みんなのシネマレビュー

渇き(2009)

(サースト~渇き~)
Thirst
(박쥐/Bakjwi/コウモリ)
2009年【韓】 上映時間:133分
ドラマホラーコメディファンタジーロマンス小説の映画化エロティックバイオレンス
[カワキ]
新規登録(2009-12-26)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2010-01-25)【Carrot Rope】さん
公開開始日(2010-02-27)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督パク・チャヌク
キャストソン・ガンホ(男優)サンヒョン
キム・オクビン(女優)テジュ
シン・ハギュン(男優)ガンウ
キム・ヘスク〔女優・1955年生〕(女優)ラ夫人
オ・ダルス(男優)ヨンドゥ
原作エミール・ゾラ「テレーズ・ラカン」
脚本パク・チャヌク
音楽チョ・ヨンウク
撮影チョン・ジョンフン
製作パク・チャヌク
配給ファントム・フィルム
美術リュ・ソンヒ
その他ファントム・フィルム(提供)
アスミック・エース(提供)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 万人におすすめはしないが、力作。
いささか長すぎるけれども…。
ソン・ガンホはコミカルな役どころで本領を発揮すると思うが、今回はダークな役柄を体当たりで演じた。文字通り体当たりの、尻解禁。
ソン・ガンホ演じる神父が「祈りが無力になった」と感じて、つまり信仰の危機に陥るがそれでも自殺は罪であるから自殺をすることができず、自殺願望を抱いて治験に参加、死ぬことができずに吸血鬼として生きながら死んでいるという「罰」を負わされる、というような話である。
これを神父が「罰」と受け取ったということはいえると思う。
「人を助けたい」と願っていたのに、他人から奪わないと存在できないものにされてしまったという、そのことは信仰が揺らいでいても消えてはいなかった彼にとっては「罰」である。
親に捨てられた男女が、崩壊した秩序の中で、他人から奪わなければ己が存在できないとしたときに、死を選ぶということは果たして「殉教」なのか「自殺」なのか。
そのことで、この先犠牲になるであろう他者を助けたとしても。
神父は最後に「地獄で会おう」と言っているから、これを「殉教」とは思っていないか、またはこれまでの悪行を指して地獄に落ちると言っているのか。
けれども確かなことは、「地獄」があると思っているということは、「神」が死んでいなかったということであり、彼は「与えられた罰」を認識していたということに、なるのだな。
そして、「罰」に対する彼なりの答えがラストで示されて、果たして「神」はそれにどう応えたのか。それは映画が終わったその先にある。 パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-13 23:28:35)

2.《ネタバレ》 神父と人妻の禁断の恋を中心に、バンパイアになってしまった神父の“血が欲しいけど人は殺せない”という葛藤を描いています。中盤からは怒濤の展開を見せ始め、途中から「一体自分は何の映画を見ているんだ…」と思ってしまいました…。大胆な濡れ場を演じたキム・オクビンのある過程を踏んでからの豹変振りも凄まじく、なんかすごい映画を見た気がします。 nyarameroさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-07 10:21:03)

1.極濃!!この監督の濃さはとどまることを知らないのか。
演出が極めてヤバめなせいてで、神父の葛藤とか結構どうでも良くなってくる。
エキセントリックになる一歩手前のギリギリをついた映像と、倒錯した男女のギリギリ人間的な壊れ方。陰惨かつシリアスなストーリー展開なのに一歩引いた目線でコメディ的に描かれているので、観ている側まで鬱になるような事はない。全てが絶妙なところで線引きがされていて、さじ加減が少し違えば監督のオナニー映画だとか、ただの変態映画だとか言われかねないところだろうが、実は上質なエンターテイメント映画なのではないかと思う。
壮絶なシーンの迫力もさることながら、超シリアスなのに間の抜けた主演カップルに「おいおい、あんたらいい加減にしなさいよ」と、突っ込みながら楽しく見れる。
若干長く、グダグダな部分もあるが、ワンシーンワンシーンに、手が込んでいて決して退屈させない演出は素晴らしい。
この監督にしか取れないだろう唯一無二の一本。
ギリギリ正気のエグく滑稽な倒錯世界を覗いてみることをオススメしたいかもしれない。
苦笑いしながらお楽しみください(ゲロ吐いても責任取れません)。 すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-20 13:22:24)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.36点
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4214.29% line
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