みんなのシネマレビュー

残穢 -住んではいけない部屋-

The Inerasable
2015年【日】 上映時間:107分
ホラーサスペンスミステリー小説の映画化
[ザンエスンデハイケナイヘヤ]
新規登録(2015-10-30)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2018-10-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2016-01-30)


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監督中村義洋
キャスト竹内結子(女優)
橋本愛〔1996年生〕(女優)久保さん
坂口健太郎(男優)三澤徹夫
滝藤賢一(男優)直人
佐々木蔵之介(男優)平岡芳明
山下容莉枝(女優)担当編集者・田村さん
不破万作(男優)写真店・田之倉氏
上田耕一(男優)住職・國谷氏
篠原ゆき子(女優)章一の妻・飯田栄子
松岡依都美(女優)岡谷マンション303号室住人・辺見さん
須田邦裕(男優)辺見さんの夫
稲川実代子(女優)アパートの大家・伊藤さん
水木薫(女優)益子さんの義母
十貫寺梅軒(男優)元町内会長・秋山さん
藤田瞳子(女優)友三郎の継母・吉兼三喜
小野花梨(女優)ミステリー研究会の後輩
芦川誠(男優)益子さんの義父
成田凌(男優)山本
原作小野不由美「残穢」(新潮文庫)
脚本鈴木謙一
音楽安川午朗
撮影沖村志宏
製作ハピネット・ピクチャーズ(「残穢 -住んではいけない部屋-」製作委員会)(製作幹事)
松竹(「残穢 -住んではいけない部屋-」製作委員会)(共同幹事)
企画ハピネット・ピクチャーズ
プロデューサー古賀俊輔(協力プロデューサー)
配給松竹
特殊メイク江川悦子
美術丸尾知行
江川悦子(特殊造型)
あらすじ
投稿を元にして実話怪談を書く作家のもとに、ある女子大生から「部屋で奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。更にはその賃貸マンションの他の部屋でも異変が起きているとのこと。興味を惹かれた作家は、女子大生とともに調査をし始めることに。やがて明らかになるマンションの住人たちのその後と、その土地に纏わる過去の出来事。果たして怪異は如何にして起きているのか? 小野不由美が山本周五郎賞を受賞した同名ホラー小説を中村義洋監督がメガホンを取り映画化。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-10-30)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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4.《ネタバレ》 淡々とした語り口に、効果的な音楽の使い方、丁寧なエピソードの積み重ね。安心して身を委ねられるホラーです。人物の憔悴した表情や、「湧いて出る」等のキーワードから、間接的に怪異を連想させる演出は最高です。一方で、直接描写されるお化けは全く怖くありません。それから奥山怪談の核心に迫るにつれ、登場人物が霊障に苦しめられる様子の描写が不十分です。「私」が首にサポーターを巻くだけじゃ伝わりません。そのあたりも薄気味悪く演出できれば、ホラーとしてグッと引き締まったと思います。好きな作品だけに惜しいと思います。 54dayoさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2020-09-02 22:58:59)

3.《ネタバレ》 すみません。観る前は「ほんとにあった怖い話」の類だと思ってました。
観始めて「!?」これは襟を正して観ないと、と思わず椅子の上で正座してしまった。
なるほど原作を忠実に映画化したのだなと思わせる底なし沼のような呪いの連鎖。
惜しむらくはわかりやすすぎたバッドエンド。これが「予兆」程度に抑えられていたなら
文句なしだったのですが。 Robbieさん [インターネット(邦画)] 8点(2018-01-08 16:31:24)(良:1票)

2.この作品にはいくつかの時代が舞台になりますが、それぞれの時代の作りこみがとても深く、感心しました。
私見ですがこれまで昭和30年代をはじめとする過去の再現というと、とてもとても・・・というものばかりだったように思います。明らかなCGでレンガの建物を量産したり、現代の車が見切れてしまったり、極めつけは現代顔の代表と言われる女優のモンペ姿・・・TVの再現ドラマレベルのものが少なくありませんでした。
しかしこの作品の空気は昭和の空気をろくに知らない私が言うのもなんですが本物に近いと感じました。
嬰児殺しを報じた記事の文字の絶妙な不規則感、つぶれ具合、フォント、どれをとっても昭和30年代の記事に見えました。
戦前からの重厚な建物の前で撮られた現代風の顔が見えない高野家婚礼写真には奥深い不吉さが感じられました。
吉兼家の調査記録は明治大正の本物の史料にしか見えませんでした・・・
惜しむらくは奥山家の奥座敷が若干新しく見えたところでしょうか。
こういった画は「あるかもしれない恐怖」を「実在の穢れ」に昇華させるには十分なつくりでした。
個人的には女優霊以来、「画」に恐怖を感じた作品でした。 パンツァー・フォーさん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-06 18:11:47)(良:1票)

1.《ネタバレ》 『リング』のように呪いを解く為に主人公が奔走するでもなく、『呪怨』のように呪いの元凶自ら登場で怖がらせるワケでもない、“気づいた時にはもう遅い”静かなオカルトホラー『残穢』。発端となった強大な禍が新たなる禍を生み、連鎖増幅していく穢れ。平岡が言うようにヤバい案件です。そう彼はちゃんと指摘していました。「取扱いを誤ると酷い目に合う」「これとんでもないものを引き当てたのかもしれません」「話しても祟られる、聞いても祟られる」と。でも結局は本気にしていなかったということ。知識があっても実践しなければ意味がありません。「久保さんの前の住人(梶川氏)が転居先で自殺した」ちゃんとヒントは出されていたのに。これは【くるきまき】さんがおっしゃられるように、放射能的厄災と捉えると納得がいきます。穢れへの短期的な接触なら多分セーフ。調査に加わった久保さんのミステリー研究会後輩にまで、災いは及んでいないでしょう。穢れに長期間、そして深く触れ続ける事が問題。総被爆量で基準を超えると発病する理屈です。「顔が歪む婦人図」を保管していた吉兼家菩提寺の住職のように、深入りしない姿勢が防護服代わり。主人公“わたし”を筆頭に、本件に長く、深く、関わってしまった人たちの末路や如何に。そして本作を鑑賞した“あなた”とて例外ではないと……。過度なBGMで煽らず、あくまで“わたし”と同じ第3者の立場で、事象を検証する感覚を創出したのが秀逸でした。淡々と、明らかになっていく真実。気づけば誰もが当事者に。一見弛緩した空気のエピローグに恐怖が纏わりつきます。久々に正統派のオカルトホラー映画に出会えた気がします。流石、中村義洋監督。ホラーを描いても上手いですね。そして手堅く観易いです。今、一番安心して観られる映画監督だと思います。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 8点(2016-10-25 20:27:10)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 6.00点
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100.00% line
225.00% line
312.50% line
425.00% line
5922.50% line
61127.50% line
7922.50% line
8410.00% line
912.50% line
1012.50% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 1.50点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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