みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.《ネタバレ》 美しい映画だった。 昔の売春宿はこれほどまでに上品で格式高かったのだと知った。 優雅さと妖艶さが素敵過ぎる。 売春宿では人々の戯れそして営みが生き生きと描かれる。 少女バイオレットはそこで無邪気に生活する。 蝶が舞うかのように。 衣装の美しさと、その他もろもろの美しさ、そして最終的には少女の美しさは「僕が映画に求めるもののすべてがそこにあった」と思った。 少女バイオレットの恋、映画において「少女の恋」とはどうしてこうも破滅的に描かれることが多いのだろう。 少女を失った男は破滅し、少女はどちらかというと移り気な気がする。 最後のバイオレットの表情が観客の男を悩ませる(かもしれない)。 写真家との恋というのがまたどことなく美しい気がする。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-03 01:34:15)(良:1票) 4.《ネタバレ》 さすが、ルイマル。ハリウッドで創られたのだろうけど、ちゃんとヨーロッパ映画になっている。ホント、この監督、すごいわ。特殊な環境におかれた人物を見事な想像力で描写していく。ここでも主人公の少女が、裸一貫で生き抜いてきた売春婦たちの中で育ったからだろう、何事にもけろりと経験していく、逞しさが見事に描かれている。売春婦たちには爽やかさすら感じられる。車が沼にはまった時、彼女らは裸になって笑いながら沼に入っていく。もう、それは無敵、という感じだ。やがて少女と結婚する写真家の青年が神経質にいじっていたカメラ。それがラスト、母親の再婚相手が駅で簡単に操作するカメラを見て、この少女は何を思ったのだろう。映画もそこで終わる。ルイマルの映画って観終わるといつも、手元に置いておきたくなって、DVDが欲しくなる。困ったもんだ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 15:03:24)(良:1票) 3.いちばん印象に残ってるのは、アレはなんだったろう、みんなでピクニックみたいなのしてるシーン。女たちは皆真っ白のペチコート?下着姿だったような。それがすごく可愛かったです。娼館で娼婦の子として娼婦に囲まれて育ったヴァイオレット、男に対して当たり前のように媚を売る姿がなにか痛々しかったなぁ。彼女たちは奔放に見えるけど、実はカゴの鳥なのよね。結局、結婚した母親がヴァイオレットを迎えに来るわけですが、ラストの清楚なワンピース姿を見て、安堵感よりも大人の都合で振り回されるヴァイオレットがやっぱり痛々しかったです。でもさすがルイ・マルですよね、色っぽくて好きな作品です。 【envy】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-29 20:04:28) 2.世間がブルック・シールズばかりに注目してしまうのはもう仕方のないことなんだけど、私はこの映画で異常にイロっぽかった母親役のスーザン・サランドンに惚れた。とにかくもう、目の毒と言うのはこういうのを言うのね、と思うほどの淫らな感じ。この人の清潔なエロティシズムは、後に「さよならゲーム」や「イーストウィックの魔女たち」で思いっきり開花して行くのだが、この作品ではもう、やられました。残念ながらあまりにもブルック・シールズが美しすぎるためにストーリーが誰にもわかんなくなってしまったが、無知であり、美貌であることがどれほど罪なことなのか、っていう話なんですよね、たぶん。本来男性の側から描かれるべき物語を、単にブルッキーがさらってしまったという。でもまあ、過去最高に美しかった映画の1つではあります。監督ルイ・マルだし。私はこの映画大好き。 【anemone】さん 8点(2003-11-30 02:01:46) 1.まだはっきり言って子供のブルック・シールズにこんなことさせているルイ・マルが、何故か悪党に見えてしまいます。ストーリーはほとんど無いに等しいのですが、とにかく綺麗なシールズを観れただけで幸せです。 【イマジン】さん 8点(2001-03-16 17:14:42)
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