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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 以前、一度鑑賞した時は(古臭いメロドラマ)くらいに思っていて、今回あらためて鑑賞したのですが、ちょっと参りましたね。ペペ(ギャバン)はカスバを逃れられない現実を受け止めながらも、日々パリへの“望郷”が募る。そんな中「風景までもパリに変えてしまう女」ギャビーと出会ってしまった。そのペペの心情が、多彩な配役との裏切りや嫉妬を交えて、映画全編に渡って余すことなく伝わってきます。ラストシーンの汽笛にかき消された叫び、この瞬間のペペの絶望の深さは、発作的にかもしれませんが自ら命を絶たんとしたことをも必然と思わせるほどの名場面ですね。それにしてもペペはレジスの“匂い”を最初から嗅ぎ分けたのに、何故スリマンを受け入れていたのだろうか?おそらくスリマンも密かにギャビーに思いを寄せてしまった故に、たまらなくなって罠をはったのだろう。と、思い巡らせてしまいます。様々な嫉妬が絡み合って、あのラストへと疾走していく(骨太なメロドラマ)だなと思います。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-02 12:52:25)
2.多分テレビで観た、生まれて初めてのフランス映画。まだ字幕すら追えない自分に父親が無声映画の弁士さながら詳しく解説をしてくれ、ようやく筋が把握出来たという状況だったと思います。肝心の名シーン「ギャビイーーー!!(汽笛の音でかき消される)」では、親父の解説がほんの数秒だけ先走ってしまい、ほとんど自爆状態でしたW。映画の内容とかはもう覚えてないけど自分にとってはこの邦題を聞くたんびに幼い頃の記憶の一部分が蘇り、たまには親の顔見に行こうかっていうらしくもない鬼の目にも涙的気持ちになってしまうのです。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-04-02 15:28:31)
1.《ネタバレ》 1937年の映画だけあって、いかにも古典的な雰囲気が滲み出ています。序盤のカスバの街の解説シーンからして、早くも古典的な感じがして妙に嬉しくなってしまいました。 DVDで再度鑑賞してみて感じたのは、音楽の使い方が上手いということ。この映画で終始バックに流れているアラブ系の民族っぽい音楽や、おばさんが昔歌手だった頃の歌を唄うシーン、ラストのあの映画史上に残るといわれる名シーンのBGMなど、全てにおいて文句のつけようがないくらいのシーンにマッチした音楽ですが、中でもレジスを始末する時の音の使い方が特に印象的でした。 ジュークボックスで銃声をかき消す演出(確かに古臭い?)も私は好きなのですがその後に、ペペが、力尽きたピエロに寄り添うシーンまであの音楽が流れていて、すごく悲しいシーンの筈なのにBGMにあのような派手な音楽が鳴り響いていて、この時代でこんな斬新な音楽の使い方をしていることに衝撃を受けました。 また、終盤でペペがカスバを降りていくシーンも、中盤で一度怒り狂って降りていった時との対比があって実に趣のあるフランス映画らしい穏やかなクライマックスで、このシーンも妙に好きです。波止場まで追いかけてきたイネスが「行かせてやって!」でグッときてしまいますが、その後の「ペペ、許して・・」が本当に切ない。泣けます。アナタは全く悪くない!!! 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-10-10 15:53:33)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
30人 |
平均点数 |
6.20点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.33% |
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4 | 3 | 10.00% |
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5 | 7 | 23.33% |
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6 | 5 | 16.67% |
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7 | 9 | 30.00% |
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8 | 3 | 10.00% |
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9 | 1 | 3.33% |
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10 | 1 | 3.33% |
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【その他点数情報】
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