みんなのシネマレビュー

紐育の波止場

The Docks of New York
1928年【米】 上映時間:90分
ドラマラブストーリーサイレントモノクロ映画
[ニューヨークノハトバ]
新規登録(2010-03-04)【もっつぁれら】さん
タイトル情報更新(2024-02-20)【にじばぶ】さん


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監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ
キャストジョージ・バンクロフト〔1882年生〕(男優)ビル・ロバーツ
ベティ・コンプソン(女優)メイ
オルガ・バクラノヴァ(女優)
原作ジョン・モンク・サウンダース
脚本ジュールス・ファースマン
撮影ハロルド・ロッソン
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 一種の恋愛物語ではあるのですが、まさにこれ、ハードボイルド。
色んな事が起こるけれど、一晩のオハナシなんですね。船員の男が女が出会って、惹かれ合って、その晩のうちに結婚までしてしまう。ああ、何て早まったことを、などと言ってはイケマセン。すべてが刹那的で、この夜の雰囲気の中では、あらゆることが起こり得る。実際にはそれぞれの登場人物が、それぞれの過去を引きずっているんだろうけれど。
しかし朝が来ると、すべてが終わる。出航する船とともに男は去ってしまう。・・・というところで終わっちゃってもアリかも知れないんですが、そこで終わらないのがミソ。出航した船から男はやおら海に飛び込み、女のもとに戻ろうとする、このシーンの衝撃的なこと。うん、たしかに、男と女が出会った際のことを思い起こすと、再会のために今度は男がここで「飛び込まなければならない」んだろう、とは思うのだけど、それ以上に、うわーホントに飛び込んじゃったよーという、このシーンの生々しさ。衝撃的ですらあります。無骨で不器用な男が貫いてみせる純愛。やっぱりこれ、ハードボイルドです。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-16 22:14:49)

2.前半はサイレント音楽特有の背景音楽が映像とほとんど無関係に流れていたのにちょっと違和感があった。というよりクラシック音楽ファンの私には眼をつぶって聴いていた方がよいほどで、ドタバタと進む映像に付いていけなかった。だが後半一夜明けてからが実に映画としてすばらしく、音はなくて表情や態度で感情がびんびん伝わってくる。涙で針の穴に糸が通らないシーンでは私も一緒にジーンと来てしまった。サイレントのすばらしさを実に感じる映画だった。蛇足ながら男の名前はビルと早々にわかるのに女の名前は最後になってようやくわかる。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-29 21:01:33)

1.《ネタバレ》 オープニングの雰囲気からして、きっと素敵なストーリーが待っているんだろうな~と、早くからそんな予感を感じさせてくれます。
ちょっと古臭い感じもありますが、こういう古典的な演出って実はわかりやすくて凄く好きです。
主演のジョージ・バンクロフトは初めて見ましたが、この人がもう最高にカッコイイ。
顔は勿論のこと、酒場での言動や立ち振る舞い、船の中でのちょっとコ汚い感じ、結婚式の最中に牧師の話をロクに聞いてないところとか、結婚式の翌朝「昨日は昨日、今日は今日」と良いながらも彼女の部屋で騒ぎがあるとすぐに駆けつけて抱き締めてあげたりと、全ての行動がみんなカッコイイ。
極めつけは、出港してしまった船から飛び降りて海を泳いで愛する人のもとへ行ってしまうというような、サイレントの時代の映画でしかお目にかかれないんじゃないかってくらいの男気で、これは男の自分でも惚れてしまいそうな程です。
その愛に応えたヒロインも、徐々に心を開いていく感じが良くて、こちらもまた好演。
最後の別れのシーンはちょっと寂しい感じもありますが、“海の男”的な別れ方で、とてもお洒落な締め方ですね。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-07 14:05:56)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.67点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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