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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 一度ヤクをやめようと思ったとき、家族が来て再び手を出してしまうとこ。周囲のものが「ちゃんとしてほしい」と実に控え目に望んでいるのだが、その控え目な期待が重荷になってしまう。ダンプというシェルターから出たとたん剥き出しになってしまう。ダンプがあの稲穂や森のざわめきから守ってくれていたのかも知れない(カメラの田村正毅は小川紳介作品で稲穂に熟練)。さらにヤクに溺れていく原因を消去法で詰めていくところ。子どもの死ではない、妻はしっかり生きている。家庭が悪いわけではない、弟はちゃんとやっている。性格の弱さではない、友人は溺れなかった(蟹江敬三が「みんなやってんだべ」「たいしたことないっぺ」とビクビクしながら言うとこが絶品)。最終的な結論は得られないが、この丹念な作業が、じわじわとネジを巻いていくように怖い。秋吉久美子の「何いじけてんのよ」って言葉も、煽ってくる。すべて被害妄想という一言で片づけられるものかもしれないが、ヤクとダンプに保護されずに生きていくということは、その剥き出しに放り出されることなんだ。家族とはダンプのシェルターなしで付き合わなければならない。日蝕の色調が素晴らしかった。蟹江家のびっことどもりは「金閣寺」のパロディなのかな。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-15 10:07:05)
1.《ネタバレ》 非常に生々しい人間ドラマでしたね。まあ、素晴らしい作品であることは間違いありませんが、あまりにもリアルなタッチ(覚醒剤を打つシーンまでリアルです)で描かれているので、見ていてちょっと身につまされるものがありましたね。
出演者たちが本当に素晴らしかったですね。根津甚八演じる主人公なんて本当にいそうですし。あと、秋吉久美子の茨城弁が非常に自然な感じだったので調べてみたら、福島のいわき育ちなんですね・・・納得です。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-12 18:22:24)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
6.78点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 11.11% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 11.11% |
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6 | 1 | 11.11% |
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7 | 3 | 33.33% |
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8 | 2 | 22.22% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 11.11% |
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