みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 喜怒哀楽の激しいデボラのキャラが楽しい。 ティア・レオーニのような美女がこんなエキセントリックでコミカルな役をやるとギャップにやられる。 『天使のくれた時間』では理想的な妻だったけど、今回はその真逆。 全然悪気はないのだが独善的で無神経なところもあるので周りが振り回される。 家政婦として雇われた英語のできないフロールもやたら自尊心が強くて媚びることはなく、子供のことが関わると言いたいことをズケズケ言うものだから、間に挟まった夫のジョンがたまったものではない。 それでも悪人は一人もいなくて心根はみんな温かいので、ハートウォーミングなドラマで癒される。 貧しいヒスパニック系と富裕層のアメリカ人のギャップを浮き彫りにした社会派の側面も。 ただのコメディではなく、貧富の差や人種の違いからくる誤解や葛藤を巧みに描いた佳作。 シリアスなものをしっかり描いているからこそ、おかしみも活きてくる。 デボラはどうしようもないバカ女だけど憎みきれない。 娘のクリスティーナにエリート学校辞めさせるフロールは、親としての教育方針とはいえちょっとやりすぎ。 それでも娘が素直でいい子だから、反発しながらもちゃんと母の愛を受け入れる。 ただ、あの状況では子供なら友達のできた学校に執着してもう少しゴネるのが普通で、すぐに母に寄り添ったのは聞きわけがよすぎてリアリティに欠ける。 冒頭とラストにあるクリスティーナの大学入試の小論文は、その真っ直ぐな成長ぶりがうかがえて良い演出だった。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 8点(2013-06-28 21:18:26) 3.《ネタバレ》 自由の国であり移民大国であるアメリカでさえ、異なる人種間が理解しあうことが簡単でないことを教えてくれる作品でした。何というか、アメリカという国の中に目には見えない国境が引かれているみたいですね。ストーリー的には人種間のすれ違いやそれぞれの家族のあり方についてユーモアを交えながら描いており非常に楽しめるものになっています(出演者たちの演技も素晴らしいです)。 ラストのフロールの決断については、ちょっと前までの日本だったら支持する意見が多かったんでしょうが、今は「何で?」と疑問視する方も多いんじゃないですかね。まあ、この作品では(主に白人により形成されている)アメリカ文化を揶揄している部分が多いですけど、一つの国家の中で様々な民族意識が強情なまでにぶつかり合うのもどうかと個人的には思います。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-10 21:28:29) 2.《ネタバレ》 これは愛情の物語ですね。作品の雰囲気が良く会話劇も楽しくて何時間でもこの家族と使用人の物語を見ていたかった。最後のレストランのシーンには魅せられました。そして何と言ってもパズ・ヴェガの魅力に尽きます。まさに"ゴージャス"で惚れぼれしてしまいました。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-09 20:37:28) 1.もうなんと言ってもパズ・ベガ♪ 彼女を見ているだけで幸せ気分!♪ しかし脚本的にはこの映画の良さは判りにくいだろう?特にこの国に住んでいたら…。 「幸せであることの定義」を常に身を取り囲む物質の量と貨幣的価値や他者からの評価に求めてている自分たち(西海岸生活者&アングロサクソン)を自己批判的に皮肉りながら、でも決してその事実を変節はしない事を踏まえて「笑い飛ばしている」映画なんてそれ以外の文化圏で受ける訳がない…。それにしてもパズ・ベガ♪(笑) 【crushersyu】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 19:20:14)
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