みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 中学時代、英語の授業中に一人の女子生徒が教科書を朗読している途中で突然気絶した。前のめりに倒れ床に頭を強打した。倒れたまま動かない女子を見て周囲は悲鳴を上げたり、泣き出したりする者もいた。先生が出口付近の生徒に保健の先生を呼びにいかせ、倒れた女子生徒の意識を確認する。廊下は騒ぎを聞きつけた他のクラスの生徒でいっぱいだった。そこからさらに悲鳴の連鎖。情報も錯綜し教室は一瞬でパニック状態になった。結局その女子が倒れた原因は貧血で無事だったわけだけど、その場にいた私は倒れた彼女を見て死んだと思った。この映画を見てその時の事を思い出した。その場にいるような感覚、ミニマムな視点に緊張感があった。 【コロチン】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-25 17:39:55) 6.《ネタバレ》 自殺のシーンは瞼に残り、正直ショックを受けました。 自然が、地球が、もし人を害とみなし、こういう形で排除したとしたならば、 感情ある生き物として、これほど惨い消され方も無いように思います。 見えない力、家族、愛、生と死、自然と地球、様々な事を考えさせてくれる作品でした。 ただ、知り合いに、この映画の感想を、どう表現すればよいのか今も悩んでいます。 良い映画なのか、そうでないのかも分かっていません。 でも、色々な面で心に刻まれたことは確かです。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-17 12:33:08)(良:1票) 5.《ネタバレ》 いい感じでどきどきした。新鮮な感じのどきどきです。というより今まで、経験した事の無い緊張感を味わったのでこの点数です。自然の植物がだす(らしい)化学物質(かもしれないもの)が人間を・・・そしてその原因は集団(かもしれない)し、原発(のような感じもする)し、人間の怒りや恐怖などの感情(という読み取りもできる)し、とまあ細かく見てみるといつものシャマランらしい伏線の散りばめ方です。(と、思ってます) 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-11 22:41:57) 4.《ネタバレ》 人は生まれたときから闇を恐れるように、見えないものを本能的に恐れます。想像力こそが最大の恐怖なのです。それとは何なのか?私はそれの正体を知っています。それは見えるとすれば銀色です。風がそれを運んでくるらしい。ですが実はそれが空気よりも重いのです。じゃあなぜ風に流されるのか?その答えはあえて教えません。それに触れたら必ず感染するわけでもありません。これは多くの人が指摘する通りです。監督はそれの正体についてまともな答えは用意していませんが、その気持ちはよく分かります。それが化学兵器やウィルスであったり、もしくは自然界の復讐や、神の怒りが原因だったしても、姿が分かってしまえば意味がないのです。想像させる恐怖ではなくなってしまう。作り手の意図は明確です。見えないモノに襲われることにより、自分の想像力に恐怖する人間模様を描きたかった。つまり、暗闇の奥に潜んでいる魔物の姿は、人によって違うということです。私の作り出した魔物を人に教えても意味が無いでしょう。一番感心したのは、「それ」が鬱のメタファーとして見事に機能していたことです。鬱はまさにハプニング。それは突風のように、突然人の身に訪れ、人の人格まで変えてしまい、自分殺しを実行させます。よく勘違いする人がいるのですが、死にたい人が自殺するのではありません。自殺は自分に殺される行為であり、自分でも止めようがないハプニングなのです。現在の私は長生きしたいと思っています。しかしいつ自分の身に風が降りかかってくるかまったく分かりません。あなたは死ぬつもりがないから自殺の心配はないなんて思っていませんか?そんなことで防げるとは私は思いません。観れば観るほど、色々考えさせられてますます怖い映画でした。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-12 01:31:01) 3.《ネタバレ》 色々なシーンで思ったが、「友達の子供」って役は必要無かったと思う。しかも、連絡官の所じゃ主役の恋愛話や、下ネタを聞かされた後、自分の意思に関係無く、外に連れ出されちゃったしね。でもまぁ自分的には面白かったです。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-02-23 01:59:30) 2.《ネタバレ》 「サイン」で学びました、シャラマン監督に「原因」と「結果」を求めるとがっかりすることが。「宇宙戦争」を観る時に「宇宙人」は受け入れた上で見に行く映画なので、この映画も「植物が出す毒素」は受け入れちゃいましょう、そう思ったら面白い、話にぐいぐい引き込まれていつの間にか終わっちゃいました。確かに主人公達が都合よく助かるのは減点ですが「見えない何か」という恐怖から逃げる映画を撮るのが上手な監督であると思う。スカッとする映画は他の監督で期待しますからシャラマン監督はこのままでいて欲しいな。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-26 23:29:32)(良:1票) 1.《ネタバレ》 世間の評判のあまりの悪さに、シャマラン擁護派な私も今度ばかりはダメかと思ってましたが、映画を見ている間、評判の悪い『ハプニング』とは別の『ハプニング』を見てるのではないの?あるいは気付かない間に誰かが私にシャマランフィルターを埋め込んだ?みたいな、なんでなんで?ってカンジで。まず、事象の原因とか大自然の人類への逆襲とか、そういうのは実のところ、どうでもいいんじゃない?と。マクガフィンってヤツ。死に追われて生きている状態が人の世ならば、人は死ってモノといかに折り合いを付けるのか、という事を描いた、これは結構真面目な映画なんでないかな、と思いました。死に対する本能的な恐怖を提示して、そこから逃れようとしながら組織や家族という集団、あるいはシステムに属する事でしがらみに縛られて翻弄される姿を描き、それを削ぎ落としていって、最後に個の状態まで持って行った上で、情報を拒絶し無知である個と対比させて、死と向かい合う=生を見つめる、と。人はいつか必ず死ぬのに、何故、人は死を恐れるのか。そんな映画。シャマラン監督おなじみの寒々しい映像が、死の世界と人の儚さによくマッチしていて、妙な味わいのあるSFホラーと言った趣きでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-26 23:16:27)(良:2票)
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