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グリーンブック

Green Book
2018年【米】 上映時間:130分
ドラマコメディ実話もの音楽ものロードムービー
[グリーンブック]
新規登録(2018-12-24)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2024-09-01)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2019-03-01)
公開終了日(2019-10-02)


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監督ピーター・ファレリー
キャストヴィゴ・モーテンセン(男優)トニー・“リップ”・バレロンガ
マハーシャラ・アリ(男優)ドクター・ドナルド・シャーリー
リンダ・カーデリニ(女優)ドロレス・バレロンガ
大塚芳忠トニー・“リップ”・バレロンガ(日本語吹き替え版)
諏訪部順一ドクター・ドナルド・シャーリー(日本語吹き替え版)
中村千絵ドロレス・バレロンガ(日本語吹き替え版)
飛田展男(日本語吹き替え版)
石住昭彦(日本語吹き替え版)
てらそままさき(日本語吹き替え版)
村治学(日本語吹き替え版)
梅津秀行(日本語吹き替え版)
魚建(日本語吹き替え版)
大滝寛(日本語吹き替え版)
脚本ピーター・ファレリー
作曲フレデリック・ショパン”Etude in A minor “Winter wind” Op.25-11”
製作ピーター・ファレリー
チャールズ・B・ウェスラー
製作総指揮オクタヴィア・スペンサー
ジェフ・スコール
ジョン・スロス
美術ティム・ガルヴィン(プロダクションデザイン)
字幕翻訳戸田奈津子
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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40.《ネタバレ》 黒人ピアニストと白人運転集兼用心棒のロードムービー。孤独なお金持ちと家族に恵まれた貧乏人の珍道中というだけでなく、人種差別の激しい地域で様々なトラブルを超えていく中で友情を育んでいく様が丁寧に描かれていた。アメリカ南部の風景が美しい。 クリプトポネさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-10-14 20:13:53)

39.《ネタバレ》 グリーンブックとは黒人を優遇して受け入れてくれる施設のガイドブックのこと。

面白かった。お互い性格の異なる2人が旅を通して打ち解けていく様子。美しい音楽、風景、愛、美味しそうな食べ物、テンポの良い展開。

1950年代アメリカ南部。天才黒人ピアニストが白人の用心棒を雇って人種差別が色濃く残る街へ音楽のツアーへまわる。

白人のトニーが持ち前の要領のよさでさまざまなトラブルを解決させる。
黒人のシャーリーは天才ピアニストで品性と教養を持つ。

旅を続ける中で、住んでいるところ、肌の色、貧富の差、権威、権力、立場、様々な偏見にぶちあたり苦難にさらされる。

旅を続けるうちに2人はお互いを理解していく。

旅の移動でアメリカ南部の美しい風景が見られる。その時、2人は何を思い返すのだろう。

実話。 ホットチョコレートさん [DVD(吹替)] 8点(2024-08-02 07:11:40)(良:1票)

38.《ネタバレ》  ピーター・ファレリー監督が、こんな真面目な映画を撮ったのかぁ……と、その事に吃驚。

 「白人」「黒人」「差別」といった属性を備えた品なんだけど、単純に「白人が黒人を救う物語」って訳でもないのが面白いですね。
 主人公のトニーは白人だけどイタリア系であり、劇中にて「イタ公」と差別される側でもあるんです。
 そもそも黒人のドクはトニーの雇い主であり、困窮してたトニーを雇って救ってあげた側という大前提があるんだから、非常にバランスが良い。
 史実では単なる雇用関係に過ぎなかった二人を、無二の親友になったかのように描く事への批判もあるようですが……
 映画の観客に過ぎない自分としては、この両者のキャラ設定は絶妙だったと思います。

 その他にも「二人が旅立つまでが長い」とか「ドクが同性愛者であるという要素は、あまり活かせてない」とか、欠点らしき物も幾つか思い浮かぶんだけど「主人公であるトニーの境遇を説明する為には、止むを得ない」「実話ネタなんだから、同性愛者と示しておく必要があった」と、ちゃんと疑問に対する答えは見つかる為、さほど気になりませんでしたね。
 むしろ、他のファレリー監督作の映画と比べても欠点は少ない方だと思うし、非常に出来の良い、優等生的な映画だと感じました。

 そんな本作の中でも特に好きなのは、トニーが初めてドクのピアノ演奏を聴いて、虜になる場面。
 実際に演奏が見事だったから、観客の自分としてもトニーの感動とシンクロ出来たし、その後すぐドク当人に「感動したよ」って伝えたりする訳ではなく、家族への手紙で「ドクは天才だ」と絶賛してるという、その遠回しな表現が、また心地良いんですよね。
 そういった積み重ねがあるからこそ、本人に直接「アンタのピアノは凄ぇんだよ、アンタにしか弾けない」とトニーが訴える場面も、より感動的に響くという形。

 他にも、コンサートスタッフに「クロなら、どんなピアノでも弾ける」と言われ、トニーが激昂する場面。
 運転中、二人で音楽談義する場面。
 ドクが初めてフライドチキンを食べて、二人で笑顔になる場面も素晴らしいし、二人が親友になるまでが、非常に丁寧に、説得力を持って描かれていたと思います。

 脚本や演出の上手さという意味では「拳銃」の使い方も、本当に見事。
 「銃を持ってるというハッタリ」の伏線が「本当に銃を持ってる」という形で回収される鮮やかさときたら、もう脱帽するしかないです。
 この拳銃の発砲シーンって「酒場で札束を見せたがゆえに、ドクが殺されてしまうバッドエンド」を予感させておき、そんな悲劇を銃声で吹き飛ばす形にもなってるのが、実に痛快なんですよね。
 ともすれば一方的な「黒人って可哀想」映画になりかねない中で、ドクを襲おうとした黒人達って場面を挟む事により「黒人は常に被害者という訳ではなく、加害者とも成り得る」と示す効果まであるんだから、二重三重に意味のある、忘れ難い名場面です。

 それはその後の、親切な警官に助けてもらう場面も、また然り。
 「南部にも良い人はいる」「警官にも良い人はいる」という、当たり前の事を当たり前に描いてくれる配慮が、本作を万人が楽しめる傑作たらしめていると感じました。

 本来ドクにとっては屈辱なはずの「黒人が白人の為に車を運転する」という行いで、トニーを助けてあげる終盤の展開も良かったし……
 最後に、トニーの妻には「手紙」の秘密がバレていたと示す終わり方も、非常に御洒落でしたね。
 それまで出番は少なめだった「トニーの妻」というキャラクターが「素敵な手紙をありがとう」という一言により、一気に魅力的になったんだから凄い。

 良質な脚本と、良質な演出を味わえる好例として、映画好きな人だけでなく、映画作りをする人達にも、是非観て欲しいって思えるような……
 そんな、素敵な一本でありました。  ゆきさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2024-02-17 13:21:33)(良:4票)

37.《ネタバレ》 こんな話があったなんて知らなかった。調べるとかなり脚色されているようだけど、映画としては最高。この時代の音楽も昔から好きだし、車やファッションも、酒場の雰囲気も最高の時代。人種差別はベースボールものの映画でも、これまでに幾たびか見てきたけど、それらも含めてアメリカ文化の魅力なんだと思う。決して支持など微塵もしてないけど、そこにドラマがある訳だから。黒人レストランで、わざわざクラシックから入るのは何故か不自然に感じだ。それが無かったら9点かな。 ♯34さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-01-09 20:53:15)

36.《ネタバレ》 評価が良いのでずっと見たかった作品、やっと観ました。やー、感動してしまいました。「最強のふたり」のような、「ドライビングミスデイジー」のような、既視感ありありです。ピアニストのドクは孤独を顔だけで表現する訳でもなく「黒人でもなく、白人でもなく、男でもない自分はどうしたらいいんだ!」とか一番の心の叫びを普通にセリフで言っちゃったりで。用心棒のトニーは普通にめっちゃイイ奴で、クルマ運転して、ちっちゃいトラブル片付けて、8週間の出稼ぎを終えて、ただ家に帰っただけ。なのに何なんでしょう、この感動。人種差別問題にしても、ここでの白人たちは「決まりだから仕方ないんすよ」的な描かれ方をしていて、かなりマイルド。人種問題だけに振り切った硬派な作品とは違い、普段お調子者のお父さんが仕事に行ったら、一回り大人になって帰って来た、みたいなあれです、「はじめてのお使い」。でそのお仕事を隠しカメラで見ちゃってて、なんか感動、みたいな感じ。白人の描かれ方がどうのとか批判もあるようですが、そうゆうのじゃない気がする。こういう映画で単純に感動できる鑑賞者でありたいと思う。ヴィゴモーテンセンはいつもとイメージの違う役を演じ分けていて素晴らしいです。ブラボー。 ちゃかさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-11-22 15:07:51)

35.無駄のないストーリー展開で、素晴らしい映画だと感じました。
よい映画を観た後は、気分が良いですね。

南部にツアーに出た勇気は、なにを求めていたのだろうか。 cogitoさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-06-16 00:25:31)

34.人種差別の描写が緩いと言う人が居るけど多分そうだと思う。でもリアルに知りたければドキュメンタリーでも見てください。

もう1つ。アメリカの差別は醜いという意見にも一言。日本にだって同じように差別はあります。

黒人という人はいないし、白人という人もいない。みんな名前がある個人です。

エンターテイメントにくるみながらも個人と個人が交わり勇気を出せば変わる、というメッセージがとても強く伝わってくる映画です! amickyさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-27 11:19:02)

33.主人公がとにかく魅力的である。
ガサツで無学だが、思いやりや家族愛にあふれる。
何かのトラブルも暴力に頼るだけでなく、臨機応変に対応する様もかっこいい。
役者の演技もさることながら、吹き替えの声優のキャスティングも素晴らしい。

この主人公と正反対の属性の黒人ピアニストシャーリーが徐々に心を開いて打ち解けていく、心あたたまるお話。
ラストだけなんか微妙だった。シャーリーが突然家に来て何か微妙な空気になるんだけど、何でラストであんなモヤモヤする展開をぶちこんできたのか、残念。 椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 8点(2022-11-04 12:35:37)

32.生まれも性格も違う二人が旅を通じて理解し合うロードムービー。
予定調和でラストも予想できる内容なんだけどそれでも面白い。 misoさん [地上波(吹替)] 8点(2022-05-04 23:38:41)

31.主人公の成長物語ですね。
奥さんが理解者なところが暖かみが増す。
でも結局インテリだからなぁ。
出てくる料理はどれも美味しそーでした。 すたーちゃいるどさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2022-05-03 15:44:12)

30.現実はもっと不愉快で陰湿な状況だったと思いますが…
なかなか被差別の無念さや怒りを当事者感覚で理解するまでには至りませんが、「最強のふたり」を彷彿させるグッとくる映画でした。 ProPaceさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-31 21:21:56)

29.人種差別の難しいテーマながら暗くなくテンポよく進む力強い脚本に飽きがこない。
旅を続けていくうちに芽生える友情は垣根を超えたスッキリ爽快のロードムービー。見ていて心地よい。
ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの配役も素晴らしい。
オスカーで頷ける作品ですね。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-31 22:16:39)

28.最初に based onではなく inspired byとあったので、製作者は「演出も加えていますよ」という意味を込めているのだと思う。制作年から50年以上前の話なので、当時を知る人も減り、記憶も鮮明では無くなっているということもある。それを「真実に基づく」と訳してしまうと誤解が生じると思う。「事実を元にしたフィクションである」ぐらいにしておいた方が、良いのではないか。
とはいえ、内容的にはとても良かった。直近でも Black lives matterが大きな社会現象になるぐらい、未だに人種差別問題が歴然と残るアメリカでは特に意義深い作品なのだろう。ドンが「暴力では何も勝ち取れない。威厳を持ち続けることだけが勝つための方法だ。」と言うが、それが用心棒兼ドライバーに向けられたものというのが、問題の複雑さを示している。最初は距離のあった二人がお互いから学んでいく姿は、見ていて微笑ましいものだし、見習いたいと思う。
実話モノ、人種を超えた友情モノとして「最強のふたり」を思い出した。あちらもいい映画。 くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-01 08:01:17)(良:1票)

27.この様な素晴らしい映画がアメリカで作られていても、それでも今でもなお、アメリカ南部では黒人が一般公共施設を利用することを禁止制限した法律が存在していることが驚きですね アキラさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-26 14:24:17)

26.とても心温まる素晴らしい作品素晴らしいロードムービーでした!
助演男優賞獲ったマハーシャ・アリも良かったけどさ、
個人的にはヴィゴの役作りハンパないってw シネマブルクさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-22 02:43:35)

25.重い話しなのかな、暗い話しなのかな、と勝手に敬遠しておりましたがそんな事はない、あっという間の2時間でした。
紳士すぎるドクターと江戸っ子イタリアンは最高のコンビだと思います。
教科書でしか見たことのなかった信じられない差別描写は私には(表現として)新鮮でしたよ。今も大変な問題になっている事を忘れてはいけませんね。
美しく、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる素晴らしい作品でした。 Kの紅茶さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-31 02:42:20)

24.《ネタバレ》 「粗にして野だが卑にあらず」的な主人公が魅力的。対象的に孤独なエリートとして描かれた〝ドクター〟との絡みも、硬軟織り交ぜていい感じ。特に最終盤、演奏キャンセルから帰路、そしてラストの奥さんのセリフに至るまでの展開は、けっこうグッと来ます。
しかし、残念に思う点もいくつか。まず先々で起きるトラブルがいずれも紋切り型というか、黒人差別を扱った映画で何度か見たことのあるシーンの焼き直し感が否めません。どこまで実話ベースなのかはわかりませんが、無理やり創作感が漂います。あるいは実話ベースであるがゆえに、あまりぶっ飛んだエピソードを創作できなかったのかもしれません。
そしてもう1つ、そもそもなぜニューヨークで成功しているピアニストが、わざわざ偏見の坩堝である南部を回ろうと思ったのか。そして回った結果、何か得たものはあったのか。バンドメンバーの口からサラッとは語られましたが、本人は一言も言及しませんでした。この部分を少しスッキリさせてほしかったかなと。 眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-12 02:29:55)

23.《ネタバレ》 完成度の高い素晴らしい作品
役にもハマり、演技も素晴らしい主演の二人・綺麗な奥さん

狡猾な白人男トニーとロンリー天才ピアニストのドクターのロードムービー

欲を言えば、元は黒人が使ったコップを捨てる程黒人嫌いだったトニーが
割と序盤の手紙で「ドクはいい奴」というトニーの心境の変化が観られるのだが
変化までが急で観てる側にもそう思える過程を描いてほしかったくらい

割と期待をして観ましたが、それでもなお楽しめました! メメント66さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-13 17:26:01)

22.ドクは、黒人っていうだけでなく、ゲイでもあったわけなんですね。

でもトニーは黒人であることもゲイであることも、気に留めない。


イタリア系移民っていうことで、すでに差別されているせいか、弱いものの気持ちが分かってるのかなと。


トニーにだんだん下品にされていく(フライドチキンとか、聞く音楽とか)ドクと

ドクにだんだん上品にされていく(手紙のセンス磨きとか)トニー。

普通に心地よい作品だった。


アカデミー賞の授賞式は見ましたが、オクタヴィア・スぺンサーが作品賞受賞のときに舞台に上がっていて
「え?彼女出てたっけ?」と思ったら、エグゼクティブ・プロデューサーだったんですね。

貫禄ついてきましたねぇオクタヴィア。 フィンセントさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-07 11:31:47)(良:1票)

21.アメリカは、この時代も今もいろいろ問題のある国ですが、こういう映画が作れるのはこの国の素晴らしい所ですね。
本当にうらやましい。
それでも問題は解決していないんですよね。 海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-04 14:42:40)

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【点数情報】

Review人数 102人
平均点数 8.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
510.98% line
6109.80% line
71716.67% line
84039.22% line
92827.45% line
1065.88% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.57点 Review7人
2 ストーリー評価 8.16点 Review12人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review12人
4 音楽評価 8.23点 Review13人
5 感泣評価 6.80点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 受賞 
主演男優賞ヴィゴ・モーテンセン候補(ノミネート) 
助演男優賞マハーシャラ・アリ受賞 
脚本賞ピーター・ファレリー受賞&ニック・ヴァレロンガ&ブライアン・クリー
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ヴィゴ・モーテンセン候補(ノミネート) 
助演男優賞マハーシャラ・アリ受賞 
監督賞ピーター・ファレリー候補(ノミネート) 
脚本賞ピーター・ファレリー受賞&ニック・ヴァレロンガ&ブライアン・クリー

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