが・・・。やがてそれが悪夢のような展開に!って記憶だけで書いてます(笑)。こないだ久し振りに深夜のテレビ放映をやっていたので録画!なんだか観るのが楽しみ~。 【3Mouth】さん 8点(2002-05-22 20:11:22)
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