みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.《ネタバレ》 そーいやこんなのあったよな程度の状態で鑑賞(原作未読・TVアニメも未見)。なんだこのまったり感は…各キャラも全く最初はわかんないから何もコトが起きない「ぬるい」展開にあ~今時の空気系(というのも初めて知った)かーと思いつつも、、、卒業旅行にロンドンにいくあたりから慣れて?きたのか段々面白くなってきて後輩へ送る歌をつくるあたりの流れからは感動してました(笑)。皆様が仰せのとおり、徹底的に「マイナス的要素」を排除したつくりは、ある意味純真無垢な輝きを放っており京都アニメーションの繊細かつ丁寧な作画は観る者の絵的要求もクリアするという素晴らしいもの、イヤーなんか久々感動した、あれはいい歌だね、ちょっとホロっときちゃうよ。放課後ティータイムの存在も初めて知ったけど、ごはんはおかずって歌面白いね~なかなかのものでゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-29 09:34:44) 4.《ネタバレ》 今の職場に勤めて8年、好きで始めた仕事なのに、気がつけば会社の愚痴ばかり言うようになっていた。また、7年半の結婚生活も、相手の嫌な面ばかり目に付くようになり、ここ最近は喧嘩が絶えない。転職、離婚などという言葉が脳裏をよぎり、何をしてもつまらなく、好きな映画を観ても心底楽しめない、鬱々とした毎日を送っていた。そんなクリスマスのある夜、たまたまTVでやっていた『映画 けいおん!』を観た。『けいおん!』の存在は以前から知っていたが、あまりアニメは観ない方なので、原作・TVシリーズ共に未見。最初は登場人物も満足に把握できなかったが(みんな同じ顔に見える)、観ているうちにふとあることに気がついた。他のレビュアーさんも指摘しているが、ここには〈好きなもの〉しか描かれていないのだ。ネガティブイメージを一切取り払った世界。女子高を舞台にしたその世界では、陰湿なイジメも男女関係のもつれも存在しない。ただ、放課後の部室でアフタヌーンティーを楽しみ、おしゃべりに花を咲かせ、思い立ったらバンドの練習をする。そんな緩やかで幸福な日常が淡々と描かれているだけなのだ。そんなファンタジーを体現したキャラクターが、ボーカルの「唯」である。彼女の頭の中を覗けば、きっと〈お菓子〉とか〈友だち〉とか〈音楽〉とか、好きなものだけで溢れ返っているはずだ。好きなもの・ことがいつの間にか嫌いになったり、しんどくなったりしていた。物事の嫌な部分にしか目が向けられず、そんな自分さえも嫌いになりかけていた。だが、好きなものをただ「好き!」と言えることの素晴らしさを、なんてことのないアニメ映画が教えてくれた。もっと自分を好きになって、もっと人を好きになって、頭の中を〈好きなもの〉で溢れさせてみよう。そうすれば、きっと、もっと、今より少しだけ楽に生きられるようになる。そんなわけで、ぼくは『映画 けいおん!』が大好きだ。 【フライボーイ】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-12-29 07:12:11)(良:2票) 3.《ネタバレ》 原作は読んでいないしシリーズも観ていませんでした。良い評判に接するので興味を持ち、CSでやっているシリーズを数話観て、メインキャラの性格が分かるくらいの知識を仕入れてから劇場へ行きました。結論からいうと、とても楽しめました。感動したと言ってもいいくらい。高校3年生の軽音楽部の面々の卒業前の姿が描かれる。ロンドンへの卒業旅行を核にしたストーリー。多少の起伏はあっても劇的なことは何も起こらない。ひたすら、メンバーたちのデフォルメされた個性を追っていく。でも、それが全く退屈しない。奇想天外とか予想外と言うより想定の範囲内なんだけど、登場人物たちの関係を大事にして緻密に作ってあることが見応えに繋がっているのだと思う。これはシリーズを観た時から感じていたことだけど、劇中にネガティブな感情がほとんど見当たらない。「好き」と「楽しい」と「美味しい」だけでほぼ埋まるんじゃないだろうか。敢えて言うならボケ役に「呆れる」くらい。それも、3秒で切り上げて尾を引かない。高校3年生にしては幼すぎる設定かもしれないが、世知辛い世の中で世知辛さが匂わないものを作ることも力技だと思う。現代のアニメ制作者が日常から微細な感情を抽出するテクニックはかなり高度だと思います。アクション系のアニメよりはこういう「日常系」の方が進化しているのかも。まだ観ていないシリーズの残りが楽しみになりました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-01-25 23:32:53)(良:1票) 2.《ネタバレ》 たまたま深夜アニメで途中から見て、あのほんわかバンド活動+笑いがあるのに魅入られてしましました。 最終回見てからいつのまにか第二期がスタートしてて…これまた途中から最終回まで見てました。 内容はと言うとしょっぱなから笑えました。なんでデスメタル演奏してるんだと! 梓へのドッキリのためにずっとやってたんだろうなぁ。面白い奴らです。友情とほんわか気分でいい気持ちになりました。 他のお客さんも笑ってたなぁ。意外とカップルやおばちゃんも多かったです。 多分現実には居ないだろうけど、皆が友達思いで、練習よりもお菓子とお茶を優先させるマッタリ感、 でも音楽や楽器に対して愛情たっぷりな所も見せてくれたり、 ツッコミ役が居そうだけど、どこかボケてたりと、キャラに魅力があるのかなって思います。 世知辛い世の中であの世界を見てる時だけ心がほっこりします。 TV版の延長というか、授業もほぼ終わって卒業までの短い時間の話だから、 キャラの説明とかはないので、初めて見る人はなんでギターに名前付けてるんだろうとか、 なんで部室に高いティーセットがあるのかとか疑問があるだろうけど、 そんなの関係なく面白いと思います。 バンド組んだことがないから、人と一緒に合わせて演奏してみたくなりました。 またギター弾きたくなってきたなぁ。 【まさかど】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-12-12 01:38:23)(良:1票) 1.《ネタバレ》 妻投稿(原作未読、アニメは映画が終わった後で見始めた。さらに私は中卒で「女子高生」なるものも未経験)■「冷たい熱帯魚」やら「闇の子供たち」やら「シティ・オブ・ゴッド」を見て映画と人生、「人間の闇」を知った気になっている私。見事に撃沈されました。こういう「何も起こらない」「ほのぼの日常描写」って「オタク向け」だとか「現実逃避」だとかって言われるんだろうけど、よく見るとどうして彼女たちがここまで仲がいいのかがわかります。それはお互いに思いやりがあって下らないことで他者を軽蔑しなくて、とにかく人間としての器が大きいから、映画としては多分つまらない部類に入るストーリー展開でみんなここまで一生懸命で楽しそうにしていて、だから実際見ている自分も楽しくなるんじゃないかと思いました(故に映画の中でクレヨンしんちゃん映画みたいに「非日常」が起こっても彼女たちは乗り越えていけると思う、それだけ素晴らしい女子高生だと思うので、第2作は劇しん原恵一版みたいなバージョン強求)。■ラストの後輩の女の子に歌う歌は、うちでみんなで育てている今5歳の女の子の結婚式で流れようものなら涙がナイヤガラすると思う歌でした。海外旅行、自分たちが学園と言う世界から消滅しないといけないとき、後輩に対して、というよりたった一人残される妹みたいな存在に何をしてやれるか。これって日常的ながらも10代の女の子にとっては滅茶苦茶重大な問題じゃないですか(*^_^*)ストーリーを突飛にすれば映画が面白くなると言って設定負けしている映画が多い中、この映画はちゃんと冒険、冒険に対する独特のキャラの独特の態度、友情、感動は全部良質で、全部しっかり観客に届けている。だから余計に第2作は劇しんちゃんみたいな恐慌状態の中で、彼女たちのきずなを再確認できる映画を見たい。 【はち-ご=】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-12-05 23:08:14)(良:5票)
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